ブログを書く楽しみに・・
タイトルを付ける楽しみがあることに 最近気づきました
見出し・目次ことば
考えてみると
文章のタイトル って 不思議な魅力がありますよね
かっこよさ というか 重み というか 切れ味というか・・
本のタイトルとか 中の目次(見出し)とかも・・・
映画やドラマも同じかな
例えば 最近の本の紹介をみると
○「幕末銃姫伝」 (藤本ひとみ)
○「天才バカボンのパパと読む「老子」」(ドリアン助川)
○「謎解きはディナーの後で」 (東川篤哉)
とか
名作・古典で言えば
○ 伊豆の踊子 (川端康成)
○ それから (夏目漱石)
○ 銀河鉄道の夜 (宮沢賢治)
○ 風と共に去りぬ (マーガレット・ミッチェル原作)
○ 世界の中心で、愛をさけぶ (片山恭一原作)
とか
こーゆーのって 五、七、五 でもないし
言葉のリズムというより 語呂が大事・・
例えば 「大菩薩峠」(中里介山) なんてただの地名なんだけど
むしょーにかっこいいもんね
古いものでも「宇治拾遺物語」とか 好色一代男(井原西鶴)とか
東方見聞録 (マルコ・ポーロ)とか
しまりがいいもんねー インパクトもあるし
中国だと 短ければ短いほど格が高いような気がするけど
最近は違うのかな
日本の最近のは ちと長かったり 副題が続くのが多いね
タイトルには
意外性や期待性 というのでしょうか
非完結性 というのか その言葉にいろいろの思いが集約されて
詩の一節 のようだけど より想起・連想させる力が幅広いかも
パターンとしては
○名詞または名詞・名詞 例→ 女優綾瀬はるか
○□□の△△ 例→「ローマの休日」
○名詞「と」名詞 例→「項羽と劉邦」(司馬遼太郎他)
○体言止め 例→「僕の彼女はサイボーグ」
○名前だけ 例→「姿三四郎」(富田常雄) 「ICHI」
○カタカナ 例→「プリンセス・トヨトミ」(万城目学)
○四文字熟語、漢詩的 例→ 国破れて山河あり
○比喩・暗喩 例→「白夜行」(東野圭吾)
○問いかけ(説明するよ) 例→ ラブラブとは何か
○パロディ 、もじり 例→「家政婦のミタ」
○オマージュ 例→「西遊妖猿伝」(諸星大二郎)
○煙まき・謎かけ 例→「おっぱいバレー」(原作水野宗徳)
「鹿男あをによし」(原作万城目学)
「の」が入るか入らないかでころっと変わることもあります
「八重桜」 だと 桜の木の話かな?
という感じになってタイトルにはなりませんが
「八重の桜」
だと んーーどんな話だろう って雰囲気が高まりますよねーー
まあ 読者に興味をもってもらうための語句ですから ね
当然といえば 当然
ジツは 本屋での立ち読み って
この部分が面白いのかもしれませんね
タイトルや目次から 自分が想起することと
実際に書いてあることの一致と不一致を両方楽しむ という
で 読者の志向・嗜好 と タイトルの間? には
確実に固有周波数があって・・ 共振すると
もう これはっ! って 買いたくなってしまう・・・
みたいな
映画なんか タイトルは 超重要でしょうね
もちろん 音楽も
(クラシックではタイトルがないのも多くありますが・・)
絵画や陶芸、彫刻とかだと 文的なタイトルにはなりませんね
名詞形がふつう
CM はタイトルがないのが多いから ある意味大変ですよね
商品名・・・ までいっちゃうと 話は終わらない か
Wikipedia では [ 修辞技法 ] なんてみると
実にいろいろ載っている のだけど
こういうのが 面白いのは
「修辞技法」として 解説されることがあっても
その言葉(文)を 作るときには あんまり役立たず
やはり 直観というか ヒラメキ とかによって
創造されるもの で
すでにある社会性の上で繰り広げられる 遊び あるいは 挑戦?
の要素がある からでしょうか ね
それで また 読んで気に入ると またそのタイトルが
強く印象に残って カタルシスが・・・作られ
また ネットでは
萌え理論 モエリロン のタイトルの法則とか
読みたくなるタイトル とか
探してみると いろいろ参考になるものがあります
(今まで探したことなかったけど・・)
ちなみに 本のタイトルで 好きだったのは
「星への帰還」 (エーリッヒ・フォン・デニケン)
「戒厳令の夜」 (五木寛之)
「船乗りクプクプの冒険」 (北杜夫)
「哀愁の町に霧が降るのだ」(椎名誠) 古いなーどれも
あまり読んでないけど好きなのは
赤川次郎さん とか
椎名誠さん とか
のタイトルなんかは楽しくて好きですね
もしかして ワシ
タイトル つけるのが愉しみで ブログ書いていた のか ?
といいつつ この記事のタイトル いいのが浮かばなくて・・・
「タイトルは虚空からやってくる」
んーー いいんだけどねー通じなさそう
「HOW TO MAKE THE TITLE」 これも なんだか
・・・
そもそも 「タイトル」という響きがわるい・・
「見出しは語る」 いや、見出しに語ってもらっちゃ困るし
「題名の光と影」 ・・ワケわかんないし
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P.S.
画像は ホタルノヒカリ(1)の
蛍がキャッチコピーを考えてるところ
楽しいシーンでしたね