ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2009/10/29 17:18:54|伊賀線のこと
伊賀線の新車がやって来た!

 伊賀線に導入される新車両が、はるばる東京からトレーラーによる陸送で伊賀にやってきました。既に新聞報道もありましたが、今月26日に東急電鉄の長津田工場を出発し、一般道を使用して市内の搬入場所に到着。クレーンを使って線路の上に載せられた後31日に上野市車庫に収容される予定です。トレーラーによる陸送は長尺ゆえに昼間は走行できず、また高速道路も使用しないで夜間に走行するため、何日もかけて運ばれるのですが、ようやく本日、伊賀の地に入りました。
 私は偶然にも、市内某所に車両を積んだトレーラーを発見し、持ち合わせたカメラで貴重な記録をすることができました。
 車両は、予想通り元東急電鉄の1000系で今回の第1陣は2両1編成です。伊賀鉄道向けに随所に改造がされた様子で、屋根上には東急時代にはなかったパンタグラフが2個装備され、車内は1両8席分のクロスシート、整理券発行機、運賃表示を兼ねた車内案内表示機が設置されていることなどが確認できました。
 外見は、ステンレス車体に東急時代の赤帯を巻いていますが、これは、上野市車庫で新忍者電車としてラッピングされる予定です。
 線路上に乗せられるのは、どこか?推理してみるのも面白いかもしれません。トレーラーの大きさなどからして上野市車庫では無理そうですね。
 早く線路上の姿を見てみたいものです

 
 画像は、トレーラーに載せられた新車両です。こんな感じで運ばれるのですね。車両の“顔”は傷防止のためか?カバーされていて見ることはできませんでした。







2009/10/22 0:00:06|遠征記
東海道本線美濃赤坂駅訪問
 JR大垣駅(岐阜県)から、通称“赤坂支線”と呼ばれる僅か5kmの東海道本線の盲腸線が出ています。
 盲腸線とは言い得て妙で、正に本線から盲腸のように突き出た格好の路線のことを指していて、赤坂支線はその典型とも言えます。
 
 大垣駅にはJR東海道本線豊橋方面とを結ぶ新快速列車や米原方面への区間列車、第3セクターの樽見鉄道やすぐそばに養老鉄道線も乗り入れており、多くの乗降客で賑わいますが、米原方面へのプラットホームを少し切り欠いた短い専用ホームから、赤坂支線の終点美濃赤坂駅行きの普通列車が発着しています。
 使用されている主力車両は、JR東海の近郊型電車の標準である313系電車の2両編成で、日中おおむね1時間に1本程度で運行されています。
 
 大垣駅を出発した列車は、ゆっくりと西に進み、東海道本線の電車が並ぶ留置線を横に見ながら、市内近郊の住宅地の中に進み、ほどなく線内唯一の荒尾に停車。続いて、進行方向に広く開けた駅構内が見えてくると終点の美濃赤坂駅に到着します。大垣駅から僅か6分の道のりの果ては、行き止まり式片面ホーム1線の寂しい終着駅ですが、駅構内はやたらと広く、大きな上屋を備えた貨物ホームが2本にそれを取り巻く多くの線路があります。たった2両の短い列車は、広い構内の片隅に遠慮がちに滑り込みます。この様子から、この駅は本来、旅客中心の駅ではなく、貨物が主体の駅であることが分かります。旅客ホームには屋根もなく、ホーム端から古びた趣のある無人の駅舎につながって改札を抜ける格好です。昼間の列車から降り立ったのは、地元住民らしき人が数人で、他は鉄道ファンと思しき同業者達でした。これらの人達は、今来た列車でそのまま折り返すまでの短い時間を思い思いに駅周辺の散策をしています。私も、同じように駅舎や構内を見て歩きました。
 
