ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2006/10/01 20:54:38|伊賀線のこと
伊賀線は3セクに
存続問題で揺れる伊賀線ですが、先日の報道によりますと、その概要が明らかになりました。来年7月を目途に、その運営を近鉄から分離し、伊賀市が出資する新会社に移行、設備等の保有、管理は近鉄がそのまま続けるというものです。現在、年間4億円以上の赤字を生み出していることから、伊賀市は来年度予算で約6500万円程度の財政支援を見込んでおり、通学生の運賃激変緩和などに充てられるようです。また、一昨年の市町村合併で、国から認められる合併特例債(市債)を活用し、新車両の導入も検討されているそうです。これらの存続策が打ち出されたことにより、伊賀線の存続に向けた動きが加速すると思われますが、特に税金を投入することについては、市の市民に対する説明責任が十分果たされ、理解と協力が得られることを切望するところです。また、赤字解消だけを目的とせず、伊賀線が将来も、地域の重要な公共交通機関として機能するように、根本的なテコ入れも絵を描いていく必要があると考えます。そのためには相当な投資も必要になるかもしれません、しかし高い公共性が見出されるならば、それも歓迎されることだと思います。今後、どういう策が必要になるか、ここでも是非考えていきたいと思います。







2006/09/25 20:58:55|遠征記
餘部鉄橋の話

 今回は、伊賀から離れた山陰本線の餘部鉄橋のお話です。ご存知の方は多いと思いますが、餘部鉄橋は兵庫県の日本海側に位置し、山陰本線の鎧駅と餘部駅の間にある全長約310メートル、高さ約41メートルの鉄橋です。山と山に挟まれた港町の入り江に面した深い谷を、まるで天空をゆく鉄道のごとく列車が通過していきます。この橋の歴史は古く、明治45年(1912年)に完成したもので、トレッスル型と呼ばれる種類の橋としては今も日本一の高さとその美しい姿を誇っています。このようなこと以外にこの橋を有名にしたのが、昭和61年の年末に起きた列車転落事故でした。ディーゼル機関車牽引のお座敷列車(みやび)が回送中に横風を受けて真下のカニ加工工場に転落し大勢の犠牲者が出たことです。以来、この鉄橋を渡る列車は風速20メートルを超えると抑止されることになり、冬場を中心に運休や遅れの出る列車が増えることになりました。このことが輸送の障害となり、近く、新しいコンクリート橋への架け替えが始まることになったのです。今、架け替えを前に、文化遺産とも言えるこの鉄橋を訪れる人が多いと聞きます。私も昨年の夏に初めて餘部鉄橋を訪れました。鉄橋を見学する人への利便のため、豊岡駅と浜坂駅の間に臨時快速列車(あまるべロマン号)が運転されており、私も城崎駅からこの列車に乗車しました。列車はかつて山陰、福知山線の特急で活躍した車両で先頭車は大きな展望構造になっています。運よくその展望席に座ることができ、前面展望を楽しみました。山陰地方独特の小さな漁村の集落を幾多の山を越えながら通り過ぎて、鉄橋手前のトンネルを抜けると、視界が大きく広がり鉄橋を渡ります。餘部の集落を眼下に進行方向右側に日本海を見ながらゆっくりと渡っていきます。座席が高いところにあることもあって、空中を進んでいる錯覚に陥ります。数十秒で渡り終えると、すぐに餘部駅に着きました。私は、ここで下車し、間近で鉄橋を見学することにしました。駅から集落へは山道を下ったところにあり、その間、横目に橋脚を眺めることができます。下りきった場所から見上げる鉄橋のなんと迫力のあることか、複雑に入り組んだ橋脚の造形も、一見の価値があります。今から90余年も前に作られたとは思えない工作物だと感動すると同時に、建設当時の労苦も如何ばかりであったかと思いを馳せました。それにも増して私の心を釘付けにしたのは、美しい日本海を背景に、木造民家が連なる漁村集落、周囲の山々と餘部鉄橋が織りなす風景です。これは日本の原風景のようでもありました。新しいコンクリート橋が出来れば、この鉄橋は役目を終えます。安全運行のため致し方はないのですが、なんとも惜しい風景だとつくづく思いながら帰りの列車に乗り込みました。新しい鉄橋の着工は来年だとか、それまでに皆さんも一度、訪れてみてはいかがでしょうか?







