高度3万5000フィートを移動していた飛行機に乗っていた人が、機体から燃料が漏れているのを発見し、ビデオを撮影。そして、重大な事故が防がれるというドラマティックな展開が、シカゴから日本に向かう途中の上空で繰り広げられたそうです。
詳細は以下から。
Excuse me, I think we`ve sprung a leak: Passenger`s picture saves plane | Mail Online
写真を撮ったのは米国空軍のBartek Bachleda特務軍曹。「翼の後ろから何かが漏れているのは離陸して早くに気づいた」と話すBachleda軍曹は、しばらく観察を続けて、漏れているのは燃料だと確信したそうです。
Bachleda軍曹はスチュワーデスに燃料漏れを伝えたのですが、相手にしてもらえなかったため、ビデオを使って燃料漏れの様子を撮影しました。そして自分の身分を明かし、撮影したものを見せることでスチュワーデスに非常事態であることを納得させました。
軍では燃料補給部隊に属するBachleda軍曹が撮影した映像。

飛行機は離陸してから1時間ほどで、約6000ポンド(約2700kg)の燃料を失っていたとBachleda軍曹は推測していました。機長やクルーも燃料の著しい減少は認識していたのですが、原因についてはBachleda軍曹からの警告があるまでは分かっていなかったそうです。そして、このフライトが危険なものであることが分かった後、飛行機はサンフランシスコへと行き先を変更しました。
燃料漏れがある状態では飛行機が日本までたどり着くことはなかったと機長は認めており、
約300人が乗っていた飛行機を救ったBachleda特務軍曹はヒーローとして乗客に感謝されたそうです。