ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2023/12/02 11:56:48|その他
名古屋〜奈良直通復活?
11月30日付け中日新聞三重版に興味深い記事が掲載されました。
それは、関西本線利用促進のため、来年秋をめどに名古屋奈良間直通列車の実証運行を関係者で協議するというもの。
既報の通り、関西本線亀山加茂間は利用者減少により、公表されている輸送密度1000人未満の路線・区間のなかでワースト3位(2022年)の赤字を生んでいるとのことです。このことから、昨年来、JR西日本、三重県、亀山市、伊賀市が活性化利用促進三重県会議なるものを組織し、現状分析や対応策を検討してきた中のひとつの策とのことで、もし、実現すれば17年前に廃止された急行「かすが」以来の復活となります。関西本線を愛する者としては、喜びを禁じ得ませんが、一方で、これは失敗出来ないプレッシャーも感じます。是非とも、実証運行が実現し、潜在需要があることが証明され、好結果を出せることを祈りたいと思います。
また、趣味的には、列車種別が何で、どの車両が使用され、どのような運行ダイヤになるのかも大いに気になります。JR東海との調整は多岐に渡るのでしょうが、ぜひ克服し願わくば定期運行に繋がって欲しいところです。
折しも本日、同会議が各戸配布したチラシによれば、1989年度当時の輸送密度は4294人で、昨年度が864人、実に1/5にまで落ち込んでいるとのこと。これまでの関係自治体や事業者の利用促進等の取り組みが奏功しなかった訳ではないと思いますが、本気で沿線のまちづくりと一体的に取り組むとか、線区の価値を上げる路線整備に繋げられなかったことも一因だったと思います。
そういう意味では、今回、言わばお尻に火が付いたことで、三重県知事がリーダーシップを取って取り組んでいるのは、これまでの知事には無かったことだと思いますし好感が持てます。
欲を言えば京都府との連携も強めて、大阪方面との直通も実証して欲しいのですが、まずは名古屋奈良間直通で結果を出せるよう、みんなで協力して欲しいと思います。もちろん自分に出来ることは、地域のため、率先して乗車することだと考えています。







2023/11/26 12:29:39|その他
秋いろの伊賀線
いつもより山々の色付きが遅く感じられる伊賀地方。先週後半くらいから、ようやく秋らしい景色に彩られてきました。
お気に入りは、高旗山の峰々を背景に夕景の橋梁を渡る伊賀線。
この伊賀線最長の橋は「野間川橋梁」の名があるそうです。え?木津川の支流、服部川に架かる橋ではないの?と思いがちですが…。
それはさておき、ここは木津川氾濫の際に、田畑を沈めて洪水調整を担う遊水池の一部でもあります。橋の北側は伊賀線の線路も水に浸かることになりますが、新居駅側の地域に浸水しないように近年、線路に扉をする「陸閘(こう)」なるものが設置されました。
大雨で、扉を閉じて線路を遮蔽しなければならないのは止むを得ないとしても、復旧に困難を極めるような、この長い橋にまで影響する大規模災害だけは避けたいものです。







2023/11/06 7:35:03|その他
貨物鉄道博物館開館20周年イベント
全国でただ一つ、貨物をテーマにした博物館が三重県いなべ市にあります。三岐鉄道丹生川(にゅうかわ)駅前にあるその施設が今年で開館20周年を迎え記念のイベントが開催されると聞き、かねてから一度行ってみたいと思っていたこともあり万難を排して訪れました。
最寄りの丹生川駅に降り立つと、狭いホームに溢れんばかりの人で、会場前の広場にもキッチンカーや協力している鉄道会社などのテントが立ち並び賑わいを見せていました。メイン会場は古い倉庫を転用した博物館建屋ですが、入場待ちの長い列が伸びている状況でした。このため、先に屋外に展示されている貴重な貨車群や東武鉄道で活躍したB4型蒸気機関車などを見学することとしました。列車に組み込まれれば小さく見える2軸の貨車も線路敷から見上げれば大きく存在感があります。展示車両の中でも変圧器を運ぶ大物車シキ、クラウドファンディングにより修復中の旧関西鉄道鉄製貨車は見応えがあるものでした。
続いて入った建屋内はさほど広くなく、手作り感満載でしたが、実物の関連資料や模型の展示を中心に鉄道貨物の魅力を伝えるものでした。これらの運営は三岐鉄道が行っているのではなく、NPO法人が行っているもので、スタッフもボランティアが担っているようでした。
折しも今年は鉄道貨物誕生から150年の記念の年。環境問題や2024年問題など深刻な社会問題から鉄道貨物が見直されています。そのような中でこの博物館が果たす今後の役割に期待したいと切に思います。
※画像は施設の隣の三岐本線を通過した電気機関車重連。記念のヘッドマークを掲げていました。
ちなみに、12月初旬まで太平洋セメント工場修理のためセメント列車は運休とのことです。







2023/10/28 20:55:45|その他
久しぶりのドクターWEST
連投となります。先日、JR西日本の軌道検測車キヤ141系が関西本線山線を回診?するとの情報を得ましたので、加太界隈に出かけてきました。いわゆる“キヤ検“を撮るのは昨年冬以来で1年半ぶりでしょうか(しかし、それ以上に人知れずやって来ては安全確保のための検査が行われているはずです。)。
 この日は、亀山運転区の気動車キハ120がDD51ディーゼル機関車に牽かれて工場入場するいわゆる“亀山配給”も運転されるという情報もあったため、珍しく沿線は同業者の方々で賑わっていました。2つも美味しい“ネタ”が撮れるかと期待したのですが、先に来るはずのそちらの方は時刻になっても現れず、多くの方は帰られてしまいました。どうやらキヤ検よりも亀山配給の方が狙いだったようです。
 それにしても蒸気時代から変わらない佇まいの坊谷トンネルと現代的なデザインのキヤ141系、何とも言えずミスマッチですね。
 







2023/10/28 16:40:34|その他
秋桜とともに

 長かった残暑がようやく過ぎ、すっかり秋らしくなってきました。
 気づくと沿線にも秋の主役が咲き誇っていましたので、少し撮影に出かけてきました。伊賀線は定番の猪田道駅西側の休耕田、数年前は道路を挟んだ反対側でしたが、今回はこちらのようです。もう一枚は、新聞記事にもあった大阪線美旗駅近くの沿線です。春は菜の花畑が広がることでも有名です。いずれも平日午後でしたので1人でまったりと楽しめました。