ゴールデンウイークですね。良い休日をお過ごしでしょうか?お出かけも良いのですが、まったりと家で過ごすのもこういう機会くらいしかありませんので、私は鉄道模型を思い切り走らせて、車両たちの運動不足を解消させています。そんな中、我が家に新車(?)がやってきました。それは、KATOから先月末にリリースされた近鉄10100系新ビスタカーです。新車とはいえ、実物は昭和50年代前半に廃車された車両で、現在の30000系ビスタカーの先代に当たり、ビスタカーとしては2代目になります。この車両、丸みを帯びた流線型の先頭車と中央の2階建て車両が特徴ですが、当時の子供達の憧れの的であり、小学生時代を鉄道少年として過ごした私にとっても非常に思い入れのある車両です。残念ながら実物に乗車できた記憶はありませんが、伊賀神戸駅の待合室で通過するビスタカーを羨望の眼差しで何度も見送った憶えがあります。この車両は連接構造(2両を1つの台車でつなぐ構造)の3両1編成が基本編成ですが、さよなら運転が実施された際は3編成(9両)をつないだ堂々たる編成で運転され、それを友人2人と伊賀神戸駅に見に行った記憶があります。写真も撮ったはずなのですが、残念ながら紛失してしまいました。さて、模型の方は2編成6両でセットされており、詳しい解説をした小冊子や展示用レールまで附属しています。Nゲージながら実物の特徴を十分とらえた秀逸の出来映えで、走行性能も高く満足のいくものです。しかし人気が高いのか、先日、立ち寄った大阪の模型量販店では完売の告知がされていました。ところで、近鉄は車両の保存に積極的でないのか、鉄道史に残る車両の一つであるにも関わらず、実物は保存されていないのが大変残念です。 |