「臨書(りんしょ)」
(若干の余談アリ(*^^)v)
についてお勉強したいと思います。
臨書とは、古典(古人の優れた筆跡)を見て書くことです。
古典は2000年以上も昔のモノから数百年前のモノまで幅広くあります。その時代時代の先人たちの努力と創意の積み重ねにより誕生した美しい筆跡です。
多くは紙が発明されていない時代や、紙が貴重な時代に生まれたものであったため、金属等に刻した(彫った)り、紙に書いたものを岩肌や石碑に刻していました。その文字に紙を押しあてて墨で写し取ったもの(拓本:たくほん)が手本となります。
蘭亭序

by王羲之
書の世界での有名人はなんといっても王羲之(おうぎし)

顔真卿(がんしんけい)

彼らは1500年以上も前に生まれ、今なお受け継がれ多くの人が学習の手本としています。わたしも学習中です

この古典の学習手段、臨書には以下の3つの方法があります。
・形臨(けいりん)
手本に忠実に点画、字形、用筆法の
模倣をし形を主に学ぶこと。
・意臨(いりん)
作品が生まれた時代背景や作者の生き方、
精神性まで模倣し、筆意や性情を主に学ぶこと。
・背臨(はいりん)
暗書ともいわれ、手本を見ずに書き、形臨、意臨において
自分にどれだけ修得されているかを確かめること。
これらを用いて技術・書作の原理を習得すると、
自分独自の創作活動に幅が出てきます( ( ( (。・`∀´・。) ) ) )
そうして創意工夫して書くことを
自運(じうん)といいます。また、作家の書風によって、新たに自分の詩文を書くこともできます。コレを
倣書(ほうしょ)といいます。
皆様よくご存じの

空海

は日本の「三筆」や「書の三聖」に名を連ねております。遣唐使派遣の際に入唐し、中国から真言密教をもち帰りますが、書法も学びもち帰っています。この時の学習法も臨書なのです

風信帖

by空海
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空海がなぜに書で有名なのか(。´・ω・)?
この方は臨書だけにとどまらず、
自運し独自の書風を生みだされました。
(´▽`人)(´▽`人)(´▽`人)
それが後に「大師流」と呼ばれるようになり、死後、
醍醐天皇から、みなさんご存知
『弘法大師』
という諡号を贈られたからなんですね。
このように、奈良時代までの書道
は、中国の模倣だけにとどまっていましたが、平安時代に至り、宮廷を中心とした、特に嵯峨天皇

(この方も日本三筆のお一人です!)がご活躍された時期から自運が盛んになり、日本独自の優美な書風が生れたのです


どの物事にも長編であるか短編であるかの違いはあれ、歴史があります。その先人達が試行錯誤したそれ等からは学ぶことが沢山あり・・・
というわけで、
どんどん話が広がっていくので今回はこの辺で締めを。
臨書は、書けば書くほどにその奥を勉強したくなる
(〃ノ∀`〃)
そんな不思議な楽しさを秘めています。
日本習字では成人部に『臨書部』がございます。
漢字部をある程度制覇してからすると・・・
楽しさは倍増なのです!!
最後に・・・シツコクひとこと
習字って本当にオモシロいですね♪ (水野晴郎風に)