知人から、夜の伊賀上野駅が撮り鉄の人達で凄いことになっていましたよと聞き、何事?と聞くと笠置駅近くの発電所に変圧器を運ぶ貨物列車がやって来るらしいとのこと。 それは一大事、もともと情報に疎いため、早速色々検索すると、どうやら、笠置にある関西電力布目川発電所に運ぶ特大貨物とのこと、夜間作業のためか、一旦、柘植駅に留置するらしいとのことであった。しかし、何やら車両トラブルがあったとかで、2日経っても柘植電留線に留め置かれ、ホームや隣接の道路から撮影会状態となっている。私もひと目見ようと朝から出かけた次第。 編成はDD51ディーゼル機関車に貨車シキ80Dを挟んだプッシュプル、シキに変圧器が載っている。機関車はJR西日本のものだが、貨車は郡山駅常備とある。稀にレールを運ぶ工臨と呼ばれる列車がこのような形となるが、荷主がいる貨物列車が来るのはいつ以来だろうか。ファンからすれば珍しさもひときわだろう。 発電所は山と木津川に沿った狭いところにある。関西本線でなければ近づくことはできない場所だからであろうが、関西本線あればこそ出来る芸当とも言える。珍しいことで済まさず、再び物流の役割を担うことも考えてみてはどうかと本気で思う。 |