今日は、父の日だからということでもないのですが、家族の計らいで午後はゆっくり一人で過ごすことができたため、ストックしていたDVDの鑑賞をしていました。その中に「国鉄時代」という年数回発刊されている雑誌に付録していたDVDがあり、それには、蒸気機関車全盛の昭和30年代の関西本線柘植や亀山駅などでの風景が収録されており、思わず釘付けになって見てしまいました。後補機を付けた、かつての鳥羽行き快速(2台の機関車が前牽き、後押しする。)が勢いよく柘植駅を発車していく様や中在家信号場を高速で通過していく様子が迫力ある映像で残されており、当時の関西本線を知る上で大変貴重なものだと感心しました。それと同時に、収録された時から約40年を過ぎているにも関わらず、周辺の様子は今とそれ程変化していないことに驚かされました。以前から、線区の活性化策の一つとして、山口線のように蒸気牽引列車を加茂〜亀山間に復活できないかと思っていましたが、蒸気機関車が活躍した当時の鉄道風景が残るこの路線なら、蒸気牽引列車を復活させるに相応しい路線ではないかと思うのです。亀山には機関車の方向転換に必要な転車台も残り、山岳区間には古いトンネルや鉄橋、山や里の風景などタイムスリップした景色がそこここにあります。勿論、軌道には架線や架線柱はありません、皮肉っぽく言えば、今まで電化などの近代化から取り残されてきたからこそ、出来るのではないかと思うのです。幸いにも生きた蒸気機関車の基地である梅小路蒸気機関車館(京都)に近く、機関車の搬入も山口線の比ではありません。中京、京阪神からも程近く、安定した集客が期待できます。ただし、実現のためにはJRと沿線自治体や住民が協働することが必要でしょうし、運行には多くの経費もさることながら、沿線警備など気を配ることも多いと思いますが、それが叶えば、少なくとも季節臨時列車として復活できるのではないかと思います。電化運動に逆行するのではとも思いますが、現状でできる線区の活性化も大切な事です。西の「やまぐち号」や東の「ばんえつ物語号」のように、沿線の観光地と連携して定着できれば、線区と地域の活性化に多大な寄与をすることでしょう。産業文化遺産である蒸気機関車を後世に、生きた形で残していく、新たな舞台として注目して欲しいものです。それと、機関車は何が似合うでしょうか?JR西日本で本線運転ができる2両の機関車のうち、C57は関西本線でもかつて走っていましたが、既に山口線の顔ですし、C56は少し非力で山坂道での不安がありますね。いっそのこと、梅小路で展示運転されているD51(200号機)を本線復帰させてはどうでしょうか?関西本線にはやっぱりデゴイチが似合いそうですね。想像するだけでワクワクしてきませんか? |