第三十三番 谷汲山 華厳寺 からのつづき
良い天気です 木々はまだ 色づき始めた程度ですが 青空と日射しに映えています
谷汲山 華厳寺
本堂を出て 奥へ すぐ隣に小さな おいずる堂 というのがあります おいずるとは 笈摺 と書くらしく woyajiは 前の字の印象から 巡礼の旅に使っていた背負子や蓑のことかと思っていましたが 主には 着物→白衣(びゃくえ)をさすようです いずれにせよ 長い旅に愛用していた道具を 目的を達成して ここへ納め置くことに由緒があるようです なんか 目が熱くなりますよね
ご詠歌は いままでは おやとたのみし おひづるを ぬぎておさむる みののたにぐみ
この歌は 親が亡くなった時 唱えると 人生の節目を感じて いちばんズーンとくる歌でもあります
おいずる堂には たしかに白衣が山のように 積まれています 役目の終わった道具をリスペクトする 美しい日本の慣わしでもあると思います 堂前で ここの観音様に拝んでから さらに 石段を上がると → 満願堂 (写真H)
文字通り 三十三所めぐり達成を感謝するお堂 (この中にも観音様がおられます) おいずる堂と同じくらいの控えめなお堂ですが 存在感はあります
woyajiには あまり強い願いはありませんが 何かの強い思いのために三十三所を巡った人ならば この満願堂への思いは一入 なことでしょう
よろずよの 願いをここに おさめおく みずはこけより いずるたにぐみ
御朱印帳では 本堂 → 満願堂 → おいずる堂 の順になっていました ? とちょっと気になって調べたら 本堂は 現世 満願堂は 過去世 (写真I) おいずる堂は 未来世 (写真J) という意味もあるそうな ふ 深い!
無事 納経とお参りを果たして 参道を下り 門前のお店で 一息 うどんとおでんをいただきました w きっとここは 他の札所より参拝者の消費を促すにちがいないw w
駐車場に戻り 出発 広い駐車場の端っこで 一枚撮って(写真K)
樽見鉄道の引き込み線の廃線跡? みたいなところを見つつ また 堤防道路を少し南へ 帰りは 大垣を回り R365 上石津を通り 新名神 菰野ICから帰りました 土山SAに寄ったら すごいにぎわい(土曜日) 外で 忍者饅頭と缶コーヒー w
夕陽を見ながら 甲南ICで高速を降りました 予想通り 伊賀に帰る頃には また寒くなっていました
三十三所巡り 素晴らしい相棒 Z900RSで巡ったのは 24ヶ所 JRで行ったのは 9ヶ所 無事 一巡 完了できました 観音様 ありがとうございます 還暦後のよい記念になりました
次の目標は 熊野詣か 四国八十八ヶ所か 三十三ヶ所 再訪か・・ w いずれの沼も深そう です
ではまた |