海外で有名な日本人というとまずはスポーツ選手でしょうか。
メジャーリーグや欧州のサッカーチームの映像を
スポーツニュースで見ない日はありません。
最近は映画でも海外に進出する人が多いですし、
村上春樹に至っては言語の壁を乗り越えて海外にもファンが多いようです。
音楽になるとアジア圏なら所謂アイドル歌手ですし、
欧米なら少年ナイフやコーネリアスあたりが有名ですね。
(日本じゃお茶の間レベルで浸透してない人のほうが人気が高いようです)
今回紹介するのはツジコノリコです。
ツジコノリコはたぶん本名で漢字で書くと辻子紀子です。
1976年生まれの大阪出身の女性です。
僕は「ツジコノリコを知ってる」という人に
お目にかかったことがありません。
それもそのはず、彼女は日本でレコード会社と契約していません。
主にオーストリアのレーベルから作品を発表しているので
日本盤すら出てない作品もあります。
じゃあ歌のない曲(インストゥルメンタル)ばかりか
英語詞の曲ばかりなのかと思ってしまいますが
意外にもほとんどが日本語詞なのです。
いったい外国の方はどういう風に聴いているのでしょう?
日本のテレビで流れるようなポピュラー音楽とはまったく違いますが
基本的にはゆったりした曲調でメロディアスなもので
聴きやすい曲も多いです。
声は矢野顕子(またはクラムボンの原田郁子)に似てると思います。
特筆すべきはその歌詞です。
「赤い資生堂が風になびいてキレイ」
「夏の海へ491」
「まるで厚揚げみたいなお尻をしたあなたは顔だけぺんぎんみたい」
「そろそろ新しい恐竜になりたい」
などなど何の脈絡もなく、唐突によくわからない内容が出てきます。
歌詞にある種の物語を求める方には不向きではありますが
そのわけのわからん感じをこそ愛でられる方にはなかなか面白いのではないでしょうか。
意味/無意味という枠組みを超越したところで音が鳴らされ、
歌詞が歌われるというのは所謂Jポップに慣れ親しんだ耳には
確かに雑音として届くかもしれません。
現にお母様からは
「あんたの歌は暗い。 (宇多田)ヒカルちゃんとか
(浜崎)あゆみちゃんみたいな明るい歌を歌い」
と言われているそうです(笑)。
でも松田聖子や松任谷由美が好きと公言するくらいなので
基本的にはそんなに聴きにくいということはないです、たぶん。
フランス在住のノリコ嬢は只今帰省中。
久々のジャパン・ツアーの真っ最中なのです。
明日大阪梅田の茶屋町Nuのタワーレコードで
インストアイベントがあります。
僕は多忙で行けません・・・(泣)
先日の京都公演も行けませんでした・・・(落涙)
来月の大阪公演も行けません・・・(嗚咽)
こういうときはほんま、地方在住&仕事を恨みます!
興味をもたれた方は行ってみてください。
一昨年心斎橋のアップルストアのイベントで拝見しましたが
凄く素敵な方でした。
トークもかなり不思議な感じで
一緒に行った友人(♀)は惚れてました(?)。
たまには自分の趣味とは違う音楽を聴いてみると
世界が広がるかもしれませんよ?!
ツジコノリコ・オフィシャル・ホームページタワーレコード梅田茶屋町Nu店