伊勢市への所用の帰り道、定石通り近鉄線で帰ろうとしたのですが、ふと、伊勢市駅の車両基地に目をやれば、丁度、今春のダイヤ改正で紀勢、参宮線から消える国鉄型キハ40系の列車がこれから出区しようとしているのが見えました。別に急いで帰る必要もなかったので、予定を変更し次の亀山行きで帰ることにしました。お別れ乗車は1月の伊勢神宮初詣で済ませたつもりでしたが、思いがけず本当に最後の惜別乗車となりました。 伊勢市駅には、何人かの同業者の皆さんがカメラやビデオカメラで熱心に撮影されており、地味な車両ですが、無くなるということで、それなりに人気を集めているようです。しかも幸運なことに、乗車した列車(4両編成)の後ろ2両には、JR東海所属車では唯一のツートンに塗られた国鉄色編成が組まれていて、恰好の被写体となっていました。 いつもながら懐かしい雰囲気を残すボックスシートに身をゆだね、旧車独特の音と振動を味わいつつ亀山までの約1時間40分の汽車旅を堪能してきました。近鉄線なら急行利用でも伊勢から伊賀まで約1時間ちょっとのみちのりです。この車両が姿を消し、ステンレス、オールロングシートの新車が紀勢、参宮線を闊歩するようになれば、もう時間をかけてこのルートで移動することもなくなるかな。少し寂しい思いで関西線への乗り換えを急ぎました。 |