本日朝、関西本線〜草津線を経由し亀山の車両所から所属基地である大阪宮原の車両所に向けて、DD51型ディーゼル機関車が単独で回送される単機回送が施行されました。添付画像の撮影場所は関〜加太間にある坊谷トンネル西側です。 これは、先週末、「お茶の京都ラッピング」が施されたディーゼル気動車キハ120型が期間限定で京都鉄道博物館で展示されたことに伴い、昨日、同車が展示を終え博物館から返却される際、その牽引の役(返却回送)を担い、亀山で一泊し朝から戻っていく様子を記録したものです。 当ブログでも幾度かご紹介しているところですが、年に数回、DD51が車両工場に検査入場する、関西本線用キハ120型の牽引に当たることがあり、機関車+気動車、機関車単独のいずれかの珍編成を見ることができます。DD51は旧国鉄が大量増備した標準的な機関車で、かつて全国どこでも見ることができ、関西本線でも蒸気機関車無きあと、旅客をはじめ貨物や荷物列車、近年も多種多様な団体臨時列車の牽引機として頻繁に運転されました。しかし、次第にその数を減らし、今や大変貴重な存在となっています。DD51が関西本線に入線する機会は、このような時か深夜に工事用のレールを運搬するいわゆる工臨といわれる列車ぐらいになりました。私はこの機関車も大のお気に入りで、事前に情報を得られれば可能な限り撮影に行くようにしています。今回は、明確な情報は無かったのですが、昨日に亀山に返却回送があったことを知り(=ならば翌日に機関車が戻る単機回送がある)、これまでの経験で知り得た回送ダイヤのうち、SNSでの書き込みで早めのスジ(ダイヤ)ではないかとの推測情報で、確信がないまま赴いた次第です。 沿線に撮影者の姿は無く、一瞬不安がよぎりましたが、現場では遠方からの先客が1人おられ、その方によると既に亀山駅で出発準備をしているとのこと、列車通過まであれこれお話をしながら楽しい時間を過ごすことが出来ました。 |