新会社移行まで、いよいよカウントダウンの段階に入りました。先の日曜日に子供を連れて伊賀線に乗り、線内施設改造の様子を観察してきました。依那古や丸山駅では駅トイレが既に撤去されており更地となっていたほか、伊賀神戸駅では撤去された旧6番線の跡地に、新しく伊賀線ホームにつながるスロープの工事が進められていました。これに伴い近鉄側自動改札機は伊賀線用構内踏切の直近まで移設され、駅舎まで屋根がかけられています。伊賀鉄道用の出札(切符販売)がどこで行われるのかはっきりしませんでしたが、おそらく旧改札口周辺の改造が行われているのを見るとその辺りだと思われます。大阪線からの乗継の場合は一旦、自動改札を出て、伊賀線用スロープの改札を通ることになると思われます。当面は大阪線からは1枚の切符(乗車券)で乗れないのが残念です。それと、駅のポスターに、24日に上野市駅で写真展や記念切符の販売などのイベントを開催する旨の告知がありました。新会社移行を前に謝恩の意味があるのでしょう。また、10月1日から新ダイヤとなるようで、平日昼間に臨時運転となっていた3往復が定期列車になり、7月のダイヤ改正と合わせると計6往復の増便となります。前回の改正で伊賀神戸駅での接続が不便になった点については幾分修正されたようで利便性の向上が期待されます。新会社移行後も車両の更新など目立った変化はないのですが、近鉄最後の姿を見るためか、車内や駅に同好の方の姿が多く見られたのが印象的でした。廃線を控えた路線もこういう感じなのかなと少し複雑な気分でした。願わくば、今回に限らず、新生伊賀鉄道の応援のため、これからも伊賀を訪ねて欲しいと思う次第です。 |