伊賀鉄道発足から今月1日で3周年。車両前面や上野市駅には、ささやかな記念ヘッドマークが掲出され、記念グッズの販売など3歳の誕生日をお祝いしています。 しかし、発足当初から経営的に多難な船出が予想されていたとおり、最大のお客様である通学生の減少などが響き、年間利用者数は昨年度実績で初めて200万人を切る結果となっています。経営損失額も経営効率化に努力されているものの年間3億円と言われています。行政や近鉄による支援は10年間とされ、その後の存続がどうなるか今のところ不透明です。 経営改善は勿論必要ですが、鉄道は一種の公共財であり、積極的な公共投資で維持、整備されなければなりません。鉄道によって中心市街地に人を呼び込み活性化させる。それによって得られた利益を中山間地域の活性化に配分するなど、これからの伊賀市のまちづくりに活かす必要があります。赤字が莫大だからとか、クルマ社会だからと早く廃止してバスに転換してはどうかという意見も確かにあります。しかし、超高齢化社会を迎えている地域にとって、クルマに頼る生活はいつまでできるのでしょうか。少なくなったとはいえ、通学生など年間200万人の乗客をバスで輸送できるでしょうか。今後さらに、沿線住民、鉄道事業者、行政が共にマイレール意識を持って必死に守る気概が必要ではないでしょうか。 |