ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2021/11/21 9:33:43|撮影日記
いよいよラストラン近鉄スナックカー
 定期特急運用を退いて以来、幾度のメモリアル運行を行ってきた往年の近鉄特急スナックカーこと12200系が、本日、大阪・名古屋-賢島間の臨時運行をもって正真正銘のラストランを行いました。
 最後の雄姿は、大阪発賢島行きを伊賀神戸で収めました。堂々8両編成で現役さながらの迫力の通過でした。
 一部の車両は大改造を受け、京都・奈良-大阪間の観光特急「あおによし」として再デビューするそうですが、長らく親しんだオレンジと濃紺のカラーはこれで見納めになりました。







2021/11/14 8:21:54|伊賀線のこと
久しぶりに伊賀線まつり開催
 コロナ禍で開催見合せが続いていた「伊賀線まつり」が、伊賀鉄道、伊賀鉄道友の会の主催で、2年ぶりに開催されました。
 例年は伊賀上野忍者フェスタが開催されるゴールデンウィーク期間中に開催されますが、今年は感染状況が落ち着いたこの時期の開催となりました。
伊賀地域の主要なイベントや行事の多くが中止となる中、鉄道に特化したイベントとは言え、初の大型有観客イベントとなったと思われます。
さて、集客はどの程度かと思い興味津々で訪れてみると、鉄道好きのご同輩のみならず、多くの子供連れで活気溢れるものでした。受付時の感染対策もしっかりとなされ、ウイズコロナ時代における集客イベントのあり方を実感するものでした。
 私のいつものお目当ては伊賀線の特徴ある景色を模したジオラマですが、専門誌にも紹介された新たなシーナリーも加わって、その精巧さに感心することしきりでした。
 また、今回の特徴として、養老、四日市あすなろう、伊勢鉄道の同業各3セク鉄道が物販出展し、数々のグッズや部品類を販売しており、普段は馴染みのないこれらの鉄道のことを知る機会となったこと、前々回あたりから、三重交通も参戦しバスの展示やグッズ販売を行っており、コロナ渦で共に苦戦を続ける地域の公共交通がタッグを組んでいることが分かりました。
 アトラクションでは、常に人気の軌道自転車体験や運転シミュレータに加え、今回は近鉄から架線など電路メンテナンスに使われる軌陸車が初展示され、レールオンする実演があり注目を集めました。
 晴れ渡る秋空のもと久しぶりに鉄道イベントを堪能することができ、主催者はじめ関係者のご尽力に感謝しかありません。事前に地元メディアが大きく取り上げており、あらためて鉄道の訴求力を実感すると共に、来場者には伊賀線をはじめ、地域の公共交通に親しむいい機会になったと思います。







2021/11/04 20:56:00|蒸気機関車
束の間の復活“SL北びわこ号”

 湖北路を走り抜けたSL北びわこ号の廃止が発表され、とても残念な気持ちでいたところ、なんと京都鉄道博物館のSLスチーム号で期間限定で復活するとの報に接しました。
 走行距離は片道数百メートルの短さですが、牽引は北びわこ号定番のC56-160号機、しかも客車は2両だが12系!とのこと。四季折々に掲げたヘッドマークを毎日交換して取り付けるという心憎い演出もあります。これは行かない手はありません。コロナ緊急事態宣言解除後の平日、仕事をやり繰りして馳せ参じました。
 C56はすでに本線運転の任を解かれ、スチーム号専属の動態保存機となっていますが、普段はトロッコタイプの客車を牽いています。しかし今回は正真正銘の12系客車、北びわこ号廃止の理由が客車の老朽化とされていましたので、JR西日本で12系客車に乗車できるのも今回で最後かもしれません。そういう意味では貴重な機会となったと思います。  
往復10分程度の小運転ながら、煙を盛大に上げて貫禄十分。ゆっくりと旧梅小路機関区構内の線路を往復しました。私は都合2回乗車し小さなSLの旅を堪能しました。  
 最終日は何とスワローエンゼルC62-2が牽引したとか、出来ることなら12系客車をすべて廃車することなく2両程度は動態保存し、今回のような趣向に用いてほしいものです。







2021/07/27 22:57:01|撮影日記
近鉄特急スナックカー惜別の臨時運行
 まもなく終焉を迎えるスナックカーこと近鉄12200系を使用した臨時特急が7月の4連休に運行されました。特に7/25には4両編成を2本繫いだ堂々の8連で名古屋→大阪上本町間を運行するとのことで、青山町近くの直線区間で記録してきました。
 線路際を夏草が覆うあいにくのコンディションでしたが、青空のもと往年の名阪特急を美しく納めることができました。
 スナックカーの運行は残り1日、8/7の名古屋〜賢島間、大阪上本町〜賢島間をツアー列車として運行され遂にラストランとなるとのこと。
 いよいよ伝統の近鉄特急色を纏った最後の車両の見納めになりそうです。







2021/06/27 0:16:42|撮影日記
惜別 ‘’忍トレイン‘’
 2017年2月から、草津線の活性化を目的に運用されてきた“忍トレイン”が6月末をもって姿を消すことになりました。
 これは元々、草津線で運用されてきた113系電車4両1編成にラッピングを施し、内外装を忍者イメージに仕立てたもので、沿線自治体も協力して、甲賀、伊賀忍者をPRし観光誘客を図ろうとするものでした。しかし、まもなく車両の検査時期を迎えることから“忍者衣装”を脱ぐことになったものです。
 1編成しかなく、運用情報も明かされず、しかも草津線のみならず、湖西線などでも運用されていたことから、まさに神出鬼没、忍びの者を地で行く存在でした。
 当初は、伊賀鉄道忍者列車の2番煎じかと思いましたが、デザインはなかなか秀逸だなと感心していました。同様のものが信楽高原鉄道の気動車にも採用されており、そちらは未だ暫くは残るのでしょう。
 忍トレインが草津線や沿線地域にどれほどの効果を与えたのかは定かではありませんが、惜しむらくは、忍んでばかりでなく、いつ、どこで走るのか明らかにすべきだったと思います。そうでなければ、忍トレインで草津線沿線を訪ねてほしいと宣伝しようにも出来ないからです。また、定期運用中心ではなく、イベント列車としてもっと「特別な使い方」もすべきだったのではないかと思います。折角、素晴らしい車両を登場させても活用出来なければ意味がありません。しかし、コロナ禍でそれも叶わなかったということでしょうか。
 というわけで、廃止を前に、週末は草津線中心に運用していただけるとのこと。最初で最後のサービスの恩恵に預かってきました。