ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2010/12/04 22:57:40|伊賀線のこと
上野市駅イルミネーション
 今年も師走恒例の上野市駅クリスマス・イルミネーションが始まったとのことで早速見て来ました。
 今年は例年以上に電飾のボリュームがアップした感があります。そのためか、駅を訪れる人たちがしきりに写メしている姿を見かけました。クリスマスツリーを模したデザインは大正生まれの瀟洒な駅舎を一層引き立てているように思います。
 23日(祝)にはこの駅舎の前で、ハンドベルなどのミニコンサートが開かれるそうで、防寒着に身を包んで是非出かけてみたいと思います。
 また、先月末には、新車両第3編成が無事に到着したとのこと。営業デビューが丁度ミニコンサートの日なら、素敵なクリスマスプレゼントになりそうです。







2010/11/14 16:21:14|伊賀線のこと
貸切列車でGO!
花の撮影目的で伊賀線沿線を散策していたら、貸切と書いた表示板を付けた列車が走っているのを発見。珍しいので急遽目的を変更し、こちらを撮影しました。
 マルーンに銀帯を巻いた860系を使用した貸切列車のようですが、目的は不明です。伊賀鉄道では、このような貸切利用も応じてくれるようで、結婚披露宴などのお祝い事の宴席や車内コンサートの開催など面白い使い方が出来るかもしれません。お値段は一体いくら位なのでしょうね。
 ところで、この貸切列車、近鉄の快速急行などで見られるように前面両サイドの黄色い標識灯が点灯しています。これは通過列車であることを示しているらしいのですが、実際には駅を通過することはなく停車(扉は開閉しない)しながら進むようです。これは伊賀鉄道の信号システムが通過に対応していないからなのでしょう。







2010/11/07 16:44:46|関西本線のこと
たまには3両編成で!
 関西本線非電化区間(加茂〜亀山間)の定期列車は、キハ120型ディーセルカーによる1〜2両編成の運転が常となっていますが、先月のとある日には沿線で開催されたイベントの多客輸送対応のため、珍しく通常より1両多い3両での運転が行われました。
 関西本線の各駅は広い構内と長いプラットホームを擁した構造となっていることから分かるように、かつてはどの列車も長い編成を組み多くのお客さんを運んでいました。しかし、近年の沿線の少子高齢化、クルマ社会の進行や並行する私鉄や高速バスの台頭から、利用客が著しく減少し短い車両が1両や2両でも十分運べるような状況にまで落ち込んでいます。
 3両運転でさえ稀なことであるのは非常に寂しい話であり、このようなこと一つとっても、関西本線や地域の元気度合いを推し量ることができます。まして電化なんて遠い夢物語と感じる人が増えているのも現実かもしれませんが、関西本線がもっと利用される状況をしっかり作るため、これを軸とした町づくりと線区の整備を進めることがこの地域を元気にするということではないでしょうか。







2010/11/07 16:23:21|伊賀線のこと
コスモス畑と伊賀線
 伊賀線猪田道駅西側の休耕田に今秋も沢山のコスモスが咲き揃い、車窓を楽しませてくれています。珍しいことにこのコスモス畑に隣接して季節はずれのヒマワリも群生しており、夏と秋の花が一度に楽しめます。
 この花畑と伊賀線の列車が良い被写体になっており多くのカメラマンが撮影に訪れています。
 春の菜の花、秋のコスモスと伊賀線沿線が花の名所になれば列車に乗ってお花見と洒落込むことができそうです。







2010/10/18 23:34:45|伊賀線のこと
伊賀鉄道開業3周年
 伊賀鉄道発足から今月1日で3周年。車両前面や上野市駅には、ささやかな記念ヘッドマークが掲出され、記念グッズの販売など3歳の誕生日をお祝いしています。
 しかし、発足当初から経営的に多難な船出が予想されていたとおり、最大のお客様である通学生の減少などが響き、年間利用者数は昨年度実績で初めて200万人を切る結果となっています。経営損失額も経営効率化に努力されているものの年間3億円と言われています。行政や近鉄による支援は10年間とされ、その後の存続がどうなるか今のところ不透明です。
 経営改善は勿論必要ですが、鉄道は一種の公共財であり、積極的な公共投資で維持、整備されなければなりません。鉄道によって中心市街地に人を呼び込み活性化させる。それによって得られた利益を中山間地域の活性化に配分するなど、これからの伊賀市のまちづくりに活かす必要があります。赤字が莫大だからとか、クルマ社会だからと早く廃止してバスに転換してはどうかという意見も確かにあります。しかし、超高齢化社会を迎えている地域にとって、クルマに頼る生活はいつまでできるのでしょうか。少なくなったとはいえ、通学生など年間200万人の乗客をバスで輸送できるでしょうか。今後さらに、沿線住民、鉄道事業者、行政が共にマイレール意識を持って必死に守る気概が必要ではないでしょうか。