ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2009/08/02 14:07:15|遠征記
富良野・美瑛ノロッコ号乗車記など

“夏休みの家族旅行で北海道へ行ってきました。”と言うと、私の場合やはり鉄道利用で?と思われるかもしれません。本当はそうしたかったのですが、子供達を連れて行くには乗り換えや荷物など負担が大きいため諦めました。しかし、いつかは鉄道で北の大地へ行き、道内をゆっくり巡ってみたいと思っています。

 さて、家族サービス優先の中でも少しは“鉄”をしてきました。まず一つ目は、富良野線の「富良野・美瑛ノロッコ号」の乗車です。観光用の列車ですから、これを行程に組むことは家族も賛成してくれました。列車は、旭川・美瑛〜富良野間を観光シーズンに3往復運転されており、年に1〜2度はC11型蒸気機関車による牽引になる日もあるそうです。私達は、ラベンダーで有名な「ファーム富田」の近くに設置された臨時駅「ラベンダー畑」から「美瑛」まで往復しました。編成は専用塗装が施されたDE15型ディーゼル機関車とトロッコ客車4両の通常編成です。乗車当日はあいにくの雨模様でパッチワークの丘が織り成す素晴らしい沿線風景を堪能することはできませんでしたが、普段とは一風変わった列車の旅を楽しめて家族も満足したようです。ところで、この列車、ノロッコ号とはいうものの、案外、速度は普通に出ていますので、ダイヤが許すならもう少しゆっくり走って欲しい気がしました。
 
 二つ目は、最終日の小樽市内観光で訪ねたかった旧北海道鉄道記念館(現小樽市総合博物館)です。訪ねたかったと言うのは、この日、残念なことに休館日だったため、敷地外から展示車両を眺めるだけだったからです。北海道鉄道発祥の地で旧手宮線手宮駅跡に設置されたこの施設は、広大な敷地に北海道ゆかりの車両が展示され、北海道開拓時代の蒸気機関車「しづか号」が保存されていることでも有名です。屋外の展示車両には北海道らしく除雪用車両や道内特急として活躍したキハ82型の1号車が綺麗な状態で保存されているのを見ることができ、次回の訪問を誓って施設を後にしました。
 
 道内にはこのほか、三笠市にある三笠鉄道村では、全国で唯一、施設内に敷かれた線路で蒸気機関車の運転体験をさせてくれるそうで、ここも是非訪ねてみたいところです。また、日本最北端を目指す宗谷本線、釧路湿原を縦断する釧網本線、かつてC62型蒸気機関車が重連で活躍した函館本線山線ルートなど、いずれもその魅力を堪能してみたいと思っている路線が沢山あります。北海道の鉄道は、開拓と炭鉱開発を目的に、かつて多くの国鉄路線と石炭輸送に活躍した炭鉱鉄道がありましたが、石炭産業の衰退と近年の少子高齢化の進展によって多くのローカル線が廃線となり、特に国鉄ローカル線の多くが巨額の赤字を抱え、廃止されてしまった経緯があります。最近でも、国鉄池北線を3セク転換し運行されてきた「ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線」が経営努力の甲斐なく廃止されてしまったのは記憶に新しいところです。現存する路線は、道内主要都市を結ぶ幹線と富良野線などの観光需要が見込める路線が中心となっていて、本州などと比べて鉄道を取り巻く環境はより厳しいものがあるようですが、それは他の地域の鉄道が抱える課題の縮図かも知れません。
 
 今回の旅で、あらためて北海道の雄大さとその魅力を実感した次第ですが、次回の鉄道による渡道実現に向け、ますます再訪への思いが強くなった旅でもありました。

画像上から1、2枚目=富良野・美瑛ノロッコ号(美瑛駅) 3枚目=富良野線の主力車両キハ150型(美瑛駅) 4枚目=小樽市総合博物館展示車両キハ82など(敷地外から撮影)







2009/07/11 18:45:44|伊賀線のこと
860系マルーン色模型完成ほか
 今年の1月に上野市駅で購入した、Nゲージ鉄道模型「鉄道コレクション(鉄コレ)伊賀鉄道860系」をマルーン色(えび茶色塗装)編成に改造してみましたのでご笑覧ください。(写真:左)。

 製品は近鉄時代からの赤/白塗装のものでしたが、3セット購入していましたので、1セットを動力化改造し、もう1セットを2月に登場したマルーン色編成にしようと考えました。忍者編成も良かったのですが、あのデザインを再現するには少し難易度が高そうだったため諦め、工作力が向上してから残りの1セットで試そうかと思います(さていつになることやら・・・。)。

