ふとしたきっかけで鉄道趣味の面白さに再び目覚めた。楽しみ方は色々鉄道趣味は奥が深い。私の趣味活動をほんの少し披露し、併せて伊賀地域の鉄道の将来について考えます。
 
2007/02/04 21:41:40|蒸気機関車
蒸気機関車の旅を満喫(その2)
蒸気機関車の旅を楽しんだ後は、昼食をとりに長浜へ戻り、昼食と駅近くの鉄道資料館を見学しました。そのあと雪景色と絡めて午後の便を写真撮影するべく河毛駅へ向いました。午前中はまだ積雪が残るところも多かったのですが、日中の暖かさで、徐々に溶け始めたようです。現地へ向う途中で撮影でよくご一緒するtetuさんもご家族連れで来られているとの連絡をいただき、河毛で落ち合うことにしました。現地では既に多くの人がスタンバイされており、私達もその中で撮影を楽しみました。天気も良く、青空に蒸気機関車の煙が映えて会心のショットになりました。撮影中、子供達は僅かに残る雪で雪合戦をして遊んでいましたが、少々飽きてきたようで、tetuさんご家族とお別れし、再び長浜へ戻り、市内を散策しました。長浜市の中心市街地は黒壁ガラス館や北国街道の歴史的町並みなど見所も多く、今は恒例の盆梅展も開催中で、多くの観光客で賑わっています。およそ10年前に長浜まで直流電化(それまでは交流電化方式)が完成し、京阪神から新快速電車が発着するようになったことと、町おこしが功を奏し、長浜市街地は活気に溢れています。直流電化の実現にも滋賀県、長浜市、地元団体等が尽力したと聞きます。全国的に地方都市の中心市街地が衰退している傾向の中で、鉄道整備と魅力ある町づくりに取り組んだこの町は悩める他の町にとって非常に見習うものがあるでしょう。その直流化も昨年秋に敦賀(福井県)まで伸び、京阪神からの新快速電車が運転さています。これも鉄道整備に熱心な滋賀県、福井両県や沿線自治体の取り組み、地域住民の長年の願いがJRを動かし、実現につながったものです。新しく直流化された区間で快速電車にも乗りましたが、乗車した列車は直流化以前よりも利用客が多くなった感がしました。利便性が向上したのですから当然なのでしょうね。







2007/02/04 14:26:37|蒸気機関車
蒸気機関車の旅を満喫
3日は、北陸本線米原〜木ノ本間に蒸気機関車牽引の臨時列車「SL北びわこ号」が運転されるとのことで、朝早くから子供を連れて乗車と撮影に出掛けました。この列車は季節ごとに数回運転されていて、今では定番となった列車です。伊賀地域からなら電車でもクルマでも比較的行きやすいため、雪景色との競演を楽しめる冬の運転には毎回出掛けています。特に今回は、普段、山口線でしか見られないC57型蒸気機関車(その優美な姿から貴婦人と呼ばれている。)が2年ぶりに登板する(通常は一回り小さい万能機のC56型です。)とのことで、喜び勇んで出掛けました。当日は、柘植から草津線で米原に向いました。天気は好天でしたが前の日に久しぶりにまとまった雪が降ったため、沿線は銀世界となっており、SLと雪景色の撮影に期待をかけました。列車は午前と午後の2回運転があり、午前の便に乗車し、午後は撮影する計画でした。米原駅に着くと既に構内のはずれでC57が待機しているのが見えました。高まる気持ちを抑えて、列車の入線を待ちます。やがて3両の12系客車を従えてホームに入線。そして午前10時12分、定刻どおり、大きな汽笛を響かせながら発車しました。私達は1両目に陣取ることができたため、もくもくと立ち昇る黒煙と、車両全体が包み込まれるような蒸気を間近に見ることができました。車内は親子連れ等で満員、みんな笑顔でSLの旅を楽しんでいます。少し空けた窓からはやがて煤煙の香りが立ち込め、シュッシュッという機関車の息遣いも聞こえてきます。客車こそ大井川鉄道のような旧型ではありませんが、昭和40年代製造の12系なら許せるでしょう。否が応でも汽車旅の雰囲気です。沿線の撮影スポットにはカメラを構えた人達で大賑わいのところもあります。途中駅では別の電車を待つお客さんまで携帯カメラを向けています。そんな中をSL北びわこ号は誇らしげに進みます。車窓に雪をかぶった伊吹山、朝日に輝く琵琶湖、雪が残る田畑を見ながら。11時10分、昨年10月に新築になった木ノ本駅に滑り込み、約1時間のミニトリップはあっというまに終わりました。







