来年3月17日に実施されるJR西日本のダイヤ改正の内容が公式HPで公表されました。それによると、関西本線(加茂〜亀山間)では、大きく利便性の改善がなされるようです。
まず、平成21年春のJR東海のダイヤ改正で、亀山〜名古屋間に快速列車を設定したことで、最悪と化した亀山駅での名古屋方面との列車接続では、昼間時間帯に現行最大47分の待ち時間が19分に、津方面との列車接続は9分に短縮されます。
また、伊賀上野、柘植から亀山方面への朝の通勤通学時間帯は、現行1時間半近くの間隔が空いているところがあるものを、約40分間隔となります。
全体のダイヤまでは掲載されていないため、全容は分かりませんが、柘植での草津線との接続も維持されるようですし、元来、接続する路線が多い中で、今回の改正は大変な苦労があったのではないかと推測します。ただ、利用実態に応じて一部列車の運転取りやめもあるようで、全体本数は現状維持か少しの減便になるかも知れません。しかし、本数をあまり変えずにダイヤを調整し、よりニーズに近付けている部分は評価されるのではないかと思いますし、何よりも亀山駅での接続が改善されることは、大きな前進ではないかと思います。
電化の地元要望が強い線区でありますが、今春の「第2土曜昼間工事運休の取りやめ」に続いて、まずは現状でできる利便性向上がなされ、利用者を増やしていくことがこれからも重要だと思います。
春からは、名古屋方、津面へ、今までより便利になった関西本線で是非お出かけください。