ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2010/02/07 19:37:51|伊賀線のこと
“くのいち号”さよなら運転
 伊賀線のシンボル的存在として人気のあったピンクの忍者列車“くのいち号”が、さよなら運転を行い引退しました。
 くのいち号は、200系新車両の投入に伴う旧型860系車両の置き換え対象第1編成となり、最近は運用から外れ車庫内で留置されている姿が見られましたが、先週末に新車両の第2編成が搬入されたことから、いよいよ現役を退くことになったものです。
 今日は、午前中に上野市車庫で伊賀鉄道友の会が主催する撮影会などのさよならイベントが催され、多くのファンや家族連れがくのいち号への別れを惜しみました。
 その後、同友の会の年次総会を兼ねた「さよなら運転」が行われ、くのいち号の最後の力走を見ることが出来ました。







2010/02/03 18:31:25|伊賀線のこと
雪の日の市駅にて

 今季初めての本格的な雪降りとなった1日夜、伊賀線上野市駅を訪れると、珍しいものを見つけました。駅舎内に入ると何かを燃やす匂いがしており、ストーブの不完全燃焼かと思い周囲を見ると駅構内にあるレールのポイントが凍結して動かなくなるのを防ぐため、装置に直接、カンテラの火を当てているのです。雪国の鉄道ならば、この季節にはよく見ることができるのでしょうが、意外に降雪の無い伊賀では珍しい光景ではないでしょうか?
 私自身も大変久しぶりに見た気がします。数十年前、私がまだ高校生の頃、伊賀線を使って通学していた経験がありますが、あの頃は、今よりも降雪が多かったのか、雪の日になれば良く伊賀神戸駅構内のポイントを同じようにカンテラで暖めているのを見たものです。夜遅くの帰途には幾つものカンテラの炎が幻想的にゆらめいているのが印象的で、立ち止まって見入っていたこともありました。そう言えばその頃の同級生がその様子を俳句にして褒められたこともありました。
 カンテラを見ていると高校時代の思い出が思わず甦ってきましたが、滅多に雪による運行障害が起きないこの鉄道でも安全運行のための備えがきちんとされていることに安心感を覚えました。
 実はこの日の昼間、横浜から陸送されてきた伊賀線新車両の第2編成が、クレーンを使って比土駅の側線に載せられ、最終列車の運行が終わった深夜に860系車両を使って牽引され上野市車庫に搬入されたようです。私は友人とその様子を見学に行く予定でしたが、折からの雪降りとなり残念ながら断念しました。しかし、あの降雪の中、社員の皆さん等の手によってきちんと搬入作業が行なわれていたということは、どのような状況でも安全確実に鉄道の業務をこなす鉄道員の誇りを感じずにはいられない思いがしました。







2010/01/30 15:52:21|伊賀線のこと
伊賀線の新車がやって来た!(その7)   
 伊賀線の新車両(元東急1000系)第2編成が、先の第1編成(新忍者列車)に続いて伊賀にやって来ました。

 第2編成は今月25日に改造元の東急テクノシステムズ長津田工場(横浜市)を2台のトレーラーに載せられ出発、28日に伊賀サービスエリアに到着し、線路上への搬入までの間、同所に待機しています。

 私は早速、28日にその様子を見に行きましたが、今回は前回と違って、車両前面が隠されておらず、車両の顔を見ることが出来ました。既に情報を聞きつけたファン数人が深夜にも関わらずカメラを向けていました。その日のうちに比土駅の搬入場所へと移動するものと思われましたが、30日土曜日の昼間もそのまま同所に待機していました。しかし、近いうちには搬入場所に移動し大型クレーンを使って線路上に載せられると思われます。

 今年度の計画では2編成4両が導入されると聞いておりますので、導入済みの第1編成とともに、今年度はこれで計画完了ということになります。第2編成は恐らく春までには営業運転に就くものと思われますが、どのような姿で登場するのか楽しみです。







