伊賀市上野地区では、随分前から(旧上野市時代から)児童福祉会連合会が主催で子供達を対象にした、ミステリー列車の運行を実施しています。これは同会の事業の一つとして毎年実施されているものです。私もこの事業には過去4回、子供と共に参加したことがあります。最近の3年ほどは近鉄の「あおぞら」号を使用した、伊賀神戸駅発着の実施でしたが、その前はJRの車両を使用し、伊賀上野駅発着のミステリー列車でした。初めて参加した時は、平成13年で、伊賀上野〜木津〜京都(目的地は京都市立動物園)〜草津〜柘植〜伊賀上野のルートで、使用車両は当時、JR西日本管内で貴重となっていた京都総合車両所の国鉄色キハ58・28系気動車6両が使用されました。個人的には、伊賀上野〜京都を環状に辿るという経路も非常に面白いものでありましたが、当時、関西本線から定期列車では既に姿を消していた往年の急行型車両に乗車できたのは何よりも興味深いものがありました。車内は終始、子供達の元気な歓声が響き、木津などでの方向転換や途中駅の停車の度に「さあ次はどこの駅に向かうのでしょうね?」といったクイズの放送が入るなど楽しい演出がされました。列車は子供達の元気に負けないくらいの豪快な走りで、かつての関西、草津、奈良線に走った急行「かすが」、「平安」、「しらはま」号を彷彿とさせるものがありました。同乗した親御さん達からは、車内に響く振動と騒音に、これ「20年くらい前の古い車両だな」という感想が聞かれましたが、それを聞いて、「いえいえなんの40年ちかく経ってますよ、貴重な車両ですよ」と訂正したくなりました。画像は京都駅に入線するミステリー列車。うえのっ子というヘッドマークも付けていました。 |