 ここ美濃赤坂駅は、貨物専業の私鉄「西濃鉄道」が接続しており、日に3往復、沿線から産出される石灰石を運ぶ貨物列車が専用のディーゼル機関車に牽引されて走っています。この駅でJRの電気機関車に引き渡されているらしく、構内のはずれに青色のJRの機関車が待機していました。しかし、大きな貨物ホームや貨物ヤードはすでにその多くが使用されていない様子で、かつて、鉄道貨物が全盛だった頃を偲ばせる設備がそのまま残されている感じでした。
 駅のある大垣市赤坂町は、中仙道の宿場町であったところで、駅周辺は静かな住宅地といった佇まいです。今や、その規模に比して貨物ターミナルとしての機能も小さくなったこの駅は、地元住民のための生活を支える駅として細々と息づいているといった様子でした。
 







2009/10/15 23:25:16|遠征記
きんてつ鉄道まつり2009

3連休の中日だった10月11日、子供と一緒に恒例の「きんてつ鉄道まつり」に行って来ました。
 このイベントは、近鉄五位堂駅近くの五位堂検修車庫において毎年この時期に開催されていて、家族連れや鉄道ファンら多くの人達で賑わいます。私は6年前に一度訪れたことがありますが、この日は開場時間前に現地に着いたものの、既に駅から会場に続く道路は長蛇の列が出来ており、以前にも増して人気の高さが伺えました。
 内容は、近鉄が誇る人気車両等(アーバンライナー、新型特急車両ACE、団体専用電車“楽”、総合検測車“はかるくん”等々)の展示・撮影会、40tクレーンによる車両吊り上げ実演、車両床下ピット見学、運転士&車掌体験、電車と綱引き、ブレーキ装置やパンタグラフの動作体験、HO鉄道模型走行会など普段なかなか見ることが出来ない車庫の様子などが理解できる盛り沢山な内容でした。飲食物の屋台も多数並び、爽やかな秋空のもとでピクニック気分で楽しむことが出来ました。
 また、鉄道ファンお目当ての物販会では、限定品の模型や鉄道廃品に長い行列が出来ており、こちらの人気も相当なものでした。この中に伊賀鉄道のブースもあり、グッズの出張販売がなされ、私は新発売の伊賀線前面展望DVDを購入しました。
 結局、終了時間の午後3時まで会場に滞在しましたが、時間内で全てを見て触れて体験するのは難しかったです。しかし、それぞれの展示ブースでは、行列の待ち時間を表示したり、入場者を入れ替え制で誘導したり、子供にも親切丁寧に機器の説明をしてくれるなど随所に配慮がなされていたのが好印象でした。







2009/10/12 16:39:56|その他
養老鉄道にラビットカーを訪ねて

伊賀鉄道とともに近鉄から分社化された養老鉄道(近鉄時代を含めて。)にはじめて乗車してきました。
 
 養老鉄道は、桑名〜大垣〜揖斐間を結ぶ57.5キロの単線電化の路線。線路幅は伊賀鉄道と同じ狭軌ですが、伊賀鉄道のような狭小カーブがないため、南大阪線系統の20m級大型車両を貸与されて運行しています。
 車両は、前述の近鉄本線系タイプの通勤型車両が運用されていますが、分社化に伴い、マルーンと白の近鉄通勤色から懐かしいマルーン一色の旧近鉄通勤車色に統一されています。

 この中に、今年9月から、オレンジに白帯を巻いた車両が登場し沿線で一際目立つ存在となっています。これは、かつて、大阪阿部野橋から橿原神宮前を結ぶ南大阪線でラビットカーと呼ばれた高性能通勤車両の専用塗装を復活したもので、養老鉄道が、当時の色に塗り直して運行しているものです。
 
 ラビットカーは、昭和32年に南大阪線に登場し主に各駅停車に運用されました。加減速性能に優れていたため、旧型車の急行列車と同時分で運転が出来、優等列車の合間を縫うように走るイメージからウサギにたとえてラビットカーと命名され、車体側面に岡本太郎デザインといわれるウサギのイラストが描かれていました。オレンジに白帯の塗装は昭和40年代初めには塗り替えられてしまいましたので、今回の復活は約40年ぶりになります。

 養老鉄道は、一度訪問してみたいと思っていた路線ですが、亀山での紀勢本線全通記念イベントと兼ねて乗車する機会に恵まれました。しかも、僅か1編成しかないラビットカーの運行状況は事前に分からなかったのですが、偶然、桑名から乗車することが出来、列車の終着である大垣まで乗り通しました。

