お盆休みが始まった11日、昼食を兼ねた有志の懇親会が大阪道頓堀であったため、猛暑の中、関西本線を乗り継いでミナミへ出掛けてきました。当初は、伊賀線で伊賀神戸へ出て大阪線を利用しようと思いましたが、予定していた時刻の列車(上本町行き急行)がダイヤ改正で接続しなくなったことが分かり、予定を変えてJR利用となりました。伊賀線は3セク化を控え、利便性の向上が課題です。伊賀線列車が伊賀神戸に到着する僅かな差で接続しないのは、いただけません。運営会社が変わるとはいえ、親会社近鉄との連携、調整は不可欠なこと、特に大阪線との連絡を考慮したダイヤ編成や連絡切符の導入は伊賀線利用者の最低限の満足度となるものです。今後の改善を期待したいものです。さて、加茂までの関西本線は2両が程よく混み合う程度でしたが、昨年春のゆとりダイヤ改正以来、加茂での接続時間が伸びたことや、木津での停車時間が長くなったことで、全体として大阪方面への到達時間が長くなってしまったのは残念です。少なくとも大阪外環状線開通の際には、速達化を図って欲しいところです。また、関西本線の車内で気付いたのが、沿線の花火情報を吊り広告にしてあり、開催日には、臨時列車も運転するとのことでした。沿線のイベントに合わせたこういった対応は大変好ましい傾向だと思います。願わくばもう少し告知を徹底すれば需要の掘り起こしが出来ると思いました。それと、島ヶ原と月ヶ瀬口駅のホーム待合室に掲げられていた地元中学生による卒業制作絵画も沿線との連携、協働を象徴する好例として拡がることを期待したいです。帰りは、最近停留所が増えて、利用動向が気になっていた三重交通上野大阪線の高速バスを利用しました。名古屋線の盛況さに比べ、少々利用が寂しいと感じていたのですが、今春から国道山添、針インターにも停車するようになり、需要の掘り起こしを図っています。夕方18時40分に梅田を出発した便にはまずまずの30名程が乗車、うち新大阪からの客は4名でした。注目の途中停留所での降車は針インターで3名、国道山添ではゼロという結果でした。上野地区では既に周知が行き届いた感がありますが、これらの地区ではまだまだこれからというところでしょうか。このバス路線を観察していますと、朝の新大阪行き、夕方の上野行きはまずまずの乗車であるものの昼間の便には空席が目立っていて、6往復体制の維持に苦労があるだろうと推察しています。打開策としては、需要の多い大阪ミナミの経由が利用増の近道だと考えるのですが、認可等の面で困難なのかはたまた鉄道との競合を嫌っているのでしょうか?いずれにせよ、私達利用者サイドからは、選択肢が多いのは歓迎すべきことですから、うまく共存できるよう見守っていきたいと思います。 |