ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2011/12/17 12:36:55|関西本線のこと
来春の関西本線ダイヤ改正

 来年3月17日に実施されるJR西日本のダイヤ改正の内容が公式HPで公表されました。それによると、関西本線(加茂〜亀山間)では、大きく利便性の改善がなされるようです。
 
まず、平成21年春のJR東海のダイヤ改正で、亀山〜名古屋間に快速列車を設定したことで、最悪と化した亀山駅での名古屋方面との列車接続では、昼間時間帯に現行最大47分の待ち時間が19分に、津方面との列車接続は9分に短縮されます。
 また、伊賀上野、柘植から亀山方面への朝の通勤通学時間帯は、現行1時間半近くの間隔が空いているところがあるものを、約40分間隔となります。
 
全体のダイヤまでは掲載されていないため、全容は分かりませんが、柘植での草津線との接続も維持されるようですし、元来、接続する路線が多い中で、今回の改正は大変な苦労があったのではないかと推測します。ただ、利用実態に応じて一部列車の運転取りやめもあるようで、全体本数は現状維持か少しの減便になるかも知れません。しかし、本数をあまり変えずにダイヤを調整し、よりニーズに近付けている部分は評価されるのではないかと思いますし、何よりも亀山駅での接続が改善されることは、大きな前進ではないかと思います。
 
電化の地元要望が強い線区でありますが、今春の「第2土曜昼間工事運休の取りやめ」に続いて、まずは現状でできる利便性向上がなされ、利用者を増やしていくことがこれからも重要だと思います。
 
春からは、名古屋方、津面へ、今までより便利になった関西本線で是非お出かけください。








2011/12/17 11:50:54|遠征記
錦秋の叡山電鉄を訪ねて2

 先日の叡山電鉄訪問が、紅葉時期には少し早かったため、再度訪問してきました。その甲斐あって、沿線は見事に燃えるような紅葉に彩られておりました。観光列車「きらら」をはじめ、ほとんどの列車は満員御礼で、私も運転席後ろの「かぶりつきスペース」を確保するのがやっとでした。








2011/11/19 23:39:25|遠征記
錦秋の叡山電鉄を訪ねて
 先日、京都方面への所用が午前中で済んだため、少し足を延ばして叡山電鉄(叡電)を訪ねてきました。
 叡電といえば、貴船や鞍馬、八瀬遊園への観光路線として有名ですが、最近は、特に秋の紅葉シーズンの車窓の素晴らしさで多くの乗客を集めています。
 私も過去に数度、鞍馬線を往復したことがありますが、紅葉シーズンには乗ったことがありません。この日は車窓から素晴らしい紅葉が望めるだろうとわくわくしながら叡電自慢の観光列車900系「きらら」に乗車しましたが、今年は京都市北部でも少し冷え込みが弱いせいか、残念ながら期待したほど色づいてはいませんでした。
 それでも、車内は団体ツアー客など大勢の乗客があり活況を呈しており、わずかに色づいた山里の景色に歓声を上げていました。夜は紅葉のトンネルなどで沿線をライトアップするサービスもあるようで、もう少しすればきっと幻想的な車窓を楽しむことができるのでしょう。
 私が学生の頃は、京福電車を名乗り、単行の旧型電車が行き交うローカル私鉄のイメージが強かったのですが、京阪電鉄本線が当時の起点であった「三条京阪」駅から叡電の起点である「出町柳」駅まで鴨東線として延伸し、経営母体も京福から叡山電鉄に移管され京阪電鉄が筆頭株主になってからは京阪電車の支線的な位置づけとなり、イメージを一新。京都市中心部や大阪方面と直結した観光&生活路線となりました。車窓展望の良い観光仕様の車両(きらら)も2編成導入し、貴船や鞍馬などの沿線観光資源を活用した積極策が功を奏し、現在は随分、活性化されている感があります。
 次回は是非、時期を見計らって叡電の車窓から美しい洛北の紅葉を見に出かけてみたいと思います。







2011/11/14 20:06:42|関西本線のこと
増結運転実施
 関西本線山線区間では、先日、笠置駅周辺で実施されたイベント(ご当地鍋フェスタ)多客輸送用と思われる定期列車の増結運転が実施されました。これは昨年、同時期に開催された同イベントでも実施された措置で、普段の所定よりも1両多い3両での運転となりました。
 関西本線山線区間での3両運転は、定期では見られませんが、沿線で行われる花火大会などのイベント時にはしばしば実施されるようです。
 沿線での大きなイベントや祭は伊賀市の上野天神祭や忍者フェスタなどがあり、地域外からの集客が望めることから、これらの実施主体とJRが連携した都市圏からの直通臨時列車の運転など、同線の活性化のためにも是非検討してほしいものです。








2011/09/26 17:07:02|関西本線のこと
DD51型ディーゼル機関車牽引配給列車

 先般の連休にDD51型ディーゼル機関車が久しぶりに関西本線(柘植〜亀山間)に入線するらしいとの未確認情報を得ましたので、ダイヤも分からないまま、当てずっぽうで柘植駅へ行ってみました。恐らくキハ120型の配給列車だろうと予想しましたので昨年、同列車を撮影することが出来た際の大よその時間帯(夕刻)に待っていましたら、予想的中で、検査上がりのピカピカのキハ120型がDD51に牽かれてやってきました。  


  関西本線加茂亀山間で使用されるキハ120型ディーゼルカーは、全般検査(クルマでいう車検)などは兵庫県にあるJR西日本の網干総合車両センターで行われます。そのため、基地のある亀山鉄道部から網干の車両工場までは他線を経由して車両を回送する必要があります。一般的には自力で入場するものと考えますが、キハ120型の場合は、基本的に検査対象となった車両1両ずつを大阪にある宮原総合車両所のDD51型ディーゼル機関車が迎えに来て牽引されていきます。しかも、向日町(京都)からはさらにEF65型電気機関車が牽引を交代するという念の入れようです。これは、工場入退場のための配給列車と呼ばれていますが、亀山から兵庫県の網干までそれほど距離があるとは思えず、自走できなくもない感じがします。それを2台の大型機関車がそれぞれに小さな気動車1両を牽引するというのは、とても非効率な運用ではないかと思えてしまいます。理由は私にははっきり分かりませんが、そのことは兎も角として東海道本線のような幹線を機関車に牽引された小さなキハ1両が行く姿は何とも不思議な光景で微笑ましいとさえ思えます。さらに言うならば、JR西日本にとって決して儲かることの無い寂れた山間を行く小さな気動車でさえ、多くの人の手間暇をかけて大切に整備されているのだということの証なのかもしれません。  


  後日談ですが、翌日、DD51が単機で戻る姿も見たくて予想した時間帯に柘植駅へ行ってみましたが、こちらは予想が外れ出会うことが出来ませんでした。欲張ってはいけませんね。