 養老鉄道初乗車の印象は、車窓は、三重県から岐阜県へ揖斐川沿いの田園風景の中を走るため非常に長閑な感じでした。車両や駅設備は近鉄由来のため、雰囲気は伊賀鉄道とよく似ています。旧国鉄との連絡貨物輸送を行っていたため、主要駅には貨物側線が残された大きな規模の駅があるのが特徴です。路線延長が長いため、全区間を乗り通す需要は少なそうですが、桑名、大垣近郊を中心に区間利用者が多い感じで、特に大垣周辺は揖斐方面への利用も含めて結構利用が多いと感じました。また、沿線にはサイクリングロードが多いとの事で、自転車を積み込んで利用する人の姿も見かけました。サイクルトレインが定着しているのも特徴のようです。
 
 また、今回、復活塗装車であるラビットカーに乗車して感じたことは、乗車すると車内は他の編成と何ら変わりなく、ラビットカーに乗車していることを忘れてしまいそうになったのが少々残念でした。伊賀鉄道で始まった復活塗装車が、養老鉄道でも実施されたことは我々ファンには非常に興味深いことなのですが、両鉄道共に今後期待するのは、それぞれの復活塗装の由来が車内のどこかに記されて一般の利用者にも理解される配慮がなされることです。伊賀鉄道の鹿特急、ラビットカーも由来が分かるのは一部の鉄道ファンだけでは、一般利用者や沿線住民とかけ離れたものになってしまいます。乗って楽しい、乗ること自体が目的になるような工夫が求められるでしょう。
 







2009/10/02 23:52:33|遠征記
紀勢本線全通50周年

 三重県内を通るJR線として、関西本線とともに馴染みのある紀勢本線は、全線開通して今年で50年を迎えました。紀勢本線は亀山駅を起点に紀伊半島をぐるりと周り和歌山市駅までを結ぶ全長384.2Kmの幹線ですが、三重県側の三木里〜新鹿間が1959年7月15日に開通しようやく全線開通したものです。国鉄民営化以後は、和歌山県の新宮駅を境に東側がJR東海、西側をJR西日本が管理し、国鉄時代には、特急「くろしお」号などが紀勢本線を経由し名古屋〜天王寺間を結んだこともがあるものの、今は全線を直通する列車はありません。新宮駅以東が単線非電化、以西が電化(一部複線)路線という違いはあるものの、いずれも南紀の海岸沿いや熊野の山岳地帯を走る風光明媚な路線として人気があります。
 そのような紀勢本線の全通50周年をお祝いするイベントが、今年の夏頃からはじまり、開通記念日の7月15日に、亀山駅から和歌山県の白浜駅まで直通臨時列車が運行されたり、JR2社の団体列車による紀伊半島一周ツアーが催されるなど、沿線はお祝いムードに包まれました。
 そして、それらのイベントの最後を飾る企画が、先日のシルバーウイーク期間中に行われました。
 ファイナルイベントの一つは、新宮駅から亀山駅までJR西日本の181系気動車を使用した急行「紀勢本線全通50周年ファイナル」号の運転と新宮駅、亀山駅の両駅で行われたファイナルイベントです。
 このうち、私は亀山駅でのイベントの様子を観察してきました。亀山駅でのイベントの目玉は、前述の臨時急行に使用された181系気動車、JR東海の総合検測車(ドクターカー)の展示と駅前広場でのステージイベントや物販会でした。2日の開会期間中は大勢の人で賑わったようで、私がお邪魔した初日の朝も多数の来場者でごった返していました。
 最近は、近辺でこのようなイベントは少なく、10数年前に開かれた関西本線の全通100周年イベント以来ではないかと思います。
 紀勢本線も沿線の少子高齢化の進展や並行する高速道路の延伸により、その立場が厳しい現実がありますが、沿線地域と路線の活性化を図り、いつまでも愛される路線としてあり続けて欲しいと願います。
画像上から、亀山駅に展示中の181系気動車(車内見学もできました。)、JR東海のドクターカー、臨時急行「紀勢本線全通50周年ファイナル」号ヘッドマーク、臨時急行用181系気動車の回送列車(柘植駅)