蒸気機関車の旅を楽しんだ後は、昼食をとりに長浜へ戻り、昼食と駅近くの鉄道資料館を見学しました。そのあと雪景色と絡めて午後の便を写真撮影するべく河毛駅へ向いました。午前中はまだ積雪が残るところも多かったのですが、日中の暖かさで、徐々に溶け始めたようです。現地へ向う途中で撮影でよくご一緒するtetuさんもご家族連れで来られているとの連絡をいただき、河毛で落ち合うことにしました。現地では既に多くの人がスタンバイされており、私達もその中で撮影を楽しみました。天気も良く、青空に蒸気機関車の煙が映えて会心のショットになりました。撮影中、子供達は僅かに残る雪で雪合戦をして遊んでいましたが、少々飽きてきたようで、tetuさんご家族とお別れし、再び長浜へ戻り、市内を散策しました。長浜市の中心市街地は黒壁ガラス館や北国街道の歴史的町並みなど見所も多く、今は恒例の盆梅展も開催中で、多くの観光客で賑わっています。およそ10年前に長浜まで直流電化(それまでは交流電化方式)が完成し、京阪神から新快速電車が発着するようになったことと、町おこしが功を奏し、長浜市街地は活気に溢れています。直流電化の実現にも滋賀県、長浜市、地元団体等が尽力したと聞きます。全国的に地方都市の中心市街地が衰退している傾向の中で、鉄道整備と魅力ある町づくりに取り組んだこの町は悩める他の町にとって非常に見習うものがあるでしょう。その直流化も昨年秋に敦賀(福井県)まで伸び、京阪神からの新快速電車が運転さています。これも鉄道整備に熱心な滋賀県、福井両県や沿線自治体の取り組み、地域住民の長年の願いがJRを動かし、実現につながったものです。新しく直流化された区間で快速電車にも乗りましたが、乗車した列車は直流化以前よりも利用客が多くなった感がしました。利便性が向上したのですから当然なのでしょうね。 |