ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2007/06/03 19:50:53|鉄道模型その他
鉄道博覧会in伊賀
今日(3日)は、先日、相互リンクをお願いしている上野高校鉄道研究会会長氏から紹介のあった「鉄道博覧会in伊賀」へ家族とともにお邪魔してきました。上野ふれあいプラザ2Fの交流広場が会場で、元スーパーニチイの売場であった広いスペースを活用して、同校のほか立命館や同志社の大学鉄道研究会(同好会)や兵庫の神港高校鉄道研究部がそれぞれの研究発表、写真、鉄道模型ジオラマを展示しており、大変見応えのあるものでした。特に地域鉄道の現状を記した研究発表は、鉄道を単に趣味の対象とするだけでなく、鉄道の活性化という大きな課題に対して真剣に取り組もうとする意気込みが伝わりました。また人気番組にヒントを得た鉄道トリビアは知らないことも多く、まさに“へぇ〜”という感じでした。子供達は鉄道模型の大きな集合レイアウトに釘付けで、触って壊さないかひやひやしましたが、あれだけの規模で運転会が開かれるのもこの地域では初めてではなかったかと思います。貴重な鉄道部品なども展示されており、かつて関西本線のどこかの駅で使用されたと思われる行き先表示機(パタパタ式)の急行かすが10号や平安号の札などもあり興味をひくものがありました。過去に伊賀地域でこのような催しは記憶になく、伊賀線の存続問題や関西本線の電化問題などこの地域の鉄道活性化には、まず市民一人ひとりが鉄道への理解を深めることが大切だと思います。そうした機会としてこのイベントは意味があったのではないでしょうか?欲を言えば、もっと告知宣伝をすると良かったかも。私も出来ることがあったと思い、反省しています。何はともあれ、関係者の皆様お疲れさまでした。今後も様々な活動を続けて欲しいと切に願います。期待していますね。(画は記事に関係のない、キハ58系で運転されていた頃の修学旅行臨時列車です。伊賀上野にて)







2007/05/27 14:08:35|遠征記
大回り乗車初体験
土曜日の午後、次男の子守鉄(子守をしながら鉄道を楽しむ)をするため、最近、新聞などでも紹介されているJR線の大回り乗車を楽しんできました。これは、JR線の特定の区間内であれば同じ区間を2度通らない限り、最小料金でどのような経路を辿っても良いというルールを利用したもので、伊賀地域であれば大阪の近郊区間になりますので、例えば伊賀上野から佐那具まで行くのに、奈良、和歌山、大阪、京都、近江塩津、米原、草津、柘植を経由する大回り経路で行くことが出来るのです。勿論、料金は伊賀上野〜佐那具間の1駅料金で良いのです。ただし、途中駅で下車すれば、その時点で精算が必要になりますので、ひたすら乗り続けることが条件です。食事などは、名物駅弁を食したり、大きな駅なら構内でゆっくり食事もできますから、近郊区間をうまく辿って、最大限の一筆書きルートを乗車すれば、結構な旅が楽しめそうです。私達は、伊賀上野から柘植までの乗車券(230円)で伊賀上野、木津、京都、草津を周り、柘植を目指しました。柘植からは再び乗車券を購入し伊賀上野へ戻ってきました。これだけの旅で、221系みやこ路快速や223系新快速など6本の列車に乗車し、京都では普段は見ない特急列車の姿も見られて父も子供も大喜び、おやつ代を含めても千円程度で好きな列車の旅を楽しめました。JRにとっては儲からない客ですが、たまには良しとしてもらいましょう。次回はもう少し足を延ばすプランを考えようかな?(画像は、当日のものではありませんが、こんな列車に乗ったり、見ることができました。)







