あしうら ではなくて
阿修羅 昨年来のブーム なんですかね?
まー 以前から 仏像を好きな方はいらっしゃっいますし
奈良県が力を入れている平城京遷都1300年のイベント との関連もあって ってとこでしょうか
ワタシも ブームに乗って (オソイ?) 興福寺の国宝館の展示 見に行ってきました。
多くの仏像は 昔見ているはずなんですが いつだかわからないくらい昔なので・・・
まー当然 展示されている像は いずれもすばらしいものです
そして 気になるのは 作られた年代が いつか ということ
要するに 大別して 白鳳・天平時代か 鎌倉か
阿修羅 に魅せられたヒトタチは 同じような感想をお持ちでないか とおもいますが 白鳳・天平時代の「仏像」は 力強く やさしい
そして、「仏像」を通して 「仏」やその守護「神」のもとになっているのはやはり「人間」だ と
千手や獣の顔といった特異な様相であっても いや そうであればあるほど 「人間」の顔、手足、胴 のもつ 表情、曲線、肌・・・
その やさしさ、柔らかさ、美しさ を感じずにはいられません・・・
そのことは 出土した失敗作品? (仏頭や手などの鋳物)をみても 繊細に きめ細かい肌を作り出そうとしていることがよくわかって・・・
西洋で るねっさーんす Renaissance の動きが出るのは 14世紀 とかなので 日本の 古い時代にこういう作品があふれていることは・・・ きわめて特徴的なことかもしれません
で 後の 鎌倉時代の 運慶、快慶 を中心とした「慶」派は
白鳳・天平の仏像の美を 仰ぐべきものとし かつ 新しい時代の活力を取り入れた仏像を 作っていきます
目に見えるのは 「動き」 静ではなく 動 おとなしい形であっても 見る人の視線を意識したポーズ
天平・白鳳の仏像が 自ずからあらん(作者の意図を消している) という感じなのに対して 鎌倉は 仏師の思いを伝えようとしている気がします
で 運慶ですが・・・ 東大寺南大門(大きいですねー)の金剛力士像がとくに有名です この人は この仁王のようにパワーにあふれ、破天荒、そして明るい 本当に時代を切り拓いた人だと思います
よく知っているわけではありません しょせん マンガの知識です
「運慶―天空をつらぬく轍」 さいとう・たかを氏の劇画 90年頃に読んで、感銘を受けました・・
詳細は省略して 治承四年(1180) 源平の戦いのなかで 平重衡の軍勢が 僧兵が巣くう奈良の勢力を 堂坊ごと焼き払おうとしたとき
運慶も 堂衆とともに戦います しかし 4万という多勢に押され 運慶ら仏師は 大事な仏像を 焼き討ちから救出する作業も進めます
とはいえ 大きな仏像を運ぶのは もはや無理
やがて運慶は その価値を誰よりも知っているそれらの像に
自ら 火を放ちます 敵の蹂躙にあうくらいなら・・と
そのとき これまで 才能がありながらもくすぶっていた運慶の胸に 燃え盛る炎より強烈な意志と確信が沸き起こります
必ず これらの像よりすばらしい仏像を この手で作ってみせる と
横にいた快慶とともに
暴れん坊で世の中をナナメに見るところがあった運慶の骨格が スジガネいや超合金に変わった瞬間です(そんなことは書いてありませんが)
このマンガにはいくつかの山場がありますが ワタシは このシーンが 一番好きです
数年の後、まず運慶が 続いて快慶が 新しい仏像を次々に作り出していきます
そして 南大門の金剛力士像 (オーソドクスな)阿形を快慶が、(ひとひねりが許される)吽形を運慶が作ります 仁王像は珍しい題材ではありませんが なにしろその巨大さから前人未到といってよいほど大胆で エンタテイメント性をもつ・・もの
時代を変えたのは 源氏の武士だけでは決してないですね さいとう・たかを氏は 運慶という人間に魅かれていたと 後記にありました
運慶 この人も 今までドラマや映画になっていません(と思う) 原作とか脚本とか書いてみたいなー(夢ですけど)
もし はるかちゃんが出演するとなったら・・・ 東国(伊豆)修行中に 供をする「さよ」かな〜 (妄) かなり脚色して 運慶に影響を与える生き方の女性にしたいなー さよは苦労ばかりだけど 運慶に希望を示してもらった弟子でもある ・・・悲劇は避けたいな〜
なんて・・・
※ 画像左は「運慶-天空をつらぬく轍」から 右は、アシュラのものまねをする奈良の鹿・・・
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