NTTドコモが本日、2009年冬モデルおよび2010年春モデル20機種を発表しました。
GPS機能などが強化され、位置情報に即した新たなサービスが展開されるほか、世界で初めて上下に分離する「セパレートケータイ」や1200万画素カメラを搭載した複数のモデル、小型基地局「フェムトセル」に対応したモデルをはじめとして、スマートフォンもラインナップされています。
詳細は以下から。
デザインを重視した「STYLE」シリーズは触感も重視
5つのブランドとのコラボレーションが行われます
1000種類以上のデコメなどもプリインストール
高性能端末「PRIME」シリーズは5モデル中4モデルが1200万画素カメラを搭載
自動で位置情報を取得してサービスを提供する「オートGPS」やBlu-rayレコーダーとの連携機能、小型基地局「フェムトセル」との自動切り替え機能が搭載されるなど、最新のサービスに対応
各機種の特長
「ドラゴンクエストIII」など、人気ゲームをプリインストールしています。
これが世界で初めて上下に分離する「セパレートケータイ」こと「F-04B」
シックなデザインの「SMART」シリーズにも1200万画素モデルがラインナップされています。
防水防塵に加えて、チタンなどをボディに採用
そしてハイエンドモデル「PRO」シリーズにWindows Mobile 6.5を採用した、ドコモ初のSamsung製端末も登場。
BlackBerry、Android、Windows Mobile6.5、従来のiモード端末と、多岐に渡る選択肢となっています。
各機種の特長は以下。
■STYLEシリーズ・F-02B(富士通製)約3.0インチフルワイドVGA(480×854)液晶、あらかじめ登録した大切な人の顔に優先的にピントを合わせる「サーチミーフォーカス」対応の810万画素カメラ搭載。
フレグランスピースに香水を吹きかけることで、お気に入りの「香り」を持ち歩ける防水モデルで、「Folli Follie」とコラボレーションしたスペシャルモデルも。
・L-01B(LG製)約3.0インチワイドVGA(800×480)液晶、顔検出オートフォーカス対応510万画素カメラ搭載モデル
キーの上部にタッチで操作できるサブディスプレイ「タッチボード」を搭載しているほか、自分の好きな色を読み込んでイルミに設定できる「カラーリーダー」や、気分に合わせてライティングの種類、明るさなどを自動設定してくれる「カラーセラピー」機能を搭載。
・L-02B(LG製)約3.0インチワイドVGA(800×480)液晶、顔検出オートフォーカス対応310万画素カメラ搭載モデル。
人気雑誌「bea`s up」とのコラボレーションコンテンツをプリインストールしており、肌のタイプやオススメケアを教えてくれたり、最新のメイク、コスメ情報もスピーディーにチェック可能。ヘルシーレシピ紹介機能も。
・L-03B(LG製)約2.8インチワイドQVGA(240×400)液晶、顔検出オートフォーカス対応310万画素カメラ搭載モデル。
・N-01B(NEC製)約3.2インチフルワイドVGA(480×854ドット)液晶、顔検出オートフォーカス対応810万画素カメラ搭載モデル。
人気のSTNY by Samantha Thavasaとのコラボレーションモデルも。
・N-03B(NEC製)約3.2インチフルワイドVGA(480×854ドット)液晶、顔検出オートフォーカス対応810万画素カメラ搭載モデル。
日産の技術を応用した従来比約5倍の硬度を持つ塗装「SCRATCH SHIELD(スクラッチシールド)」を採用した防水ケータイ。
・P-02B(パナソニック製)約3.1インチフルワイドVGA(480×854)タッチパネル液晶、顔検出オートフォーカス対応810万画素カメラ搭載モデル。
タッチパネルに対応し、画面にタッチするだけの簡単操作で撮影可能。いろいろなシーンを認識し、て最適な設定に自動で調整してくれる「おまかせiA」や2人の距離が近づくとシャッターが切れる「ラブシャッター」や、設定した人数が揃うとシャッターが切れる「グループシャッター」機能を搭載。
・SH-02B(シャープ製)約3.4インチフルワイドVGA(480×854)のNEWモバイルASV液晶、「チェイスフォーカス」や「シーン自動認識」「笑顔フォーカスシャッター」「振り向きシャッター」に対応した800万画素カメラ搭載。
クリスタルのような透明感、角度によって表情を変える表面パネルを採用しており、見ても触っても心地よいラウンドクリスタルデザイン。
・SH-04B(シャープ製)約3.0インチフルワイドVGA(480×854)のNEWモバイルASV液晶、「チェイスフォーカス」や「シーン自動認識」「笑顔フォーカスシャッター」「振り向きシャッター」に対応した800万画素カメラ搭載。
「Q-pot.」デザイナー、ワカマツ タダアキが手がけるアクセサリーブランド「Q-pot.」とのコラボレーションモデルで、とろ〜りとろける板チョコのような立体的なパネルデザインを採用。
・SH-05B(シャープ製)約3.0インチフルワイドVGA(480×854)のNEWモバイルASV液晶、顔検出オートフォーカス対応520万画素カメラ搭載。
雑誌「Seventeen」専属の「STモデル」、桐谷美玲、波瑠、有末麻祐子がSeventeen読者のアンケートをもとにこだわりのピンクをセレクトしたティーン世代のためのケータイ
