ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2010/01/08 22:16:41|鉄道模型その他
あけましておめでとうございます。
 新年のご挨拶が、随分、遅くなってしまいました。
 本ブログにお越しいただいている皆様、今年もよろしくお願いいたします。
 新年に相応しい画像をと思いましたが、やはり今年も上野市駅の大しめ縄の画像となりました。昨年もご紹介したかもしれませんが、これは、地元の地域おこしグループが毎年、市の玄関である上野市駅と伊賀神戸駅に寄贈されているもので、右側が頭となる関西風のしめ縄です。かつて、“伊賀は関西”の市民運動を展開したグループの贈り物でありますので、なるほどと思わせます。ただ、最近は市内のスーパーで売られているものも流通が関西方面からのものになりつつあるのか、関西風のものが増えているようです。
この立派なしめ縄が「市駅」の玄関を飾ると、今年の抱負を考えたくなります。今年も地元伊賀地域の鉄道にこだわっていきたいと考えていますが、はてさて、今年はどんな話題や動きがあるのか楽しみであります。まず、伊賀鉄道では、今月中にも新車両(200系)の第2編成が搬入されそうです。春には運用が開始されるでしょう。その後、23年度中にあと2編成が導入される計画です。これに伴い、現行の860系の淘汰が始まります。2月上旬に赤忍者編成がさよなら運転を行うようですが既に同編成は今月3日に運用を離れ、上野市駅の留置線で留置された状態です。出会いと別れがあるのは、鉄道車両でも同じですね。長年伊賀線を支えた車両達に感謝と惜別の思いで最後の勇姿を見届けたいと思います。次にJR関西本線はどうでしょうか。ここ数年は明るい話は殆ど聞きません。今年は活性化に向けた何らかの動きがあることを期待したいものです。撮り鉄趣味的には、毎年正月に運転されてきた初詣団体臨時列車が今年はどの程度運転されるのか?昨年は全くなしという結果だっただけに気になるところです。また、春と秋の修学旅行臨時列車は今年も運転されるのか、期待というより心配の多い路線となってしまいました。
 何はともあれ、今年も元気に明るく無理せずにをモットーにこつこつと趣味活動を深め、併せて地元鉄道を応援していきたいと思います。
 







2009/12/23 22:43:04|伊賀線のこと
伊賀線の新車がやって来た!(その6)

 伊賀線新車両200系は、いよいよ明日(24日)から営業運転開始を迎えることとなりました。
 去る19日には忍者列車のデザイナーである松本零二氏を招いた出発式を行い、その後、関係者及び伊賀鉄道友の会会員対象の試乗会を実施、22日には一般市民対象の無料試乗会が実施されました。また、21日と23日には鉄道ファン対象のバスツアー(大阪発)も催行されて大勢の人達にお披露目されました。
 私も先日、試乗会に参加し、一足早くその乗り心地を堪能して来ました。
 
 まず、新車両の車内に入って受けた第一印象は、彩色が明るく清潔な印象だなと感じたことです。実際は中古車両なのですが、今回の編成は観光客向けの装飾が施された関係で、大幅なリニューアル工事がなされています。そのためか、車内には新車と同じ匂いが漂っています。床板には石畳風の柄が描かれ、窓枠や車内壁面の腰板には上野城下町の町家をイメージした装飾がなされています。運転席側のドア内側には大きな忍者の絵や至る所に手裏剣のデザインがあるなど、今までの忍者列車とは異なり、外見だけでなく、乗っていてもそれ(忍者列車)であることを認識させる演出があります。シートはロングシートと8席分の固定クロスシートが配置され、2両編成のうち1両には車椅子スペースを備えています。
 私は、クロスシートに座りましたが、適度な硬さと広さがあり、なかなか良い座り心地でした。クロスシートに腰を掛ければ、車窓を流れるいつもの景色が違って見えたのは気のせいでしょうか。しかし、乗り合わせたご婦人がシートを回転させようとしていたところ、同乗の方から動かないことを聞かされ、がっかりされていましたので、やはり出来れば転換式か回転式のものが良かったのではと思います。次回以降の編成には期待したいところです。
 
 さて、注目の乗り心地ですが、空気バネ台車の効果で860系のような嫌な揺れはなく、加減速も滑らかで極めて良い印象を受けました。車内放送も一新され、音質も向上したため聞き易く、新たに沿線観光案内もなされており、観光客の利用を意識したものとなっています。運転室の背面に大き目のLED式運賃表示機兼英語併記の車内案内表示機が設置され、ドア開閉時のチャイムなど最新の車両に劣らない設備が施されています。VVVFインバータ制御車特有の走行音も相俟って都会の電車がやってきたことを実感することができます。是非、この車両で快適な伊賀路の旅を体感されてはいかがでしょうか。

