ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2022/02/12 10:25:04|遠征記
鉄道開業150年に思うこと
 今年は日本の鉄道が開業して150周年に当たるのだそうです。今日のテレビニュースでは、JR東日本がこれを記念して国鉄時代から活躍する人気の電気機関車を、普段は入れない鉄道敷地に並べて有料の撮影会を企画したところ、2万円以上の参加費にも関わらずわずか3分で満員になったとか、コロナ渦で大手鉄道事業者でさえ経営に瀕している中、ファン心理を突いた商魂たくましいところへ、それに応える有難いお客様だったと思います。世間では撮り鉄の行儀の悪さがすっかり定着してしまい、駅や沿線でカメラを向けることが躊躇されてしまうのは残念でなりませんが、こういうことなら双方の利害が一致するというものです。鉄道事業者にとって美味しいイベントであるなら第2弾、そして他社も追随することを期待します。私は経済的理由から参加出来ませんが…。
 さて、その記念すべき年に鉄道路線の存廃議論が具体化され始めたのは不安でなりません。JR北海道は勿論、JR西日本では輸送密度2000人未満の路線が対象になるとか。その基準でいけば、関西本線非電化区間も他人ごとではない気がします。コロナの蔓延で大手、中小問わず打撃を受けています。これまでと同様、鉄道事業者の独立採算に任せきりで良いのでしょうか。同じ国土を形成する交通網であるにも関わらず、道路に比べ鉄道への公的関与は少ないと思います。これを契機にもっと国をはじめ公共が支える仕組みを本気で考えなければ、今後ますます日本地図から鉄道が消えていくでしょう。ただでさえ人口減少と少子高齢化が進む地方から鉄道が消えればその地域の衰退に拍車がかかります。日本の活力は大都市だけでは得られません。元気な地方があってこそ持続可能な国づくりができると考えます。150周年を節目にあらためて鉄道の果たす役割とは何か、単なる移動手段だけではなく、これをどのように活かしていくのか、あり方、支え方を考えてみてはどうでしょうか。
※画像は鉄道隆盛時代の象徴的存在だった列車達ということで選んでみました。左=長距離列車の代表格ブルートレインこと寝台特急「さくら・はやぶさ」。東京到着間近の田町で撮影したものと記憶している。もともとはそれぞれ単独の運行だったが、末期にはこのように2つの列車を併結するようになった。今はこのような客車寝台列車は一部の豪華列車以外には無くなった。なお、牽引機は有料撮影会でも登場したEF66電気機関車で既にこの色の同型はJR貨物に1両しかない。
中=昼は座席特急、夜は寝台特急と昼夜兼行の働きをした583系電車。この車両は既に引退している。画像は2000年代に東海道本線でリバイバル特急「つばめ」として運行された時のもので名古屋で撮影
右=左の寝台特急「さくら・はやぶさ」のうち長崎発着の「さくら」。かつては東京九州間に多数の長距離寝台列車が往来した。終着の長崎にて。







2021/12/12 0:26:13|その他
気になる貴婦人
 関西本線に乗って西に向かうと、いつも気になる方(貴婦人)がいます。その方は細身にして流麗、公園などで佇む方には厚化粧の方が多いのですが、決してそうでなく小綺麗にされています。その姿を見かける時、いつか途中下車して会いに行こうと思うのですが、なかなかタイミングが会いません。
 ようやく意を決して、加茂駅を下り、お目当ての貴婦人ことC57型56号機が置かれている方角を目指しました。小さな案内を頼りに5分ほど歩いてたどり着くことができました。列車から見る限りは学校の敷地内にあるのかと思いきや、学校と線路に挟まれた狭い公道沿いにありました。屋根と囲い付きであるのは、長期保存する上で大切なこと、安心感があります。すぐ横に営業線がありますので、設置は加茂駅の構内から側線を使ったのかもしれません。
 静態保存機は製造量数の多さからD51が圧倒的に多いと思うのですが、この辺りではC57は非常に珍しいと思います。由緒書きには関西本線で急行列車や特別列車を牽いたとありますから、かつての寝台急行「大和」やお召し列車を牽引したのでしょう。奈良機関区のスター的存在だったと推測します。設置は昭和47年とのこと、もう50年もここにあるのですね。この間、傍らで関西本線の栄枯盛衰をどのように見て、後輩たちにどう声をかけているのか、とても興味深いです。







2021/11/28 21:45:00|その他
錦秋の伊賀線
 伊賀線で秋らしい風景をと言えば、やはりここ上林大池沿いです。
 田園風景が多い伊賀線沿線で上林〜比土間は唯一山間の景色が展開される区間で、この時期は色付く林の中を列車が進みます。紅葉が見所という鉄道も多い中、派手さのない秋の山里を車窓から楽しむのも良いものです。







2021/11/21 9:33:43|撮影日記
いよいよラストラン近鉄スナックカー
 定期特急運用を退いて以来、幾度のメモリアル運行を行ってきた往年の近鉄特急スナックカーこと12200系が、本日、大阪・名古屋-賢島間の臨時運行をもって正真正銘のラストランを行いました。
 最後の雄姿は、大阪発賢島行きを伊賀神戸で収めました。堂々8両編成で現役さながらの迫力の通過でした。
 一部の車両は大改造を受け、京都・奈良-大阪間の観光特急「あおによし」として再デビューするそうですが、長らく親しんだオレンジと濃紺のカラーはこれで見納めになりました。







2021/11/14 8:21:54|伊賀線のこと
久しぶりに伊賀線まつり開催
 コロナ禍で開催見合せが続いていた「伊賀線まつり」が、伊賀鉄道、伊賀鉄道友の会の主催で、2年ぶりに開催されました。
 例年は伊賀上野忍者フェスタが開催されるゴールデンウィーク期間中に開催されますが、今年は感染状況が落ち着いたこの時期の開催となりました。
伊賀地域の主要なイベントや行事の多くが中止となる中、鉄道に特化したイベントとは言え、初の大型有観客イベントとなったと思われます。
さて、集客はどの程度かと思い興味津々で訪れてみると、鉄道好きのご同輩のみならず、多くの子供連れで活気溢れるものでした。受付時の感染対策もしっかりとなされ、ウイズコロナ時代における集客イベントのあり方を実感するものでした。
 私のいつものお目当ては伊賀線の特徴ある景色を模したジオラマですが、専門誌にも紹介された新たなシーナリーも加わって、その精巧さに感心することしきりでした。
 また、今回の特徴として、養老、四日市あすなろう、伊勢鉄道の同業各3セク鉄道が物販出展し、数々のグッズや部品類を販売しており、普段は馴染みのないこれらの鉄道のことを知る機会となったこと、前々回あたりから、三重交通も参戦しバスの展示やグッズ販売を行っており、コロナ渦で共に苦戦を続ける地域の公共交通がタッグを組んでいることが分かりました。
 アトラクションでは、常に人気の軌道自転車体験や運転シミュレータに加え、今回は近鉄から架線など電路メンテナンスに使われる軌陸車が初展示され、レールオンする実演があり注目を集めました。
 晴れ渡る秋空のもと久しぶりに鉄道イベントを堪能することができ、主催者はじめ関係者のご尽力に感謝しかありません。事前に地元メディアが大きく取り上げており、あらためて鉄道の訴求力を実感すると共に、来場者には伊賀線をはじめ、地域の公共交通に親しむいい機会になったと思います。