「無事これ名馬なり」と言っても馬のことを書くのではありません。ただ、競走馬ディープインパクトが残りのレースを無事に走り(勝利し)、希代の名馬となるかは興味津々ですが。
今から17、8年前のY中工サッカー部は、その年の高校選手権を両者優勝ながら初めて三重県にもたらした、県史上最強のサッカー部であり、そのチームはJリーグにも多くの選手を輩出しました。
O選手は当時の中心選手で、同世代の他の選手と比較しても頭抜けた存在で、早くから日本代表にも選ばれました。数年後、彼はオリンピック代表の中心選手として予選にのぞみましたが、その時の予選でケガをしてしまい、その後の選手生活には二十歳前後のころの輝きが見られませんでした。
O選手と同級生のN選手は、とにかくフィジカルの強い選手で、遅れて代表に選ばれましたが、ディフェンダーとして出場したフランスW杯では、ヨーロッパや南米の選手に当たり負けることもなく、テレビ観戦の私に大きなインパクトを与えました。
スポーツ選手はケガに強いこと、無事これ名馬なりは、2選手のその後を見ていて、いつも思うことです。
私の好きなサッカー選手であるO選手も、ケガがちでヨーロッパから帰国しましたが、以前の輝きがみられません。彼の奮起を期待します。
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