ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2009/10/15 23:25:16|遠征記
きんてつ鉄道まつり2009

3連休の中日だった10月11日、子供と一緒に恒例の「きんてつ鉄道まつり」に行って来ました。
 このイベントは、近鉄五位堂駅近くの五位堂検修車庫において毎年この時期に開催されていて、家族連れや鉄道ファンら多くの人達で賑わいます。私は6年前に一度訪れたことがありますが、この日は開場時間前に現地に着いたものの、既に駅から会場に続く道路は長蛇の列が出来ており、以前にも増して人気の高さが伺えました。
 内容は、近鉄が誇る人気車両等(アーバンライナー、新型特急車両ACE、団体専用電車“楽”、総合検測車“はかるくん”等々)の展示・撮影会、40tクレーンによる車両吊り上げ実演、車両床下ピット見学、運転士&車掌体験、電車と綱引き、ブレーキ装置やパンタグラフの動作体験、HO鉄道模型走行会など普段なかなか見ることが出来ない車庫の様子などが理解できる盛り沢山な内容でした。飲食物の屋台も多数並び、爽やかな秋空のもとでピクニック気分で楽しむことが出来ました。
 また、鉄道ファンお目当ての物販会では、限定品の模型や鉄道廃品に長い行列が出来ており、こちらの人気も相当なものでした。この中に伊賀鉄道のブースもあり、グッズの出張販売がなされ、私は新発売の伊賀線前面展望DVDを購入しました。
 結局、終了時間の午後3時まで会場に滞在しましたが、時間内で全てを見て触れて体験するのは難しかったです。しかし、それぞれの展示ブースでは、行列の待ち時間を表示したり、入場者を入れ替え制で誘導したり、子供にも親切丁寧に機器の説明をしてくれるなど随所に配慮がなされていたのが好印象でした。







2009/10/12 16:39:56|その他
養老鉄道にラビットカーを訪ねて

伊賀鉄道とともに近鉄から分社化された養老鉄道(近鉄時代を含めて。)にはじめて乗車してきました。
 
 養老鉄道は、桑名〜大垣〜揖斐間を結ぶ57.5キロの単線電化の路線。線路幅は伊賀鉄道と同じ狭軌ですが、伊賀鉄道のような狭小カーブがないため、南大阪線系統の20m級大型車両を貸与されて運行しています。
 車両は、前述の近鉄本線系タイプの通勤型車両が運用されていますが、分社化に伴い、マルーンと白の近鉄通勤色から懐かしいマルーン一色の旧近鉄通勤車色に統一されています。

 この中に、今年9月から、オレンジに白帯を巻いた車両が登場し沿線で一際目立つ存在となっています。これは、かつて、大阪阿部野橋から橿原神宮前を結ぶ南大阪線でラビットカーと呼ばれた高性能通勤車両の専用塗装を復活したもので、養老鉄道が、当時の色に塗り直して運行しているものです。
 
 ラビットカーは、昭和32年に南大阪線に登場し主に各駅停車に運用されました。加減速性能に優れていたため、旧型車の急行列車と同時分で運転が出来、優等列車の合間を縫うように走るイメージからウサギにたとえてラビットカーと命名され、車体側面に岡本太郎デザインといわれるウサギのイラストが描かれていました。オレンジに白帯の塗装は昭和40年代初めには塗り替えられてしまいましたので、今回の復活は約40年ぶりになります。

 養老鉄道は、一度訪問してみたいと思っていた路線ですが、亀山での紀勢本線全通記念イベントと兼ねて乗車する機会に恵まれました。しかも、僅か1編成しかないラビットカーの運行状況は事前に分からなかったのですが、偶然、桑名から乗車することが出来、列車の終着である大垣まで乗り通しました。

 養老鉄道初乗車の印象は、車窓は、三重県から岐阜県へ揖斐川沿いの田園風景の中を走るため非常に長閑な感じでした。車両や駅設備は近鉄由来のため、雰囲気は伊賀鉄道とよく似ています。旧国鉄との連絡貨物輸送を行っていたため、主要駅には貨物側線が残された大きな規模の駅があるのが特徴です。路線延長が長いため、全区間を乗り通す需要は少なそうですが、桑名、大垣近郊を中心に区間利用者が多い感じで、特に大垣周辺は揖斐方面への利用も含めて結構利用が多いと感じました。また、沿線にはサイクリングロードが多いとの事で、自転車を積み込んで利用する人の姿も見かけました。サイクルトレインが定着しているのも特徴のようです。
 
