先日は一泊二日で金沢に行ってきました。
僕は仕事で金沢に行き始めて今年で四年目ですが
プライベートで行くのは初めてです。
金沢といえば観光で行くところはたくさんありますが
いくつかは行ったことがあるので
今回は21世紀美術館に行きました。
金沢21世紀美術館といっても実は僕は21世紀美術館に行くのは初めてではありません。
一昨年ビョーク(アイスランドの歌手)と
マシュー・バーニー(アメリカの現代美術家)の、日本を舞台にした映画、
「拘束のドローイング9」の世界初上映があり、
左のリンク先の絵ろうそく作家さん(変な映画友達)と観に行ったのです。
ただそのときは映画だけしか観られなかったので
美術館の展示物を鑑賞するのは今回が初めてでした。
今回の特別展は
「我が文明:グレイソン・ペリー展」でした。
グレイソン・ペリーという芸術家を僕は全く知りませんでしたが
すごく楽しめました。
このペリーさん、なんでも女装癖があるらしく
作品にもいろいろな形でモチーフが出てきます。
入り口にも「未成年には相応しくない表現が含まれています」
というようなことが書いてありましたが
まったくそのとおりでした。
壷などに絵が描かれているのですが性描写もふんだんに盛り込まれているからです。
それも「普通の」性描写ではないからです。
もちろんそれは芸術の範疇であって、下品なものではないのですが
子どもに見せるのはちょっと・・・というものも多かったです。
かなりひねくれた人らしく、
(知る人ぞ知る英ロック界の超ひねくれ者、
「ザ・フォール」のマーク・E・スミスをヒーロー視しています)
自らの作品に「美術館は君に良くないよ」と名付けたものもあります。
これは美術館離れをしている若者層に対してのアピールだとか。
確かにそう言われると気になる気がしますね!
今回のタイトルはこれを少しもじってみました。
本当は無茶苦茶良いんですよ(笑)。
この美術館で一番有名なのが「レアンドロのプール」です。
真ん中の写真をご覧ください。
あれれ?水中に人がいる!
人形?
いえいえ、違います。
この種明かしをしますと水面からすぐ下にガラス(たぶん)がありまして
その上に水が張られているわけです。
なので上から見ると普通のプールなんです。
もちろん中に入ることも出来ます。
水面を見上げるとなんだか人魚にでもなった気分?
現代美術をしっかり観るのは僕は初めてだったのですが
凄く興味深く観ることが出来ました。
中には全く意味不明のものもありましたが
肝心なのは未知の物への興味だと思います。
美術・芸術は難解なイメージがありますが
とりあえず観てみるところから始めてみてはいかがでしょうか?