ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2013/11/18 22:51:00|撮影日記
「しまかぜ」様を伊賀で拝む。
 写真は、今春のデビュー以来、不動の人気を誇る近鉄の新型観光特急「しまかぜ」です。最近はJR九州の豪華寝台列車「ななつ星」が世間の注目を浴びており、少しお株を奪われた感がありますが、“そちら様”と比較されるのは少し辛いかも知れません。
 それでも、式年遷宮による伊勢志摩人気と相俟って、未だにプレミアチケットなのだか。近いうちに乗車体験したいと思いつつ、暫くは、時折遭遇する青白フォルムに心ときめかせておくだけにしましょう。
 そんな「しまかぜ」様のお姿を伊賀市内で拝もうとお思いになるのなら、この写真と同じ青山町駅の南東側がお薦めです(昼前と夕方しかお会いできませんが・・・)。







2013/11/03 23:15:00|遠征記
2013きんてつ鉄道まつり

11月2〜3日に近鉄五位堂、高安車庫で2013きんてつ鉄道まつりが開催されました。  
私は、数年ぶりに、2日の五位堂車庫でのイベントに参加してきました。昨年から、2会場での開催となったようで、会場同士を結ぶ臨時特別列車の運転も行われたようです。天候にも恵まれ、多くの来場者で各ブースは賑わい、相変わらずその人気ぶりが伺えました。
イベント内容としては、工場内の見学や車両撮影会、部品即売会などレギュラー的なものも多いのですが、ビンゴ大会など子供向けの催しも充実し、さすが大手私鉄のイベントらしく、鉄道ファンも家族連れも1日中飽きずに楽しめる内容でした。  
少子高齢化や沿線人口の減少などで、近鉄でさえ、近年は輸送人員を減らしていると聞きます。そんな中で、このようなイベントを通じあらためて鉄道への理解を深める良い契機になったのではないでしょうか。
(画像上から、40tクレーンによる車両の吊り下げ実演、台車入れの実演、撮影会用に展示された車両のうち懐かしい特急マークを模した車両、電動貨車)







2013/10/28 23:17:00|遠征記
三岐鉄道北勢線を訪ねて
桑名駅を通るたびに気になっていた黄色の小さな電車。10年前に近鉄から三岐鉄道に移管された県内唯二のナローゲージ北勢線にようやく乗ってきました。沿線自治体の支援の甲斐もあって、利用も堅調とのことですが、何より驚いたのが、ほとんどの駅が改良され、バリアフリー化やパークアンドライド用の無料駐車場、駐輪場も完備されている!移管後、駅の統廃合がされ、都会的な雰囲気の新駅も・・・。とても廃線の危機を迎えた鉄道とは思えない進化ぶりです。
県内では、もう一つのナローゲージである近鉄内部八王子線が公設民営方式で存続することになったそうですが、これは良いお手本が隣の町にあるというものですね。
北勢線・・・経営的にはまだまだ厳しいのでしょうが、これからも沿線地域の人たちに愛され大切にされていつまでも走り続けてほしいものです。
(画像左=阿下喜駅に進入する列車、右=阿下喜駅で大切に保存されているかつての旧型車両)







2012/02/19 16:37:00|関西本線のこと
DD51型単機回送

 関西本線(加茂〜亀山間、通称山線)には、数年前までお座敷客車などで編成された団体臨時列車が多く走っていたものですが、今は全く運転されなくなりました。
 臨時列車が運転されなくなったことと同時にそれらを牽引していたDD51型ディーゼル機関車もその姿を見ることは稀になってしまい、唯一、亀山鉄道部のキハ120型が検査のため兵庫県の車両工場を往復する際に、その牽引役として走行する際に見られるのみとなっています。
 写真は、亀山へキハ120型を送り届けて大阪の基地へ帰っていく同機を写したものです。運行ダイヤも分からず山をはって待ってようやく撮ったものです。この少し前に検査上がりの試運転を行うピカピカのキハ120型もみることができました。







2012/02/19 16:03:56|遠征記
東京圏鉄道事情視察その3

 視察その3は、以前から関心があった、運転体験です。東京からつくばエクスプレスなどを乗り継いで約1時間あまりのところに関東鉄道水海道車両基地があり、ここで毎月1回、同社の気動車(2種類)使った運転体験が実施されており、以前に雑誌の記事で紹介されたのを読み、いつか行ってみたいと思っていました。
 運転体験は、伊賀鉄道でも実施されており、多くの申し込みから抽選になるほどと聞いていますが、経営に喘ぐ地方私鉄にとって貴重な収入源になっているといえます。地元でも開催されているのなら、そちらへ行けばと思いますが、電車の運転体験よりも個人的にエンジン付きの気動車の運転体験の方が好みでしたので、こちらにとなった次第です。もっとも電車の運転体験も機会があればやってみたいとは思っています。
 さて、関東鉄道はJR常磐線の取手からJR水戸線の下館までを結ぶ本線格の常総線と支線の竜ケ崎線を運営する非電化鉄道ですが、最近は常総線守谷でつくばエクスプレスが接続したことから、沿線は一気に東京通勤圏として成長しつつあります。すでに取手〜水海道間は非電化ながら複線化され高頻度運転がなされています。過去には関西本線で不要となったキハ35,36が多く払い下げられ、最近まで通勤輸送に活躍していた路線でもあります。そんな少しご縁もあって、体験運転に申し込んだところ、見事当選し、意気揚々と参加してきました。
 私の参加したクラスは初級編で、しっかりと適性検査の受検や構造についての講義を受講してからの運転となりました。車両は2種類体験することができ、午前中は電気指令ブレーキ搭載の新型キハ2400型(画像上から3枚目)、午後は空気ブレーキ式の従来車キハ00型(画像上から4枚目、下回りは国鉄キハ20系と同様)での体験です。いずれも車両基地内の専用線(画像上から2枚目、専用出発信号機付き)を150メートル走行するものですが、運転士と車掌の両方を体験することができ、発車の際の手順はそれぞれが役割分担し行うことから、まさに車両運行に係る実体験そのものです。手順はすべて講義で教わっているものの、一度で全て覚えることはできないため、本物の運転士が横に居て指導してくれます。
 鉄道車両を自分の手で動かすというのは、鉄道に興味のある人なら一度は体験したいと思うはずですが、その分やはり緊張も伴います。自分の番が来たとき、手順はある程度覚えたはずが頭は真っ白になっており、何から始めてよいのかすっかり分らなくなっていました。しかし、出発喚呼してブレーキを解除しノッチを入れたとき、車両が動いたことがグンと体に伝わり、動かしていることの感動を全身で感じることができました。そして終点はあっという間にやってきて、最も難しいといわれるブレーキ操作はやはり難しいものでした。新型のキハは電気指令式のため操作の反応がよく停止位置を少し過ぎた程度で止まれましたが、空気ブレーキの従来車は操作よりも遅れて反応するため、その加減がつかめません。結局私は停止位置よりも手前で止めてしまい、再出発するすることになりました。
 運転もさることながら、車掌体験もドア開閉、案内放送など通常行われる一連の動作を体験することができ、案内放送も自分で考えて行うことができることから、皆一様ではなくそれを聞くのも非常に楽しいものでした。
 初級編を2回経験すると、ステップアップし中級編へいくことができるシステムとなっており、あこがれのキハ30に乗務することができます。これを目指して是非次の機会を伺いたいと思っています。