2010/01/24 22:01:56|関西本線のこと
キハ120配給列車運転

 今日は、久しぶりに柘植駅に撮影に出掛けてきました。一昨年までの正月なら、伊勢神宮への初詣客を乗せた団体専用列車が各方面から週末ごとに運転され、柘植、関、加太へと忙しく撮り鉄(鉄道写真撮影)に走ったものでしたが、どういう訳か昨年から全くなくなり、今年も昨年同様になく寂しい状況です。今年の初撮りも果たせぬまま今日になってしまいました。
 そんな中、とある情報元から、検査で工場に入場していた関西本線のキハ120ディーゼルカーが亀山の基地に戻るため、DD51ディーゼル機関車に牽引されて走るという珍しい配給列車があることを知り、鉄仲間のtetsuさんにもお声かけし、久しぶりに柘植駅でDD51の勇姿を拝むことができました。
 ただ、運転情報が本当に正しいものかどうか、また正確な時刻が分からなかったため、やって来るまでは不安を拭うことはできませんでしたが、草津線方面からDDのヘッドライトが見えたときは正直、安堵しました。
 関西本線で運行されるキハ120は、定期的な検査を兵庫県の網干にある車両工場で実施するため、基地である亀山との往復には、自力走行はせず、草津、関西本線内をDD51ディーゼル機関車に、東海道、山陽本線内はEF65電機機関車に牽引されて運ばれます。年に何度かはこの配給列車が運転されることを知ってはいましたが、運転日やダイヤは全く分からないため撮影の機会に恵まれませんでした。
 柘植での撮影後は、駅前の喫茶「中村屋」さんで美味しいコーヒーをいただくのが楽しみで、今日もマスターらと鉄談義を楽しみました。その中で、来月20日に草津線開業120周年記念列車の運転があるというお話も伺い、来月の楽しみを得ることが出来ました。
 撮影の機会も減ってしまうほど、最近はさみしい柘植界隈ですが、今年は草津線のアニバーサリーということで、様々な取り組みがなされることを是非期待したいと思います。
 







2010/01/08 22:16:41|鉄道模型その他
あけましておめでとうございます。
 新年のご挨拶が、随分、遅くなってしまいました。
 本ブログにお越しいただいている皆様、今年もよろしくお願いいたします。
 新年に相応しい画像をと思いましたが、やはり今年も上野市駅の大しめ縄の画像となりました。昨年もご紹介したかもしれませんが、これは、地元の地域おこしグループが毎年、市の玄関である上野市駅と伊賀神戸駅に寄贈されているもので、右側が頭となる関西風のしめ縄です。かつて、“伊賀は関西”の市民運動を展開したグループの贈り物でありますので、なるほどと思わせます。ただ、最近は市内のスーパーで売られているものも流通が関西方面からのものになりつつあるのか、関西風のものが増えているようです。
この立派なしめ縄が「市駅」の玄関を飾ると、今年の抱負を考えたくなります。今年も地元伊賀地域の鉄道にこだわっていきたいと考えていますが、はてさて、今年はどんな話題や動きがあるのか楽しみであります。まず、伊賀鉄道では、今月中にも新車両(200系)の第2編成が搬入されそうです。春には運用が開始されるでしょう。その後、23年度中にあと2編成が導入される計画です。これに伴い、現行の860系の淘汰が始まります。2月上旬に赤忍者編成がさよなら運転を行うようですが既に同編成は今月3日に運用を離れ、上野市駅の留置線で留置された状態です。出会いと別れがあるのは、鉄道車両でも同じですね。長年伊賀線を支えた車両達に感謝と惜別の思いで最後の勇姿を見届けたいと思います。次にJR関西本線はどうでしょうか。ここ数年は明るい話は殆ど聞きません。今年は活性化に向けた何らかの動きがあることを期待したいものです。撮り鉄趣味的には、毎年正月に運転されてきた初詣団体臨時列車が今年はどの程度運転されるのか?昨年は全くなしという結果だっただけに気になるところです。また、春と秋の修学旅行臨時列車は今年も運転されるのか、期待というより心配の多い路線となってしまいました。
 何はともあれ、今年も元気に明るく無理せずにをモットーにこつこつと趣味活動を深め、併せて地元鉄道を応援していきたいと思います。