2回目に参加したミステリー列車は平成14年の秋で、行き先は鳥羽でした。多くの参加者が当然ながら行き先を知らされない中で、私は鉄道写真愛好家向けの月刊誌「鉄道ダイヤ情報」により、行き先、運行ダイヤ、車両運用を事前に知ることが出来ました。勿論、子供には内緒にしていました。経路は伊賀上野から亀山、多気を経由し鳥羽を目指すルートで、使用された車両はJR東海所属のDD51と特急型客車の14系6両という編成でした。この組み合わせも非常に貴重なもので、JR東海の14系客車は今や廃車ないし他社への譲渡によって全てなくなってしまっています。当日もこの列車を撮影するカメラマンの姿が沿線のあちこちで見受けられ、参宮線の有名な撮影地ではSL列車か、はたまたお召し列車でも来るのかと言わんばかりの鈴なりの人手で、同乗した子供や親御さん達もビックリした様子でした。ついに主催者側から「この列車はとても珍しい列車ですよ」と言った案内放送がされた程でした。伊賀から鳥羽への常套手段は勿論近鉄ということになります。特急なら伊賀神戸から約1時間で行けるところを、3時間かけてゆっくりと進みました。しかし、子供達の学習の場としてはこれで丁度良い時間ですし、スローな旅の良さを感じた大人も少なからず居たのではないかと思いました。 そんな旅を体験できるのもJRならでは、ではないでしょうか。 画像=伊賀上野駅で発車を待つミステリー列車。この時はヘッドマークの装着はありませんでした。 |