関西本線非電化区間には毎年5〜6月と10月前後に姫路地区などの小学生を乗せた修学旅行臨時列車が運転されています。往路は姫路地区から奈良、奈良から関西、紀勢、参宮線を通って鳥羽まで、復路は鳥羽から柘植、草津を経由して戻ると言うものです。この列車自体は以前から運転されているようですが、特筆すべきは、数年前から特急型気動車のキハ181系が使用されていることです。この車両、かつては中央本線の特急「しなの」などに使用された高馬力の高性能気動車で現在も特急「はまかぜ」に使用されています。関西本線非電化区間にはこのような特急型の車両が走ることは過去にもほとんど例がなく、昭和40年頃、関西本線を経由して名古屋〜東和歌山(現和歌山)間に設定された特急「あすか」号がキハ181系の先輩格であるキハ80系で運転されたことがありますが(この列車、誕生からわずか2年あまりで廃止になってしまい、幻の特急列車と言われています。)、ほぼそれ以来となる特急型車両なのです。昨年まではなつかしい3本ヒゲのある国鉄特急色の車両も見られました。今はJR西日本のオリジナル色に塗り替えられていますが、関西本線の軽快気動車キハ120型とは違うフルサイズの車両が、しかも6両編成で重厚なディーゼルサウンドを響かせて走行する姿は、かつての「あすか」号を彷彿とさせる迫力があります。 |