あまりにも11日テレビ放送「坂の上の雲」影響が、偉大なの
か「爾霊山」の漢詩ブログに書くと一日に約450人のブログ
検索結果が数字に出ていました。
改めて2010年12月15日「金洲城」のブログ 再度書き込
む。
NHKテレビ「坂の上の雲」を見て、遠い昔の日本と思われ
がちだが、110年前の日本の姿として見てみると、身近に
感じられる。 日本が富国強兵として近代化を急いだ、何故
戦争として進んで行ったのか私は疑問に思います。
現在においては、高度経済成長の影に中国が軍備に力を入
れ、近隣諸国と問題を起こしている。
乃木希典、作「金洲城」 乃木将軍第三軍司令官として旅順
に向かう途中、明治37年6月7日激戦地の山頂より悲惨な
光景を馬上より眺めると、自分の気持ちを詩に書かずに入
られなかったのでは無いでしょうか。
この戦いで乃木将軍の長男勝典も殉職する。
「さんせんそうもく、うたたこうりょう。十里風なまぐさし新戦
場。せいば進まず、人かたらず。金洲城外しやように立つ」
山も川も草も木もすべて砲弾の跡で生々しく満月のみ、た
だ荒れ果てた光景で。見渡す限り、風もまだ生臭い新しい戦
場だ。わが乗る軍馬も進もうとはせず、ともらの者も沈黙して
語らない。かくして夕陽傾く金洲城外にしばらく茫然としてた
たずんだ。