 また、今回、復活塗装車であるラビットカーに乗車して感じたことは、乗車すると車内は他の編成と何ら変わりなく、ラビットカーに乗車していることを忘れてしまいそうになったのが少々残念でした。伊賀鉄道で始まった復活塗装車が、養老鉄道でも実施されたことは我々ファンには非常に興味深いことなのですが、両鉄道共に今後期待するのは、それぞれの復活塗装の由来が車内のどこかに記されて一般の利用者にも理解される配慮がなされることです。伊賀鉄道の鹿特急、ラビットカーも由来が分かるのは一部の鉄道ファンだけでは、一般利用者や沿線住民とかけ離れたものになってしまいます。乗って楽しい、乗ること自体が目的になるような工夫が求められるでしょう。
 







2009/10/02 23:52:33|遠征記
紀勢本線全通50周年

 三重県内を通るJR線として、関西本線とともに馴染みのある紀勢本線は、全線開通して今年で50年を迎えました。紀勢本線は亀山駅を起点に紀伊半島をぐるりと周り和歌山市駅までを結ぶ全長384.2Kmの幹線ですが、三重県側の三木里〜新鹿間が1959年7月15日に開通しようやく全線開通したものです。国鉄民営化以後は、和歌山県の新宮駅を境に東側がJR東海、西側をJR西日本が管理し、国鉄時代には、特急「くろしお」号などが紀勢本線を経由し名古屋〜天王寺間を結んだこともがあるものの、今は全線を直通する列車はありません。新宮駅以東が単線非電化、以西が電化(一部複線)路線という違いはあるものの、いずれも南紀の海岸沿いや熊野の山岳地帯を走る風光明媚な路線として人気があります。
 そのような紀勢本線の全通50周年をお祝いするイベントが、今年の夏頃からはじまり、開通記念日の7月15日に、亀山駅から和歌山県の白浜駅まで直通臨時列車が運行されたり、JR2社の団体列車による紀伊半島一周ツアーが催されるなど、沿線はお祝いムードに包まれました。
 そして、それらのイベントの最後を飾る企画が、先日のシルバーウイーク期間中に行われました。
 ファイナルイベントの一つは、新宮駅から亀山駅までJR西日本の181系気動車を使用した急行「紀勢本線全通50周年ファイナル」号の運転と新宮駅、亀山駅の両駅で行われたファイナルイベントです。
 このうち、私は亀山駅でのイベントの様子を観察してきました。亀山駅でのイベントの目玉は、前述の臨時急行に使用された181系気動車、JR東海の総合検測車(ドクターカー)の展示と駅前広場でのステージイベントや物販会でした。2日の開会期間中は大勢の人で賑わったようで、私がお邪魔した初日の朝も多数の来場者でごった返していました。
 最近は、近辺でこのようなイベントは少なく、10数年前に開かれた関西本線の全通100周年イベント以来ではないかと思います。
 紀勢本線も沿線の少子高齢化の進展や並行する高速道路の延伸により、その立場が厳しい現実がありますが、沿線地域と路線の活性化を図り、いつまでも愛される路線としてあり続けて欲しいと願います。
画像上から、亀山駅に展示中の181系気動車(車内見学もできました。)、JR東海のドクターカー、臨時急行「紀勢本線全通50周年ファイナル」号ヘッドマーク、臨時急行用181系気動車の回送列車(柘植駅)







