今日は、朝から春のような陽気だったので、息子を自転車に乗せて近所を散歩していたところ、伊賀線の踏切で電車を見るなり、“電車に乗せて!今すぐ乗りたい!”とせがまれました。持ちあわせもなかったことから、一旦家に戻り、妻に事情を話したところ、“私も行きたい”という始末。陽気がお出かけ心をくすぐったのか、結局、下の子も連れて4人で乗り鉄をすることになりました。どこまで行こうか検討した結果、以前から、子供と乗り鉄しようと思っていた近鉄〜JRでの一筆書きルートに決定。昼食を食べた後、まずは伊賀線に乗車、暖かかったことから窓を開けて、沿線に咲く満開の梅の花などゆっくり流れる車窓を楽しみました。伊賀神戸で宇治山田行き急行に乗り換えて一路松阪へ、先頭車両の運転士の後ろにかぶりつき、前面展望を堪能。“あっアーバンライナーだっ!伊勢志摩ライナーだっ!”擦れ違う覚えたての列車に歓声が飛びます。英才教育が功を奏しているようで少し嬉しく思いました。松阪ではJRに乗継ぐまでの時間、駅前を散策しました。その後、駅へ戻り、紀勢本線亀山行き普通列車に乗車します。こちらは私好みのディーゼルカー国鉄型キハ40系(4連)でした。近鉄電車とはまた違う趣があり、ディーゼルサウンドも高らかに重厚な走りで伊勢平野を快走します。車窓を良く見れば、伊賀よりも伊勢の方が春の訪れが早いのでしょうか、菜の花が満開だったりと、野原はすっかり春到来という感じです。亀山ではお馴染みの関西本線の列車に乗り換えます。子供達はそろそろ疲れてきたのか、眠ってしまいました。妻はこの区間を乗車するのは初めてだと言います。途中、昨年廃止された中在家信号場のスイッチバックを車窓から見ました。今のところ、線路やその他の設備はそのまま残されているようです。ただ、赤錆びたレールが少し寂しく感じました。加太越えを無事済ました列車は、夕日に照らされた伊賀盆地を快走し伊賀上野に到着。ここからは三重交通バスに乗り換えて家路につきました。 画像は今日のではありませんが、乗車した列車と同じキハ40系ディーゼルカー(松阪、亀山にて) |