今年もよろしくお願いいたします。 更新回数が少なくて恐縮です。無理せず細く長くつづけていきますのでご容赦願います。 さて、年頭にふさわしい画像として、今年もやはりこれでしょうか?伊賀鉄道上野市駅に飾られる注連縄(しめなわ)です。この注連縄は頭を右にする関西風のものをかけています。地元で地域づくり活動をしている団体の寄贈のものですが、上野市駅が所在する三重県伊賀市は諸説あるものの行政的には東海地方に属します。しかし、特に経済、文化面で歴史的に近畿、関西の影響を強く受けている地域であるため、このような風習になっています。お雑煮のお餅も西日本特有の丸餅をいただきますし、川の流れはすべて大阪湾に注ぎます。この風習の境界は川の流れと同じように伊勢と伊賀を分ける分水嶺、鈴鹿山地にあると言われ、伊勢側では同じ三重県でも全く違うものになります。 そんな講釈はともかく、この伊賀鉄道が将来、どのような姿になっていくのか、今年はその動向に目が離せない1年になりそうです。経営環境の厳しい地域のインフラをどのように持続可能なものにするのか、みんなが知恵をだして全国のモデルケースになれればよいなと思います。何もしなくても走っているやん・・・ではなく、残す覚悟を皆が持たないと走れない、そのことをもっと意識すべきであるような気がします。年始から失礼しました。 |