 改造方法はいたって単純です。まず車両全体を分解し、ボディの塗装を剥離剤で落としてから、専用カラースプレーで塗り直しました。特徴ある銀帯は、銀色シールで表現しています。切り出しが甘かったため、幅が一定していませんが、やり直しが簡単なので修正していきたいと思っています。車番や奈良線鹿特急のヘッドマークなどは、丁度、模型店で入手したのがありましたのでそれを貼っています。パンタグラフや車輪、連結器は別パーツに交換してデティールアップしています。ディスプレイ用としていますが、子供が走らせたいとせがむので、赤/白編成の動力に付け替えて走行を楽しんでいます。

 また、模型ネタではありませんが、現在、上野市車庫に入場中の編成が塗装変更を受けるようです。上野市駅に所用で出掛けたところ、見慣れない深緑に塗装された車両が庫の中にありました(写真:右 敷地外から撮影)。マルーン色編成に次ぐ塗装変更車かも知れません。この塗装は、近鉄で随分昔に採用されていたことがある塗装で、伊賀線でも現在の860系より前の旧型車両に塗られていたものです。従って、正式には、この車両に塗られていたことはない筈ですが、今年度から新型車両への更新が始まることから、廃車になる前の惜別イベントとしてこの色が伊賀線のリバイバルカラーとして採用されるということなのでしょう。
マルーン編成とのコラボレーションなど登場が今から楽しみです。







2009/06/29 22:39:52|関西本線のこと
紫陽花ロードにて
 梅雨入りはしたものの、それらしい天気の日はなかなかない状況でしたが、ようやく今週は前線の動きが活発化しそうで、恵みの雨がありそうです。
 
 私達のような鉄道写真を愛好する者は、梅雨時期は撮影の機会もあまりなく、本格的な夏が到来してから、夏景色を背景に今度はどんな列車を追いかけようかとひたすら思いを巡らすことに終始するものです。

 しかし、一方で何か梅雨らしい景色の中を行く列車の姿を捕らえるのも一興だと思っており、丁度、今月発売された某趣味誌に掲載された関西本線の四季を追った写真の中に新堂〜柘植間の線路に沿って紫陽花ロードなる場所があることを知り、早速、出掛けてきました。

 場所は、新堂駅を亀山方面に少し進んだ箇所で、直線区間で凡そ5〜6百メートルに渡って沢山の紫陽花が植えられていました。恐らく地元の方々が世話をされているのだろうと推測します。道路には、きちんと“紫陽花ロード”と記した看板も掲げられていました。

 私が行った時は、既に花の瀬は過ぎていた様子でしたが、一部に色鮮やかに花を付けた箇所も残っており、そこで単行列車の写真を撮影してきました。まさに灯台下暗し、地元に居ながらもまだまだ知らないポイントがあるものだと反省しつつ、もっと四季折々の沿線の表情に注目すれば、創作の幅は広がることを痛感しました。

 雑誌に掲載されていた写真は、京都市在住の方の作品で、“本線という名の”というタイトルでした。雪の加太駅、桜満開の島ヶ原駅、夏の木津川風景や線路の上の紅葉を幻想的に撮られた作品など素晴らしいものばかり。紫陽花の写真は例の姫路〜奈良・鳥羽間に運行される修学旅行臨時列車のものでしたが、この列車や長編成の臨時列車が走る一瞬が関西本線が本線に戻る時だと作者は記されていました。急行列車の運転もなくなり、本線という名のローカル線に転じた今の姿がより魅力があるとも書かれています。
 
 臨時列車の運行も少なくなり、写欲が沸かなくなったと嘆かずに、私も渋みを増したこの路線の魅力をもっと知りたいと強く思った次第です。 








2009/06/09 22:56:56|関西本線のこと
修学旅行臨時列車撮影行

 毎年この時期にやってくる兵庫県姫路市の小学生を乗せた修学旅行臨時列車(奈良・鳥羽方面行き)が、今年も、関西本線奈良〜亀山間に運転されています。関西本線にはこのような“特別な”列車の運転が珍しいため、久しぶりに、加太越えの定番撮影地(復路姫路行き)と木津川橋梁(往路鳥羽行き)に出撃してきました。

 今年は、5月の連休明けから運転が開始されましたが、ご存知のように神戸地区での新型インフルエンザ発生を受け、休校措置をとった小学校の修学旅行も延期されたため、一旦、運休となり、6月に入ってから再開となりました。