2006/09/24 22:16:25|撮影日記
撮影日記(9/24)・・・しかしウヤ!
 今日は、久しぶりに関西本線天王寺〜名古屋間に直通のお座敷列車(きのくに号)が臨時運転されるという情報を得て、喜び勇んで撮影に出かけました。日頃から、撮影の際にご同行願っている、tetuさんも一緒です。列車は名古屋へ向けて、伊賀地域を10時10分から40分頃にかけて通過する予定です。それにあわせて撮影する場所を思案しましたが、結局、佐那具駅東側のSカーブで撮ることとし、線路端の田んぼの畦で列車を待ちました。しかし、通過予定時刻を過ぎても一向に現れません。後続しているはずの普通列車が来てしまい、何やら嫌な感じがしてきました。こういう臨時列車は、少しの支障で遅れが出ることが予想され、まして列車密度の高い天王寺〜木津間を通り越えてくることから、その可能性もあります。せっかく来ているので、しばらく待つことにしました。私達の後方の直線区間で待っていた人達にはあきらめて帰っていった人もいるようです。暫らくすると三脚とカメラバックを下げて線路際を佐那具駅方向へ歩いていく人がいます。その人が私達に気づき、一言、“ウヤですよ”・・・がっかり!ウヤとは鉄道用語で列車運休の意味です。団体臨時列車は、催行予定人員に達しないなどで直前に運行を取りやめることがあり、恐らくそうだったのでしょう。こういうことは結構あって、私達も経験したことがあります。まあ、こういう日もあると気持ちを切り替えて、情報交換や今後の撮影活動の計画を立てるなど久しぶりの鉄談義に花を咲かせました。画像は撮影予定だったお座敷列車きのくに号です。







2006/09/13 23:04:47|鉄道模型その他
リアルサウンドD51
鉄道模型の醍醐味は車両の収集と走行させて楽しむことですが、昨日、HO(線路幅16.5ミリ)の老舗ブランド天賞堂から発売されたD51型蒸気機関車の模型を購入しました。天賞堂と言えば精巧かつ芸術的な真鍮製模型のメーカーとして有名で、お店も東京銀座4丁目(時計台の和光の近く)にあります。HOの蒸気機関車模型なら1両20〜30万円もします。そんな高級鉄道模型メーカーがより安価に走行を楽しむ模型としてリリースしたのがこのD51なのです。このモデルは材質をダイキャストとしており、真鍮製と比べても質感的に遜色はありません、細かいパーツもしっかり付けられており、十分精巧に出来ています。そして何より特徴となっているのが、通常の走行用コントローラーで本物のD51から収録した走行音や汽笛の音、停車時のブレーキ音などとてもリアルな音が模型の速度と連動して出せることなのです。これは走行を楽しむ鉄道模型の楽しさを何倍にも広げてくれます。予約から約半年を経てようやく手に入れることができました。選択式のナンバーは亀山機関区に所属した91号機としました。区名札も小さいながら亀としてあります。暫らく試運転を行って、我が家の鉄路で活躍してもらおうと思っています。







2006/09/10 15:42:53|伊賀線のこと
伊賀線で気分転換
ここのところ、夏の疲れが出るのか心身ともにしんどくて、イマイチ気分がすぐれませんでした。昨日(土曜日)も朝から頭痛がして、昼食後もゴロゴロ惰眠していましたら、次男が電車に乗せてくれとせがみます。気が進まないので“明日にしよう”と言うと大泣きです。仕方なく、伊賀線で伊賀神戸まで往復くらいならと出掛けました。丁度、赤忍者編成がやってきて、次男は大喜び、靴を脱いで車窓を楽しみ始めました。私はというと、外は蒸し暑く、ただでもしんどいのに体に堪えましたが、車内に入ると程よく冷房が効いていて、心地よく、次男と一緒に車窓を見るうちに、見慣れたはずの景色が新鮮に見えてきました。稲刈り作業に精を出す老夫婦、美しく刈り取られた田圃の風景を見るにつけ季節はもう秋なんだと実感させられました。夕映えの山々も里の風景も伊賀線の心地よい揺れに体を任せていると、遠い旅で見る景色のようです。伊賀神戸まで行ってそのまま同じ電車で戻ってきましたが、僅か1時間ほどのミニトリップが私をリフレッシュしてくれました。もう夏バテなんて言ってられない、明日からはもうちょっとシャキッとしようと思いました。こんな気分転換の機会を与えてくれた次男と伊賀線に感謝です。