欧州では、鉄道模型趣味のことをこのように呼ぶそうです。いささか奢りがあるのでは?とも思うのですが、手を出すと底なし沼に嵌まる程度から言えばキングなのかも知れません。 かく言う筆者もその一人。長らくの中断期間があったものの、何十年と沼に嵌まったままです。線路幅9ミリのNスケールから入門し、近年は老眼の進行を言い訳に線路幅16.5ミリのHOスケールに昇格し、か細いスネを侵食させています。 スケールが大きくなったことによる悩みは、その置場と遊び場所です。Nスケールなら1畳分のスペースで十分楽しめるのですが、HOスケールでは小さくても4畳半程度の部屋が必要です。我が家の住宅事情では、せいぜい小さなエンドレスを敷くくらいしか出来ません。これでは、車輌も運動不足に陥ります。 そこで、私は時折、車輌を持ち込み、大きな情景付きレイアウトをレンタルできるお店を訪ね、車輌の運動不足解消と自分自身の気分転換を図っています。家では出来ない長編成の列車を伸び伸び走らせるのは気分爽快、サウンド付きも遠慮無く楽しめるのです。 ただ、このようなお店は都市部にしかありません。大きく重い荷物を持ってクルマで乗り付けるか、リュックを背負って何時間もかけて電車を乗り継いで行くほかありません。しかし、その労苦を厭わないほど代えられない楽しみがそこにあります。 さて、次はいつ行こうかな? |