2009/09/28 23:03:55|蒸気機関車
明治生まれの蒸気機関車を訪ねて

 シルバーウイークと呼ばれた9月の5連休初日、子供達を連れて久しぶりに京都の梅小路蒸気機関車館に行って来ました。丁度、京都市美術館で開催中のルーブル美術館展を家族で見に行くついでに立ち寄ったものです。私にとってはどちらが“ついで”か分かりませんが・・・。
 梅小路に立ち寄ったのは、単に生の蒸気機関車を見たかったからではありません。19両目の新入りが来たとの情報を得たため、一度そのお姿を拝もうと思ったからです。
 新入りとは言うものの、生まれは明治34年、御歳108歳のご老体です。梅小路の機関車の中では最もご高齢で、あのデゴイチやシロク二ですら、この機関車からすればまるで子どもか孫のようなものです。
 その機関車とは、お名前を1070型1080号といい、お馴染みのCだのDだのが頭に付きません。イギリスから輸入され、官設(国鉄)鉄道の東海道本線で主に急行列車を牽引しました。
 もともとはD9型651号と名乗ったそうですが、大正時代に炭水車(石炭と水を積載した牽引車)を外したタンク型に改造され今の姿になったそうです。国鉄線で長らく活躍した後、日鉄鉱業という会社の私有機関車となり、専用線で鉄鉱石などを運び、国鉄から蒸気機関車が全廃された後の昭和54年まで現役で働きました。その後も解体されることなく、専用車庫で保管され、今回、梅小路蒸気機関車館にお輿入りとなったものです。
 この1080号の入館で、梅小路にはデゴイチなどの昭和生まれ、ハチロク(8600型)やキューロク(9600型)などの大正生まれに加えて初めて明治生まれの機関車が揃うことになりました。もとより蒸気機関車は産業文化遺産としての価値があります。それが明治、大正、昭和の3代にわたって製作された機関車が一つの施設に、しかも現役さながらの美しい姿で保存されることは非常に意義があることだと思います。
 この日は、特別に庫の外に展示されており、初秋の爽やかな晴天の下で一層美しく見ることができました。願わくば、近い将来、動態復元がされ、力強く走る姿を見たいものです。
画像上から、1080号機サイドビュー(艶を抑えた塗装が渋い印象です。)、1080号機正面(端正な表情です。)、スワローエンゼルC622号機&1号機重連展示(今日ばかりは脇役)、D51200号機(構内運転のスティーム号の牽引に活躍していました。) 







2009/09/10 22:34:56|鉄道模型その他
奈良の新名所

 ゆっくり飲食をしながら鉄道模型のジオラマを見る。模型鉄な人(鉄道模型趣味の人)ならたまらないひと時を過ごせるに違いありません。

 最近は、密かな鉄道ブームとあって、東京の銀座や大阪など都市部にジオラマ付きのバーが大人達の隠れ家となっていると聞きます。これらの多くは、博物館に負けないくらいの大きなジオラマを店内に備え、それを囲むようにカウンターと座席があって、客は食事をしながら又はお酒を飲みながら、目の前を走る列車を眺めるという趣向のもので、自前の模型を持ち込んで運転を楽しんだり、ボトルキープならぬモデルキープして仕事帰りにお気に入りの模型を走らせながらグラスを傾けるという楽しみもあるようです。

 そんな環境が近くにあったら、さぞかし仕事の悩みも癒されて心の病も寄せ付けないだろうと思っていましたら、お隣の奈良にも出来たというので喜び勇んで出かけてきました。
 
 場所は、あの奈良の大仏様が鎮座する東大寺の門前に出来た「ふれあい回廊夢しるべ風しるべ」という商業施設の中で、鉄道ジオラマビュッフェ「シルクロードの終着駅」というお店です。実物の鉄道信号機を目印に、改札口を模した玄関を入ると、左がNゲージ、右がHOゲージのジオラマコーナーに分かれており、どちらも相当大きな規模です。地元奈良をテーマにした風景が広がっており、照明の操作で朝昼夜の演出もあります。私は、HOゲージコーナーで、食事をしながら、持参した車両(C62型蒸気列車、キハ81型ディーセル特急)の運転を楽しみました。
 
 目の前を疾走する模型を見ていると時間が経つのも忘れ、嫌なことも忘れ去って心がリフレッシュするのが分かります。普段は狭いお座敷レイアウトの中でしか走らない私の模型達も大きなジオラマの中ではいきいきとして見えます。
 伊賀からクルマでわずか60分の距離。自分自身の癒しの場、隠れ家として通いたいスポットです。