ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2014/06/08 22:07:00|その他
新緑の大井川鉄道へ(その3)
 新金谷を出発したSL列車は、大井川に沿って一路終着駅である千頭を目指します。私とってこの旅の主目的は、千頭という終着駅に向うことではなく、SL列車に乗ること自体を楽しむことに尽きます。車窓に映る日本の原風景も楽しく、蒸気機関車の鼓動を五感で感じることができるのも楽しみの一つです。私はトンネルに入ってもあえて窓を閉めず、煙や煤にまみれることを楽しみます(他のお客さんにはいい迷惑ですが・・・)。時には目が痛くなったり、顔が黒くなったりしますが、それが蒸気機関車の旅というものと思っています。あの香ばしい煙の匂いがしないと何とも物足りなく感じるでしょう。JRの復活蒸気列車には、快適性を重視してか、窓が開かない(開けにくい)客車を使用しているものもあるようですが、それではせっかくのSLの旅の魅力が半減してしまいます。その点、大井川鉄道は快適性など及びもつかない旧国鉄の旧型客車を使用していますから、その心配はありません。
 今、国内で利用者が減って経営に喘ぐ地方ローカル線が、あの手この手で列車に乗って楽しむ観光路線への道を探り始めていますが、ここではすでに早くから実践されていました。特筆すべきは、SL列車の運行だけではなく、沿線の観光資源との連携や物販などトータルで集客増と収益につながる取り組みとしている点であると思います。地方ローカル線の多くの沿線地域では、少子高齢化、人口減少が進み、マイカーへの依存度が高まる状況の中、地域外からお客さんを呼びこむことで利用者を増やし(減少を緩やかにし)、結果として地域住民のための移動手段を残すことができれば、手法として大いに参考になるのではないでしょうか。この夏は、アジアで初めて、機関車トーマスにちなんだイベント列車も走るそうです。楽しみですね。







2014/05/17 20:00:00|遠征記
新緑の大井川鉄道へ(その2)
 新金谷駅には、以前にはなかった転車台が設置され、それまで千頭折り返しのSL列車はバック運転となっていたものが、きちんと正面を前にして運行できるようになりました。ホームはいつものことながら多くの団体客であふれ、思い思いに記念写真を撮っていました。
 今日のカマはC10の8号機。昭和5年製造の最古参機関車です。大井川鉄道には現在、4台の現役機関車が稼働していますが、うち3台が炭水庫と一体になったタンク型機関車です。デゴイチやシロクニなどの大型機関車は石炭と水を積む車両を後ろにつなげたタイプですが、タンク式はそれらに比べると小さく馬力はありませんが、バック運転もできるなど機動性が高いのが特徴です。主に短距離運行に適しているといえるでしょう。しかし、多くの客車を連ねるとさすがに山坂を登ることは困難で、そのために電気機関車の後押しを受けることがあります。この日は後押しを受けず5両の客車を自分で牽引します。
 少し特徴のある音階の汽笛を一声し、ゆっくりとホームを離れました。これから1時間あまり、大井川の清流と山々の茶畑を見ながらのスローな旅が始まります・・・







2014/05/12 18:54:00|遠征記
新緑の大井川鉄道へ(その1)
もう10年以上も前になるでしょうか。新緑の大井川鉄道に魅せられて以来、GWの休みを利用して千頭詣をするのが我が家の恒例行事になっています。
 今年も連休前半の絶好の晴れの日に行って参りました。
 大井川鉄道の魅力は何と言っても、現役当時さながらのSL列車ですが、その主役を引き立てる舞台ともいえるのが沿線の景色です。これはもうまさしく日本の原風景そのもの。同じ田舎の風景でもここは別格であると思います。
 鉄道趣味的には、SLだけでなく、旧国鉄の客車群、古い私鉄電気機関車、大手私鉄で活躍した特急用電車も魅力的です。
 数年前から、SL列車の始発駅がJR東海道本線と接続する金谷駅から大井川鉄道本社がある新金谷駅に移ったことから、JRを利用してSL列車に乗りに行くには、金谷駅から普通列車に乗って新金谷駅に向かう必要があります。
 今回、乗車できたのは元・南海高野線で活躍した特急用車両ズームカーでした。何とも昭和な外観と内装に思わず見入ってしまいました。







2014/04/14 19:31:04|伊賀線のこと
さくらとコラボ3
 昨年は爆弾低気圧の影響であっという間に散ってしまった桜も、今年は、天候に左右されることが少なかったせいか、遅くまで楽しめました。満開から1週間後でもこのような状態です。車窓からも沿線の桜を存分に楽しめました。(丸山〜上林間にて)







2014/04/07 22:40:00|伊賀線のこと
さくらとコラボ2
 伊賀鉄道沿線も桜を楽しめる箇所が結構あります(伊賀線桑町駅付近)。途中下車しながら花見をするのも粋ですね。