当ブログでは、あまり近鉄ネタがないのですが、先日の鮮魚列車の引退に続き、今春のダイヤ改正の目玉となった近鉄特急の話題をひとつ。 まずは、名阪間の新たな顔としてデビューした80000系「ひのとり」です。近鉄名阪特急の代表格といえば「アーバンライナー」が有名ですが、現行型は、すでに四半世紀を超えたものもあり、次世代特急車両の登場が待たれていました。新しい車両は、深い艶のあるメタリックレッドと呼ばれる深紅の塗色を纏ったスピード感あふれるデザインとなってます。車内は「くつろぎのアップグレード」のコンセプトどおり、全車バックシェルという、後席に気兼ねなくリクライニングできるシートを備え、横揺れを低減するフルアクティブサスペンションを装備して乗り心地の改善を図っているということです。「ひのとり」は順次増備を続け、今年度中に「アーバンライナー」を置き換える予定とのことです。 私は、運行開始に先駆けて実施される試乗会への申し込みをしましたが、残念ながら外れてしまい、現下の社会情勢から未だ乗車の機会に恵まれませんが、早速、沿線にその雄姿を見に出掛け、今までにない近鉄特急新時代の幕開けを感じた次第です。 ふたつめは、「ひのとり」の登場とひきかえに、今年度末までに引退する新スナックカーこと12200系車両です。近鉄特急車両では最大勢力を誇り、近鉄特急の代名詞のような存在でしたが、いよいよその終焉が近づいているとのことで、近いうちに親しみのあるツートンカラーの塗色とともに過去のものとなるでしょう。 私もこれまでにこの車両のお世話になったことは幾知れず、また、「ひのとり」との新旧競演が見られるのもあと僅かです。今後、惜別の思いでしっかりと記録をしていきたいと思っています。
|