ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2006/12/12 23:29:50|撮影日記
撮影日記(12/10)
今日は、関西本線亀山〜柘植間(通称:加太越え)にJR西日本の団体臨時用客車(ジョイフルトレイン)「あすか」が入線しましたので柘植近くの採石場前まで撮影に出掛けました。日曜日の朝であり、前日に夜遅くまで用があったことから、当初、撮影の予定はありませんでしたが、意外に早く目が覚めたのと天候が回復していたことから予定変更となりました。JR各社では、これら団体臨時用車両の廃車が相次いでおり、そろそろ見納めが近づいていると噂されています。「あすか」も例外ではないでしょうから、機会があれば記録すべきかと思っています。出来れば、加太〜柘植間にある築堤の大カーブで撮影したいところですが、間に合いそうにもないので、手軽なこの場所を選びました。同業者は私のほかに2名おられ、そのうち奈良から来られた方によると大カーブは早朝から、すでに多数の人が陣取られているとのことでした。これはディーゼル機関車が牽くこのような列車自体が、全国的にも貴重なものになりつつあるためであると推察できます。鉄道談義に花を咲かせていると暫らくして加太越えをした列車が近づいてきました。そして私達の前をゆっくり通り過ぎていきました。見送りざまに見た車体の傷みがちょっと気になりました。







2006/12/12 23:04:32|蒸気機関車
京都・梅小路蒸気機関車館訪問記
京都市内で所用があったため、空き時間を利用して、梅小路蒸気機関車館を訪ねました。機関車館は旧国鉄が昭和47年に鉄道開業100周年を記念して、蒸気機関車を鉄道文化遺産として、動かせる状態で(動態保存)後世に伝えることを目的に、かつて、東海道本線などの幹線用蒸気の基地であった梅小路機関区を利用して開館したもので、現在、18両が保存されています。私がここを初めて訪れたのは、開館間もない小学校3年生頃でした。当時、数多くの黒い巨体が扇形の車庫に鎮座している様を目の当たりにして、大変な衝撃を受け、一種の怖さを感じた程でした。その後、子供を持つようになって以来、数度訪ねましたが、昔と違って、伝統的な二条駅駅舎が移築され活用されていたり、実際に機関車が牽く列車(スチーム号)に乗車できたりと随分リニューアルされていました。しかし肝心の機関車達は変わることなく磨かれ、輝き続けていたのには感心しました。今でも本線走行可能なものもあり、維持には相当な努力が払われていると思います。今回は一人でゆっくり見学し、カマに火の入ったD51、憧れのC622号機や「やまぐち」号で活躍し戻って来たC571号機の整備風景をじっくり眺めることができました。考えてみれば、こんなに近くで生きた蒸気機関車に会える場所がある訳です。今度は是非、子供と一緒に訪ねようと思いました。







2006/11/28 23:14:12|関西本線のこと
キハ120型に変化あり!
 関西本線非電化区間でお馴染みの軽快気動車キハ120型ですが、最近、小改造を受けている車両が増えている事にお気づきでしょうか?一つは登場当時から設備がないことで利用者から不評であったトイレの設置です。昨年頃から車両工場へ検査入場する車両から随時取り付けられた模様で、現在までに殆どの車両に設置が済んだ模様です。取り付け位置は加茂寄りの進行方向右のドア付近です。この部分の座席(ロングシート部)が取り払われたため、着席定員が減少したことになりますが、加茂〜亀山間では乗車時間が比較的長いため、乗客へのサービスとしては著しい向上となりました。二つ目は外観上の変化として、車両前面に強化スカートを取り付けた車両が登場していることです。JR西日本では近郊型電車で既にこのような措置が取られたものを見受けますが、気動車でも取り付けが始まったようです。これは車両の安全対策の一環であると考えられますが、従来型スカートに比べ車両前面の印象が変わり、重厚な感じに見えますね。平成5年に関西本線の体質改善策として登場以来、活躍を続ける同車ですが、乗客へのサービス向上と安全対策の強化を図っていることは好ましいことと思います。(画像=強化スカートに交換したキハ120型)







2006/11/24 23:28:26|遠征記
国鉄型三昧!大糸線訪問記E   
大糸線訪問でのスナップです。左上=平岩で停車中のキハ52国鉄標準色 左下=キハ52の運転台、中上=小滝〜根知間の橋梁を行くキハ52首都圏色 右上=糸魚川構内にあるレンガ車庫、冬季に向けてラッセル車DD16もスタンバイ中でしょうか。







2006/11/23 23:10:29|遠征記
国鉄型三昧!大糸線訪問記D    
小滝駅はその昔、大糸線が全通するまでは糸魚川方面からの終着駅だったことから、山間の小駅でありながら、瀟洒な駅舎を持ち、交換設備や貨物側線の跡を見ることが出来ます。駅の壁に貼られた「熊出没注意」の貼紙に恐れおののきながら、駅前の国道を進み、姫川に架かる橋梁で上下列車を撮影することにしました。早朝の小雨もようやく上がり、青空も見え、列車の通過する頃には絶好の光線状態となり、紅葉の山々を背景に気持ちよく撮影することができました。駅へ戻ると神戸から撮影に来たという方とお会いし、しばし鉄談義に花を咲かせた後、私達は再びキハ52に乗り、色づく山々と清流が織り成す素晴らしい景観を堪能しながら糸魚川に戻りました。糸魚川では少し駅前を散策し、有名なレンガ車庫とキハ58・28などを撮影。ラッセルヘッドを付けたディーゼル機関車も庫から顔を出していました。そういえば昨冬、大糸線は大雪に見舞われ約1ヶ月も運休になった苦い経験があります。平成7年には水害で未曾有の被害を受け奇跡の復旧を遂げるなど、常に自然災害と向き合いながら、厳しい経営を続けていると言われています。古いディーゼルカーを国鉄色に戻したり、これらを使ったリバイバル列車を運行するなど、全国の鉄道ファンに注目される路線の一つではありますが、それらがこの路線の経営安定化により寄与するためには、私達ファンも撮影だけでなく出来るだけ乗車して収入増に貢献し、路線の魅力を発信していくなどの支援が必要だと思います。また、タレントを使ったTVCMで宣伝していた、京阪神から白馬方面へのスキー列車「シュプール号」も大糸線の冬の常連でありましたが、長野五輪にあわせて整備された道路網の充実により、スキー客の鉄道離れが進んだのか、最近は全く聞かなくなってしまいました。この日も学校休校日であるためか午前中に乗車した列車は全て乗客10数名程度と寂しい状況でした。私達は、帰路もう一度キハ52に乗り込み、途中、早朝に降り立った平岩で途中下車し、駅近くの姫川温泉というところで日帰り入浴を楽しみました。湯量の多い硫黄の香りのするいいお湯の温泉でしたが、紅葉シーズンの土曜日であるにもかかわらず、旅館街はひっそりとしており、立ち寄った旅館も私達以外にお客さんは居ませんでした。大糸線非電化区間の沿線は自然のパノラマが堪能できる素晴らしい車窓風景と、温泉など沿線の魅力は十分あると思います。鉄道と沿線地域が活性化するにはどうすればよいか、ここでもまた同じ課題が頭をよぎりました。そんな難しい命題と温泉でありつけなかった昼飯のことを心配しながら、私達は南小谷から新宿直通の特急あずさに乗車。非電化区間との落差に驚きながら松本へ向い、中央線の特急しなので木曽路を抜けて戻ってきました。