1月には、伊勢神宮への初詣臨時列車で賑わった関西本線ですが、それ以来、珍しい列車の往来は全くなく、線路端でカメラを構える機会が無くなっていました(笠置の桜は出掛けましたが・・・)。しかし、昨日、ふと立ち寄った書店で情報誌を見たところ、今日のお昼に名古屋から天理に向けてDD51型ディーゼル機関車が牽く客車(14系)列車が臨時運転されることを知り、急遽、職場の昼休みを利用して伊賀上野〜佐那具間の直線ポイントに昼ごはん持参で撮影に出掛けました。これは年に2度ほど運転される天理教信者のための団体輸送列車(天理臨)で、昨年も夏に撮影したことがあります。伊賀地区を丁度お昼(12時35〜55分頃)に通過するため、撮影ポイント次第で昼休みの出撃が可能なのです。14系客車は旧国鉄時代に特急用として製造された客車で寝台特急に使用されるブルートレインと同じようなカラーリングとなっています。編成は4両とやや短めでしたが、関西本線を名古屋〜奈良と経由し桜井線の天理まで直通する経路は、かつて急行かすが号が天理教信者向けの臨時運転で天理まで延長運転していた時期もあったことから、その再来ともいえるでしょう。名古屋〜天理なら名阪国道利用が早いように思いますが、最近は工事渋滞で思うように走れない日が多いと聞きます。関西本線利用なら鉄道では最短ルートですし、事故や渋滞知らずの快適アクセスが可能です。同線活性化のためにも、今後もこのような列車がさらに増えることを期待したいです。 |