2007/05/12 22:54:07|遠征記
近江鉄道ミュージアム訪問ほか
GW後半の5月4日、気ままに使える休日になったことから、乗り鉄を楽しみながら名古屋丸栄百貨店の鉄道模型展と彦根市の近江鉄道ミュージアムに出掛けました。当日は、まず柘植駅から関西本線で名古屋へ向いました。お目当ての模型展は例年になく大盛況で、入場に行列が出来ていた上に、会場内は大変混雑していました。ゆっくり見たかったのですが、集合レイアウトや各ブースをひととおり見てまわり、足早に会場を後にし、名古屋駅から東海道本線で西に向いました。名古屋から彦根まで普通列車で乗り通すと、途中で大垣、米原と2度の乗り換えが必要ですが、新緑の美しい沿線風景をゆっくり見ながら移動できたのが楽しかったです。彦根では、彦根城築城400年を記念したイベントが行われており、その一環として、近江鉄道彦根駅構内で近江鉄道ミュージアムが開催されています。会場はJR彦根駅の隣で資料館での資料展示や留置線に歴代の電気機関車や電車、レールバスを展示しています。中でも貨物輸送に従事していた電気機関車は多数展示されており、かつて東海道本線でも活躍し、旧国鉄から払い下げられたED14など貴重な車両に触れることができます。今でも工事用や除雪用として使用されるとのことで、これからも大切に保存して欲しいと思いました。この催しは11月25日までの金、土、日、祝日に開催されるとのことで、休日のお出掛けにいかがでしょうか?







2007/05/05 13:36:36|伊賀線のこと
伊賀線に広告ラッピング電車登場

新会社も設立され、秋にも近鉄からの移管が予定されている伊賀線に初めての広告ラッピング電車が登場しました。これは、名古屋線などでも見かける某企業がスポンサーのようですが、伊賀線らしく上野城や忍者が描かれていて、忍者列車に負けないくらい目立っています。個人的には少し車両が可愛そうにも思いますが、広告も貴重な収入と思えば存続のためには致し方ないのでしょう。 これが走る広告塔として評価されれば、ひょっとして近い将来、広告車両ばかりになったりして?近鉄でなくなるまでに、かつての近鉄旧色(ワインレッド)にした車両も復活して欲しいものです。







2007/05/03 23:48:23|鉄道模型その他
近鉄10100系新ビスタカー
ゴールデンウイークですね。良い休日をお過ごしでしょうか?お出かけも良いのですが、まったりと家で過ごすのもこういう機会くらいしかありませんので、私は鉄道模型を思い切り走らせて、車両たちの運動不足を解消させています。そんな中、我が家に新車(?)がやってきました。それは、KATOから先月末にリリースされた近鉄10100系新ビスタカーです。新車とはいえ、実物は昭和50年代前半に廃車された車両で、現在の30000系ビスタカーの先代に当たり、ビスタカーとしては2代目になります。この車両、丸みを帯びた流線型の先頭車と中央の2階建て車両が特徴ですが、当時の子供達の憧れの的であり、小学生時代を鉄道少年として過ごした私にとっても非常に思い入れのある車両です。残念ながら実物に乗車できた記憶はありませんが、伊賀神戸駅の待合室で通過するビスタカーを羨望の眼差しで何度も見送った憶えがあります。この車両は連接構造(2両を1つの台車でつなぐ構造)の3両1編成が基本編成ですが、さよなら運転が実施された際は3編成(9両)をつないだ堂々たる編成で運転され、それを友人2人と伊賀神戸駅に見に行った記憶があります。写真も撮ったはずなのですが、残念ながら紛失してしまいました。さて、模型の方は2編成6両でセットされており、詳しい解説をした小冊子や展示用レールまで附属しています。Nゲージながら実物の特徴を十分とらえた秀逸の出来映えで、走行性能も高く満足のいくものです。しかし人気が高いのか、先日、立ち寄った大阪の模型量販店では完売の告知がされていました。ところで、近鉄は車両の保存に積極的でないのか、鉄道史に残る車両の一つであるにも関わらず、実物は保存されていないのが大変残念です。