先月上旬から平日のほぼ毎日、関西本線には、恒例の修学旅行臨時列車がやってきています。これは奈良、伊勢方面に修学旅行に出かける姫路地区の小学生が利用しているもので、京都を経由して奈良へ、奈良から亀山を経由して伊勢、鳥羽へ向う往路と、復路は翌日、鳥羽を発ち、亀山、柘植、草津を経由して戻る経路です。注目は、特急車両である181系気動車6両で運転されていることです。伊賀地区は往路が16時前後、復路は14時半頃に通過しますが、普段は短く小さな軽快気動車が走るだけの関西本線に、かつて、山岳線区でそのハイパワーを如何なく発揮し、特急「しなの」や「つばさ」等に使用され、現在も特急「はまかぜ」として活躍している国鉄型の重厚長大な車両が驀進するのは非常に興味を惹くものがあります。今年もその迫力ある姿を撮影したいと思っていましたが、残念なことに運転日は平日ばかり。仕事を持つ身ではなかなか思うようにはなりません。しかし運転期間もそろそろ終盤になってきましたので、思い切って撮影に出かけてきました。思案した挙句、まだ撮影したことがない、新堂駅近くの直線区間で列車を待ちましたが、天気が良すぎて全くの逆光となり、少々失敗に近い出来となりました。しかし迫力のディーゼルサウンドを奏でながらやって来た181系の姿を今年も見ることが出来、大変満足することができました。そして、今年も思いました。「これが関西本線の特急列車だったらなあ・・・」 |