17日の夜から、残り少なくなった国鉄型車両を求めて新潟、長野県へ鉄道旅行をしてきました。「鉄道写真館1972〜」を主宰されているtetuさんにご同行いただき、乗り鉄&撮り鉄を楽しんできました。まずは1日目、大阪駅10番ホームから発車する夜行寝台急行列車「きたぐに」号で、最初の目的地糸魚川へ向けて出発です。急行「きたぐに」号はかつて東海道、山陽本線や東北本線の特急列車で活躍した583(581)系電車です。登場当時は青とクリームの塗り分けで新大阪〜博多間の特急「月光」号でデビューしたことから月光型とも呼ばれています。世界ではじめての座席車と寝台車の両方を兼ねられる車両であるため、昼夜兼行の働き者として重宝されました。現在はこの「きたぐに」号だけが唯一の定期列車となっており、ほかにJR東日本で臨時用に使用される2編成があり、JR西日本の「きたぐに」用6編成とあわせ8編成のみが活躍しています。「きたぐに」号は北陸、信越本線などを経由し大阪〜新潟間を約9時間かけて結んでいます。1日1往復、今やJRで急行と名の付く列車はごく少数ですが、その中でも夜行寝台急行は東京〜大阪間の「銀河」とこの「きたぐに」だけです。私としては、希少な列車が齢約40年の583系で運転されているとあって、乗車体験しない訳にはいかなかったという訳です。23時過ぎ、金曜日の大阪駅は勤め帰りのサラリーマン達でまだまだ混雑しています。大阪環状線や京都、姫路方面へのホームには満員の列車がひっきりなしに発着しています。そんな喧騒をよそに北陸方面への優等列車が発車する10番線はひっそりとしており、「きたぐに」は少々くたびれた車体を横たえていました。編成は10両、塗装こそJRオリジナル色に変わっているものの国鉄の匂いがプンプンする姿で優等列車としては十分な貫禄です。記念撮影もそこそこに発車時刻の23時27分が近づいてきました(続く)。 |