1 嗅覚
デカワンコこと 花森一子さんは 警察犬なみの嗅覚をもつ女性刑事さんらしい 刑事とは思えないカッコしているけど 捜査に有効な特殊能力SPEC?を買われて採用されたのでしょう
で 匂いを嗅いで確かめたいとき クンクン クンクン てやる やりますよね?
ワタシも 小さいときからそーやるのが当たり前と思っていたが 若い頃 女の子の前でやって 激しく笑われてしまったことがある
すでにその頃 都会の人は そんなことしない(あるいはできない?) のが普通 だったのかもしれない
でも 匂いは ただ鼻で空気を吸うだけではだめで 空気の流れに強弱をつけた方がよくわかるはずなのだ
こういうのは 信号が 静的にはSN比がマイナス(Noiseの方がSignalより大きい場合)でも 動的に観察することによってSN比をプラスにする工夫なのだ・・
犬はもちろん デカワンコだって やるのだ そー ホタルノヒカリ(1) では 蛍がステキ女子の買ってきたカレーパンの匂いを嗅ぎつけていましたし
どちらも あの挙措は笑いをとってる・・けど
2 聴覚
人は 若い頃には 高い音(2万Hz以上)が聞こえるけど 中年くらいになってくると聞こえなくなる
TVでも取り上げられて 最近 それが多くの人に知られるようになった
でも たぶん 単に可聴音の周波数範囲が狭くなるだけでなく 音の聞きわける力にもかなり変化があるんじゃなかろうか
勝手な推測だけど 年とるにしたがって 耳は 経験豊富な音に対する弁別能力が鍛えられて 脳である種のパターン照合化みたいなこと がなされていくんじゃなかろうか
よくいうと 予測能力が高まる わるくいうと 思い込み聞き取り になっていくのでは
だから 「空耳」みたいなことが増えてくる・・
3 平衡感覚
もう一つ 耳に関係あると思うのだけど 昔 父親が 高速(名阪国道)を車で走っているとき 「おい 今 道は下ってるのか」 とか聞く
初めて 聞いたときは 「えっ」と思い 「大丈夫か?」と心配になったが
が それは再現性の高いことらしく 別の日にも いつも そーなるらしかった
「わからないものはわからない しようがない」 という
ある時点から 視覚では上り下りがわからなくなる アクセルの感触で なんとなく下りだろうな とか 走らないから上りか となる
上りか下りか ワタシには はっきりとわかっていたので 「ふーーん」 としかいえなかったのだが
40歳くらいから ワタシも 同じになってしまっている まったく同じに これは 遺伝か?
おそらく 多くの人に共通の傾向 ?
加速度自体は小さいので・・ 流れ来る視覚に対する過剰反応みたいなもの? という気がするけど 高速を走っていると 上りで速度がガタッと落ちていても 加速しない人も少なくないので
もしかしたら 似たようなもので 全然感覚的に把握できていないのかもしれない
4 明暗反応
それから 年をとってくると 目の明暗反応が遅くなる
ようするに 明るい環境から暗くなると 見えるまで時間がかかるようになる 逆に 暗いところから明るいところに出ると まぶしくて目をあけていられなくなる・・・
目のレンズの自動絞りである瞳孔の動きが 若い人は早く 年とると遅くなる傾向がある おそらくは 遅くなるだけではなくて 調節範囲も狭くなるのだと思う
これは 医学的?には 昔からわかっているのだろうけど 一般人には 知られていないので困る
暗い夜道で 車が走っているとき 若い人たちは 自分と同じように他人が見えていると思っている けど それは 間違いで 年寄りのドライバーは よく見えないな と思いながら運転していたり もしかしたら よく見えていないことに気づかないまま運転してたり・・
最近のクルマのヘッドライトは昔に比べて明るくなったが 逆に言うと 明るい部分以外は見えなくなっている と思う 対向車のライトもまぶしく感じてしまうしね
まあ こんなこと言うのは忍者思考のワタシだけかもしれないが
でも ライトを上向き(ハイビーム)にしたがる人が増えてる気がする ので わりと真実かもしれないのでは
で そういう状況下での「見る力」も 教わる機会がないだけに 弱い人は弱いまま ということもあるんじゃないか
5 気候の影響
ワタシは 元々のド近眼と 5年前くらいからの老眼でメガネをかけて近くをみることができない・・・ たいへん加減がわるい
これはよくあること だと思うけど
目の見え方が 日によって体調によって そして天気によって違うのだ・・・ これに困っています
低気圧の日はよく見えない 日頃よりさらにボケた映像なのです 明るさが低い(暗い)からか 体が低調なのか・・・ 両方のような
眼科のお医者さんに行くと ちゃっちゃと視力検査・乱視の検査をしてメガネを用意してくれる けどアレって おかしくない? ぜったい 体調によって変わるって 顔面マッサージとか全身体操で・・ その前に緑や遠くを見ておくとかで 変わるって
乱視なんて メガネかけたら 元に戻る能力を邪魔するでしょう? 少なくとも 何回か検査しないと・・・ 昔から 疑問に思うので・・ 眼科には30年以上行っていません
感覚は 血行や栄養状態 精神状態で 変わる これも大事と・・
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そんなわけで 感覚に関することを 書き並べてみたけれど こーしてみると
人の感覚 センサーとしての感覚器官と神経 プロセッサとしての脳
これらは (マネージャー? としての個人の経験・訓練の話はおいといて) どう考えても 人それぞれであって とくに 若い人と年寄りで違う
それを さらに類推して考えると 子供の能力 というのは 常識的に考えてるよりも もっとずっと 柔軟で潜在ポテンシャルが高い のではなかろうか
だからこそ 音楽や芸術 スポーツには 小さい頃に触れさせてあげることの意義があるのではなかろうか
トトロや妖怪の類が
幼い子供には見えて 大人には見えない (昔から) というのも
ワンパターン的に理解するのではなく 感覚・知覚の違いが 明確に存在する というぐらいに 思っておいたほうがよい と
もっというと ワタシは 「五感」といわれるように 視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚 と分けることはよくない 実際の体は これらの刺激?をもっと総合的に捉えているはず (平衡感覚の話がよい例?)と思っています
スビリチュアルかぶれ といわれれば そーかもしれない
けど 忍者になるには 基本的に踏まえておくべきこと だと思っております
P.S.
「僕の彼女はサイボーグ」で ジローが彼女にキスをしたとき 乾電池をなめたときみたいに ちょっと「ビリッ」ときた といってましたね
人間どうしが(濃厚な?)キスをしても べつに びりっときませんよね
人間は 神経の刺激伝達や筋肉への指令など 電気を使っているみたいなのに 体は良導体で 静電気も体にはあんまり溜まりません
考えてみると 本当にうまくできてますよねー 設計の方法 想像もつきません・・
たぶん 未来のジローも サイボーグの構造に 人間のマネはできなかったんですねー
※画像は takuさんのところからお借りしました
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