■PRIMEシリーズ・F-01B(富士通製)約3.4インチの480×960タッチパネル液晶、顔検出オートフォーカス対応1220万画素カメラを搭載。
あらかじめ登録した大切な人の顔に優先的にピントを合わせる「サーチミーフォーカス」やフォーカスを合わせた被写体を自動で追いかけてピントを合わせ続ける「トラッキングフォーカス」「自動シーン認識」「局所コントラスト補正」「トリプルブレガード」など、撮影アシスト機能が充実。
お風呂やキッチンでも使える防水機能や防塵機能も搭載しており、タッチパネルに書かれた手書きの文字を認識することも可能。
・F-04B(富士通製)約3.4インチの480×960タッチパネル液晶、さまざまな撮影アシスト機能に対応した顔検出オートフォーカス対応1220万画素カメラを搭載。
世界で初めてディスプレイ部分とQWERTYキーボード部分が上下に分離する「セパレートケータイ」で、プロジェクターユニットも別売り予定。
・N-02B(NEC製)約3.2インチフルワイドVGA(480×854)液晶、約0.8秒で起動できるほか、撮影間隔が約1.5秒の瞬速撮影機能「クイックショット」に対応した広角28mmレンズの1220万画素カメラ搭載モデル。
家の中でインターホンの子機として、玄関の解錠までできる機能も。
・P-01B(パナソニック製)約3.3インチフルワイドVGA(480ドット×854)液晶、フォーカスロック時間がおよそ0.2秒で撮りたいシーンをすばやく撮影できる高速オートフォーカス機能をはじめ、2人の顔が近づくだけで写真が撮れる「ラブシャッター」や、設定人数の顔が揃うと自動で写真が撮れる「グループシャッター」に対応した顔検出オートフォーカス対応810万画素カメラ搭載。
タッチパッドを搭載しており、さまざまな操作がタッチで可能に。
・SH-01B(シャープ製)約3.4インチフルワイドVGA(480×854)のタッチパネル液晶、1210万画素カメラ搭載。
登録した個人の顔に優先的にピントを合わせて撮影できる「個人検出」や3つのブレ補正機能、「チェイスフォーカス」、「シーン自動認識」などの便利機能に対応。
■SMARTシリーズ・F-03B(富士通製)約3.0インチフルワイドVGA(480×854)液晶、顔検出オートフォーカス対応1220万画素カメラ搭載。
防水・防塵機能や指紋センサーを備えており、チタンやクロムを利用した「プラズマハードコート」を施すことで金属の持つ美しさを表現した機種も登場。
・P-03B(パナソニック製)約3.0インチフルワイドQVGA(240×427)有機ELディスプレイ、顔検出オートフォーカス対応810万画素カメラ搭載。
■PROシリーズ・SC-01B(Samsung製)約2.6インチ(320×320)液晶、オートフォーカス対応310万画素カメラ搭載。
タッチパネルとQWERTYキーボードの2種類の入力インターフェースを採用したWindows Mobile 6.5スマートフォン
・SH-03B(シャープ製)約3.7インチフルワイドVGA(480×854)液晶、顔検出オートフォーカス対応520万画素カメラ搭載。
QWERTYキーボードとタッチパネルを搭載したハイエンドケータイ。
Q.
フリーの日高。以前、今年の冬までに海外からの参入や逆に進出を促進するオペを作ると聞いたが。
A.
オペレーターパックは今回から導入済み。具体的にはNECの2機種。できるだけ海外にも通用するような携帯を作るためソフトの見直しを行った。
Q.
フリーの神尾。プロシリーズについて。スマートフォンが1機種しかないのはなぜか。また、先日ソニーエリクソンからAndroid携帯が発表されたが、NTTドコモは出すのか。
A.
スマートフォンはドコモも力を入れている。今回はSamsungの1機種。来年度も同数程度新機種を出したい。ソニーについては最終検討中。来年の春から夏にかけてドコモから出したいと思っている。
Q.
ケータイWatchの津田。マイエリアとは何か?またNTT回線とのセット売りはあるか。
A.
マイエリアはフェムトセルの基地局をマルチセッションの光回線につないだもの。現在はマルチセッションできるBフレッツのみの対応となる予定。これは基地局なので家庭には工事させてもらうかたちになる。回線とのセット売りは検討中。
Q.
日経の小川。マイエリアの件。海外だとフェムトセルのエリアにいるときは料金が固定で割安だが、今回のプランにはそういうのがないようだが。
A.
専用の基地局をお客様に提供できるというのセールスポイント。在宅確認や家電との連携などの付加サービスもある。
Q.
フリーの井上。先日T-01A向けに配信されたの「iモードソフトウェア」の設定を行うために、iモード端末がもう1台必要になるという問題があったが、改善されないのか。
A.
現在検討中。
Q.
産経の黒河。マイエリアの帯域はどれくらいか。またWi-Fiに対する優位性はなにか。
A.
スピードについては7.2Mbps。現在は3GだがLTEならもっと高速化する。ドコモとしては3Gがメインで、Wi-Fiについては補完的なものと考えている。
Q.
かつて「iPhoneを諦めない」ということを述べていたが、そのスタンスは変わっていないのか?
A.
スタンスは変わっていない。
Q.
フリーランスの矢島。T-01AのOSのアップグレードはPRO版か。また、SC-01Bのベースモデルはなにか?
A.
PRO版。SC01Bは一般に出回っている物だが、タッチパネルを採用したモデルはドコモだけのもの。