 しかし、困ったことに当初(5月中)発表された運転予定しか情報がなかったため、撮影に出掛けた日に実際に運転されるのかどうか保証のないままの出撃となりました。
 休暇取得の都合上、出掛けられる日が限られるため、駄目でも仕方ないと思いつつ加太〜柘植間にある大築堤の現場に到着すると、大阪から撮影に来られた方がお一人お見えになり、私と同じ思いのようで、前回が運休で今回がリベンジとのこと。無事に本懐を遂げられることを願いつつ一緒に通過予定時刻を待ちました。

 やがて、通過時刻が近づき私達に緊張感が漂います。すると程なく、加太の山中に独特のディーゼルサウンドとタイフォン(汽笛)がこだましました。
やれやれ出撃の甲斐ありと安堵するのも束の間、すぐさまカメラを構えて撮影態勢に入ります。そして見えてきた181系特急型気動車6連の雄姿。周囲に響く連写の音、そしてそれをかき消すように重厚なエンジン音を響かせ、列車は私達の前を悠然と走り去っていきました。
 
 私は、このあと、クルマを笠置〜大河原間の橋梁付近に走らせ、明治生まれの鉄橋を渡る鳥羽行きの列車を無事撮影し、満足な撮影行とすることができました。

 国鉄時代から続くこの修学旅行列車ですが、以前にも記しましたが、使用されている車両の老朽化、阪神なんば線開業に伴う近鉄の姫路乗り入れ構想から、列車の存続自体が予断を許さない状況になっています。近鉄電車が進出すれば、恐らく、到底勝ち目がないでしょう。しかし、速さや快適さではない汽車旅の良さを体験できるのは、この列車ならではのこと。子供達にとっても貴重な体験になるのではないかと思います。是非、1年でも長く運転されることを願ってやみません。 







2009/05/29 17:10:33|撮影日記
フィルムカメラの楽しみ

 先週土曜日の午後、思ったよりも天気が良いのでお気に入りのフィルムカメラを持って伊賀線の上林大池付近へ撮影に行ってきました。私はもっぱら、鉄道写真の撮影には流行のデジタル一眼レフカメラを愛用していますが、フィルム一眼レフカメラも数台所有していて、たまにのんびりした撮影を楽しむときはこれらのフィルムカメラを使用しています。この中には、中学生の頃に親に無理を言って買って貰った大切な1台や大学受験で無事合格し、自分へのご褒美として買った思い出の1台など今でも手放せないでいるものがあります。そこに昨年、大阪の中古カメラ店で見つけた1台のカメラがあります。

 そのカメラとはアサヒペンタックスがリリースしていたLXという機種です。私の所有するフィルムカメラは、ペンタックスのものが多いのですが、その理由として、学生時代に写真部に籍を置いていて、ペンタックス機に共通の小型軽量で使いやすいというのが自分の撮影用途に合っていて、特に動体の撮影では非常に重宝していたからというのがあります。そんなペンタックス機の中で高級機として発売されていたのがこのLXだったのです。この機種は、丁度、私が高校生の頃に発売され、機能やデザインから非常に優れた機種とされ、当時でも10万円以上の値段がしたと思います。当然ながら、学生の身分では高嶺の花で、とても手が出るものではなく、ただ憧れるだけのカメラでした。

 その後、鉄道趣味や写真撮影からも遠ざかっていた間はこのカメラのこともすっかり忘れてしまっていたのですが、再び鉄道写真を撮るようになって、ふと覗いたカメラ屋さんでこれを見付けることができ、かつての憧れを現実のものにしてしまったというわけです。製造開始から20年以上経っていることから、既に新品は絶版となっていて、もはや貴重なものとなったようです。

 古いカメラであるため、オートフォーカスの機能もなく、ピントを手動で合わせて、露出やシャッタースピードを自分で決めて撮る必要があります。連写機能のあるデジタル一眼レフカメラなら、何枚も撮った中から良いものを選べますが、これで撮るときはそうはいきません。しかし、そんなアナログなカメラで会心の一枚を撮る努力をすることはまた楽しみでもあります。
 最新機種のように酷使に耐えそうにありませんが、今後は近場において、伊賀の風景と伊賀線をテーマにこのカメラで撮り歩こうと思っています。
画像上=愛用のペンタックスLX(キハ58車内にて)、下=餘部鉄橋を行く特急「はまかぜ号」(LXでの撮影ではありません。)