「お米」と「完熟堆肥」の彩田園

土つくりから始める、「命」のつながり。 生きるために食べる。とても当たり前の事だけど人の食べ物が生きもののつながりで産まれている事が見えなくなっている。「食」も市場原理に組み込まれ、広告宣伝のために過剰に装飾されたり、挙句の果てには偽装表示。 皆、不自然だ。食べ物をつくる人でたちでさえも忘れがちな「命」のつながり。こんな時代だからこそ実感できる「農」でありたい。
 
2008/06/09 0:15:37|田んぼの作業
田植えイベント
6月8日田植えイベントを行いました。既に梅雨入りしているため、雨ばかり。当日の天気予報は雨又は曇り。前日の夜は雨がザ〜ザ〜。もう中止か。しかし、当日朝は小雨が降ったものの天気が回復。午後からのイベントは無事開催できました。日ごろの行いが良いのか、晴れ男なのかそれとも単なる偶然なのか。とにかくイベントが出来て一安心。

総勢約40名で10aの田圃で田植えをしました。最初、子供たちは裸足で田圃の泥の感触にキャーキャー。苗を順番に植えるのではなく好きなところにチョンチョン。田圃が自分のキャンバス代わり。其のうち子供達を誘惑する田圃の虫たち。やれカエルだ、甲羅がぶつぶつ虫だの興味津々。そうかと思えば、苗を植えたところにしりもち。お父さんお母さん達は自分が植えた苗を見て、いがんだ、いがんだー。

2時間後、田植え終了。その後緑米でお餅をついてみんなで食べました。お餅6升と竹の子の煮物完食。最後には竹の子を鍋ごと食べ汁まで全て平らげる自称ゴウヒロミさん。きれいに食べてくれてありがとう。

ちなみに、今日みんなで植えたお米は低タンパク質米といって通常のお米より糖分が少ない品種です。糖尿病や腎臓疾患の患者さんやダイエットなど通常より糖分が低い分機能性があるお米です。







2008/05/31 19:27:14|田んぼの作業
無農薬米の除草
僕の米作りは田植え後の除草剤1回のみ農薬を使用しますが、4反だけは毎年無農薬でお米を作っています。一番厄介なのが雑草。米ぬかを撒いたり、手押しの除草機を押しながら除草にします。一度に2条出来ますが自分が田圃に入り除草機を押さない限り、雑草はどんどん大きくなり、肥え分を吸い取ってしまいます。

この除草作業が一番きつい作業です。収穫までに2回から3回は入ります。

1回の除草剤散布が如何に合理的なことか。しかし、あえて農薬を使用せず米つくりをする、収穫量も通常より減り、粒そろいもバラバラで虫食いの米。僕は胸を張って販売できます。そして子供達にたべさせます。

常識が常識でないときもある、固定観念でものを見ない。イイ感覚を持った人でありたい。







2008/05/24 15:34:19|その他
燻製
今日は雨で田植えが出来ないので、子供達と一緒にイノシシの燻製を作りました。

材料のイノシシは、僕の畑や田圃に来て一生懸命つくった米や野菜を食べまくるので狩猟期間中に罠をかけて自分でさばいたものです。もちろん、狩猟免許は持っています。

写真の燻製器は僕が廃材で作ったオリジナルです。我ながら機能的で上手く作れたと自負している第1号です。写真では見えませんが、裏は子供達の絵が書いてあります。子供達に絵の内容を聞くと、鹿が畑の野菜を食べに来て、草わらや森を歩いているのをお父さんが捕まえているという絵だそうです。絵が順番に書いてないので聞かないとストーリーは理解できませんでした。

ついに出来上がり!何度か子供達と作っているので早く食べたくて待ちきれない子供達に、出来立ての燻製を切って渡すとあっという間無くなってお代わり。。。僕も今回の出来を見るため試食。
もう最高!!これを当てに今から一杯やります。

雨の日のひそかな楽しみでした。







2008/05/13 18:45:59|田んぼの作業
いよいよ田植え開始!
これまでの田植えのための準備は完了。いよいよ田植え開始です。
代掻き後水を張ってある田圃の水を土の表面が見えるぐらいまで抜いて、田植え機に苗をセットして準備完了です。18cm間隔の10a当たり60株、2〜3本植えです。


写真の奥に見えるトタンは猪、鹿よけです。気休めですが。。。
しかし、田植えしてからイノシシや鹿との戦いです。今年も。この獣害が一番の悩みの種です。狩猟免許を取得しましたがこの時期は行政から「獣害駆除」の通知がないと罠をかけられません。僕達農家からすると年中罠をかけたいくらいです。








2008/05/09 21:32:24|田んぼの作業
代掻き
畦塗りが終わると田圃の排水口を止め水を入れ代掻きをします。

代掻きの目的は、水持ちを良くする、土を細かくし平らにする、雑草を土の中に入れる、土に酸素を含ませるです。

田圃の土質によって代掻きの度合いを変えています。例えば粘土質の田圃は代掻きをしすぎると、田植え後土が固まってしまい、酸素が入らない、又稲刈りの時にコンバインが入れない状態になってしまいます。反対に砂質土壌の場合は、少し土が粘る程度までします。そうしないと大きな土の塊で苗が浮いてきたりするからです。結構代掻きって疲れます。

ちなみに、代掻きをしない「不耕起農法」という農法もあります。