2007/01/29 22:52:56|撮影日記
賑わった1か月

土曜日に引き続いて、日曜日も関西本線に団体臨時列車がやって来ました。これは和歌山から伊勢へ向うお座敷列車(きのくに号)で、和歌山線、関西本線(王寺、亀山経由)、紀勢本線、参宮線を経由しました。最近は関西本線でもお馴染みとなったDD51型ディーゼル機関車が牽引する編成ですが、全国的に見れば大変貴重な列車であるため、沿線の撮影ポイントでは早朝から大勢のファンがカメラを向けていたようです。午後には前日に福井県の小浜から亀山までやって来た、珍客、エーデル車がお帰りでしたので、私も午前と午後に市内の撮影ポイントで撮影しました。エーデル車には家族も同行しましたので、珍しい列車に子供たちも大喜びでした。今月は週末を中心にこのような団体臨時列車が多数運転され、普段地味な存在の関西本線が大変注目されることになりました。既に定期列車では普通列車しか運転されない同線ですが、せめて団体臨時列車だけでも数多く企画され、線区が活性化されるよう願っています。蛇足ながら、今日の夕方、伊勢から帰りのきのくに号が戻っていきました。伊賀上野駅で停車中の夜間撮影を目論見ましたが、行き違い列車を待たせて見事に通過してしまいました。撮影は叶いませんでしたが、迫力の通過シーンを見ることが出来ました。画像上=お座敷列車きのくに号(佐那具〜新堂)、下=エーデル車(柘植〜加太)







2007/01/27 15:51:35|その他
珍客
ここのところ、毎週末に団体臨時列車が入線し、普段に比べとても賑やかな関西本線ですが、今日も福井県小浜市から中学校の同窓生を乗せた団体臨時列車がやって来ました。車両は以前、大阪と鳥取を結んだ特急列車(エーデル鳥取号)に使用された車両です。在来の旧国鉄型気動車(キハ65)を大幅改造したもので、前面形状に特徴があります。前面のパノラマが楽しめる構造となっており、一番前の席に陣取れば素晴らしい特等席になりますね。私は、以前、山陰本線の餘部鉄橋を訪れた際、臨時快速列車として運転されていたこの車両に乗車したことがあります。先頭部から見た、鉄橋を渡る景色は最高でした。このような列車でゆっくりと旅に出たら、きっと忘れられない思い出ができるでしょうね。この列車は本日、草津線から柘植に入り、亀山まで運転され、明日戻る予定です。







2007/01/20 19:35:09|撮影日記
伊勢初詣団体臨時列車第2弾

今日は、朝早くから亀山駅近くの紀勢本線鈴鹿川橋梁へ、tetuさんと伊勢神宮への初詣団体臨時列車を撮影に行ってきました。これは伊賀地区(島ヶ原始発)から関西本線〜紀勢本線〜参宮線を経て伊勢市へ向う列車で、ここのところ毎年、今の時期に運転されています。編成はDD51ディーゼル機関車が12系客車6両を牽引するもので、機関車、客車とも旧国鉄時代のほぼオリジナル車となっており、全国的にも非常に珍しいものと言えます。特に青色に白色のラインを纏った12系客車は、かつて、当時の国鉄が大阪万博の多客輸送のために導入した車両で、国鉄時代は多くの団体臨時列車や定期急行列車などに充当されました。近年は、客車列車の減少や車両の老朽化などで、急速にその数を減らし、JRの各旅客会社の保有数も非常に少なくなっています。今日、運転されたこの客車はJR西日本の保有で、綺麗な形で現存する唯一の6両と言われています。その客車を牽引するのが、旧国鉄オリジナルのディーゼル機関車であり、この列車を見た人は、国鉄の匂いが未だに残る非電化路線の関西、紀勢本線を走行することに、鉄道ファンならずともノスタルジーを感じたことと思います。ちなみにこの列車は、京都にある向日町操車場から大阪の天王寺を経由して島ヶ原へ回送され、伊勢市を往復しました。関西本線を天王寺から亀山まで直通する、最近では殆ど見られない昔日の経路を辿りました。tetuさん、本日もご一緒いただき有難うございました。画像上=本日の伊勢初詣臨(亀山ー下庄)、下=3年前の同列車(柘植)