 また、この素晴らしい新車両を伊賀鉄道に迎えることが出来たことは路線の存続と活性化を願う関係者の皆さんのご努力の賜物であったと思います。その方たちのご努力に報いるためにも、早くこの車両が沿線に溶け込み、一人でも多く内外から乗客を迎えられるようになることを願いたいと思います。車両更新の計画は来年の春までの間にもう1編成、再来年度までに全6編成が出揃うことになっています。今後は、これら新車両を活用した新たな伊賀線活性化策に知恵を絞り、皆から愛され親しまれる鉄道に発展してほしいと思います。







2009/12/19 22:17:57|伊賀線のこと
伊賀線の新車がやって来た(その5)
 今月初めから本格試運転を続けてきた伊賀線新車両200系が、本日(19日)新忍者列車として関係者に披露され、出発式と試乗会が行われました。
 上野市駅で行われた出発式には、新忍者列車のデザインを担当した松本零二さんも参加し、車両側面に手書きのサインを記しました。
 駅構内では、新車両登場をアピールする装飾がなされ、祝賀ムードに包まれました。記念のオリジナルグッズも各種販売され好調な売れ行きのようでした。
 試乗会は午後に2往復し、参加者それぞれが新車両の快適な乗り心地を堪能しました。
 夕方からは駅前広場でクリスマスコンサートが催され、綺麗に飾られたイルミネーションのもとで地元高校生のハンドベル演奏などが披露されました。
 明日(20日)は午前中に上野市車庫で見学会と撮影会が行われ、午後はツアー客を対象にした貸切運転があります。22日には一般を対象に無料試乗会(上野市〜伊賀神戸2往復)が予定されています。本格運転は24日からで、運用される列車は伊賀鉄道のホームページで告知されています。
 この機会に是非、伊賀線新車両をご体験ください。







2009/12/15 0:54:11|遠征記
城東貨物線赤川鉄橋を訪ねて 

 先日、大阪の阪急淡路駅近くにある、JR城東貨物線赤川鉄橋に行って来ました。なぜ、“わざわざ”鉄道の鉄橋を見に行ったのかと言いますと、赤川鉄橋は、国内でも恐らく唯一と思われる鉄道と人が通る人道橋との併用橋で大変珍しいということと、手を出せば届くようなすぐ横を貨物列車が日に数度、轟音をたてて走り抜けるという摩訶不思議な日常の空間が展開されているのを見てみたかったこと、城東貨物線は単線電化の貨物専用線なのですが、近い将来、久宝寺〜放出間を結ぶJRおおさか東線の延伸に伴い、複線化され旅客線にする計画があり、工事の進捗と同時にこの人道橋も廃止される運命にあることから、今あるうちに見ておこうということで“わざわざ”行って来た訳なのです。
 この橋は、淀川に架かる橋で結構、川幅もあり、歩いて渡りきるには早足で7〜8分かかります。橋の欄干には赤川仮橋という「正式」名がついているのですが、「仮」と言うとおり、当初から恒久的な橋ではなかったようです。
 さて、現場に着いてみると、既に何度も写真などで目にしていましたので、凡そイメージどおりの景色でしたが、驚いたのはその通行量の多さです。幅員が狭いため、クルマの通行は出来ませんが、歩く人の多さに加えて、自転車に乗ったまま通行する人もかなり多く、挙句の果てはミニバイクでかっ飛んで行くつわものもいました。本当は自転車も押して歩くのがルールですが、守っている人は殆どいません。本来の道路橋は少し離れたところにあるため、地元住民を中心に回り道を嫌ってこの橋が利用されているのでしょう。複線化工事で使えなくなったらブーイングが起きそうですね。
 貨物列車が通るのは日にたった5往復程度です。時刻を調べていないと“遭遇”できないのですが、調べていても日によっては運休したりとなかなか出会う機会は少ないようです。この日も予定していた2本のうち1本は運休のようでした。しかし、最近は物珍しさが手伝って、鉄道雑誌などでも紹介されることが多いことから橋と列車を絡めて撮影に訪れる人が多いのだそうです。
 鉄道好きでなくても一見の価値はあるかと思います。しかし行かれる方はくれぐれも“暴走”自転車には気をつけてください。







2009/11/27 21:29:25|伊賀線のこと
伊賀線の新車がやって来た!(その4)
 24日に構内試運転を行った伊賀線新車両(200系)は、翌25日から3日間、上野市〜伊賀上野間の昼間の列車を運休し、本線試運転を行いました。主に、西大手〜新居間の一部区間で保安装置への影響を確認する作業が行われ、約200メートルぐらいの距離を繰り返し往復する様子が見られました。12月からは上野市〜伊賀神戸間でも試運転が始まるとのことで、本運転に向けた準備が本格化するようです。
 また、12月22日には沿線住民へのお披露目ということでしょうか、無料の試乗列車を2往復運転するとの粋な計らいも計画されているようです。