今日は、関西本線に団体臨時列車がやって来ましたので、撮影に出かけてきました。この列車はサロンカー「なにわ」というジョイフルトレインで、前後に展望デッキが備えられ、内外装とも高級感が溢れているのが特徴です。また過去に山陰地方で天皇皇后両陛下がご乗用になられたお召し列車としても使用されたことがある車両です。関西本線には数年ぶりの入線で、沿線の撮影ポイントには早くからカメラの砲列が並び、連休中ということもあってか遠方からのファンも数多くお見えになりました。この列車は、朝に山陰本線の豊岡を出発し、京都を経由し、草津線から柘植を経て亀山までの行程で運転されました。私は関〜加太の定番撮影ポイントで、いつもご一緒いただいているtetuさん親子に今回もご同行いただきました。通過1時間前に現地に到着しましたが、既に大勢の人達が陣取っており、最近にない賑わいぶりで、時折、地元住民の方が何が来るのか?といった風で遠巻きに見られており、駐車などをめぐり、撮影者とのトラブルが起きないか少し心配になりましたが、近所の公園で警備をされていた警備員の方が機転を利かせて駐車整理をされたこともあり、何事もなく済みました。撮影者も狭い空間を譲り合うなど行儀良く整然としていたようです。そのような中、機関車の汽笛が聞こえ、列車が現れました。入り乱れるシャッター音が響き、乗客の人たちも手を振って撮影者に応えます。僅か20秒程度、私達の宴の中を主賓が通り過ぎていきました。その後、私達は亀山へ移動し、構内での入換え風景まで見学することができ大変充実した撮影行となりました。今年になって、JR西日本の団体臨時用車両の廃車が相次いでおり、関西本線での運転もすっかり少なくなっています。国鉄型ディーゼル機関車自体も珍しくなってきた中での入線でしたので、久しぶりに関西本線が活況を呈したものと思われます。この列車は明日の午後、亀山から再び加太を越えて帰っていく予定です。 |