毎年春と秋に関西本線非電化区間に運転されてきた姫路地区小学校の鳥羽行き修学旅行列車が、来年度からバスに替わることに決まったようです。先日、姫路地区の新聞で報じられたとのことです。 このブログにおいても来年度からの運行について、使用している車両の引退などから再三危惧してきたところですが、いよいよ廃止が決まってしまいました。新聞報道では、車両更新により臨時列車運行に必要な車両が不足すること。これまでどおり運行を続けるには修学旅行期間が延び、他の行事へ影響することが原因だったようです。地元小学校の校長や父兄の弁の紹介では、広い車内で思い出づくりが出来たのに残念との記事がありました。列車での継続を模索した結果、止む無くバス利用に転換せざるを得ないことになったのでしょう。 鉄道を愛する立場としても非常に残念です。環境問題や公共交通のあり方を、昭和から続く伝統の列車で修学旅行を行う子供達に、これからも考える機会を与えて欲しかったと思います。 大きな原因が鉄道事業者側の受け入れにあるのですから皮肉なものです。将来の鉄道利用者を自ら拒否してしまっているといえば言い過ぎでしょうか。需要の少ない臨時列車用の車両を維持することは企業にとってマイナスだということでしょうが、少子化で修学旅行に積極的に営業する必要はないという判断かもしれません。 かくなる上は、近い将来、近鉄電車が山陽電鉄に乗り入れ、姫路まで運行できるようになった暁には、この伝統の鳥羽行き修学旅行列車を継承、復活して欲しいと思わずにはいられません。 加えて、臨時列車とはいえ、関西本線非電化区間を彩った名列車がなくなることは、同線の今後を思うと非常に寂しく残念でなりません。 画像左=国鉄特急色の先頭車が健在だった頃(関〜加太)、画像右=キハ58系による運行最後の頃(柘植) |