出穂してから穂に寄ってくる虫たちの中にカメムシがいます。このカメムシが穂に止まり、米の汁を吸います。吸われたお米は精米すると米粒の吸われたところが黒くなります。
スーパーなどで売られているお米は、吸われて黒くなったお米を取り除いて真っ白なお米のみ売れれていますが、僕の作ったお米は混じっています。カメムシも今の時期農薬を散布すれば抑えられますが、僕はしません。サボっているのではなく、まず、自分の健康のために散布したくないのです。
カメムシと言っても数十種類あり、草食と肉食に大きく分けられます。稲に付くカメムシは当然草食です。田んぼの畦には色んな虫が生息しています。慣行栽培では畦の草はこの時期に刈らないとカメムシの被害が出ると言う指導ですが、僕はこの時期に草を刈るから仕方なしに草食のカメムシは稲穂につくと思っているので草は刈りません。
ある日、有機JAS認定をされている方に聞いた話ですが、草を刈るから田んぼに入り、肉食のカメムシは住家がなくなるので草食のカメムシの天下になるということで、僕は間違ってなかったと認識しました。 ただ最後に、退治する方法は、人間が採って食べることだと言っていました。信じられませんが、エスニック料理にはあるそうです。
手っ取り早く退治するのは食べることかぁ。 |