「千と千尋の神隠し」 金曜にTVでやってましたねー
あの映画 どーとるか 人によって 評価が分かれる・・
でも 詩的なシーンが多くて印象に残りますね
で ワタシは
前半〜おおかた最後までの部分は おいといて 千尋が ハクに抱いた 「いつかどこかで逢ったことがあるよーな」感じ の正体がわかった瞬間
アレが 好きですねー
人じゃなかったんですよねー 川(の水)だったんですねー
あの不思議な感覚 あの映画 好きな皆さんって わかるんでしょうか
(宮崎駿さん の感覚って ヲヤヂ と本当によく似てる と 自分では思っているのですが )
ワタシも 小さなときに触れた自然 山の木 大川や谷川の水 魚たち 裏の柿の木 橡の大木
田の畦の ゲンジのいたドングリの木やネムの木 カエルや虫 カマキリの巣、ネズミの巣、山すその井戸
溝川のエビガニ スズメやツバメ 麦の穂の痛さ 松の木のヤニ ウナギのヌルヌル・・
そーいうのって 言葉にならないけど いきいきとしたクオリアが あるんですよねー
しかも 脳内にあるというよりは クラウド的?に 相手との間にあるイメージ なんですよねー
そんな中で ワタシも昔 木津川に潜ったとき 大きな岩のまわりの水底に フナやオイカワがうようよいたのを 見た そんなときの記憶・・
その後 川の護岸工事や道路工事、ゴルフ場とかで 失われてもう近づくことさえできない所もある けど
はっきりと残ってるんですよねー (正確性は別の話)
そして 昔から あまり自然や暗がりに対する恐怖の少なかったワタシは なぜだか(根拠なく) 相手(自然)にもココロが通じている そんな気がしていたのです
ヘビは怖い けど 何もしないはずだ ムカデがいる ハチがいる けど ふだんから 殺さないから ワタシには攻撃しないはずだ・・ と
山の奥で バケモノがいるかもしれない けど ワタシには 恨みはないはず・・みたいに
ハチやイライラ虫に刺されたことは もちろんありますがね
そんなキモチを 実際に持っているワタシには
あの ハクが 今はもうなくなっている琥珀川という川の精(神様)で
昔 千尋が川にはまったときのことを お互いに憶えていて
千尋が それを思い出し ハクが 幽界?での成り行きで なくしていた正体を取り戻す
・・・・
神様はともかく 木や獣や虫や水の精だって 昔が恋しいんですよね きっと そして人間は(本当は)大切な友達なんだと (ふれあいこそが 生きる実感なんだと)
違う年代の人に 通じるかどうかはわかりませんが ヲヤヂには なんとも表現しがたい感動があります
それだけ書きたくて・・・
では また
|