お付き合いのあった老夫婦が亡くなっていました。 「年始の挨拶ご遠慮申し上げます。」 今年は早々と印刷したはがきの束から、もう10枚は抜き取ったでしょうか? 年末に向け寒さが厳しくなるとお年寄りの方の訃報が多くなりがちです。 お付き合いのあった老夫婦の奥様の方が我が家の女房殿と同じ病室で知り合いになり、行ったり来たりもした事もあり、アーちゃん、お母ちゃんと呼び合っていました。 昨年の暮れに親父殿が入院したり、息子の嫁が働き出したことも有って、孫の面倒と退院してきた親父殿の面倒で、女房殿の自由な時間が無かったりして疎遠になっていました。 ご主人も良い方で真面目な人でした。 10月の最初の土曜日に息子も休みで私も時間が取れたので、私が孫のもりをして、息子と女房殿が久々に会いに行ったのですが留巣だったと帰ってきました。 車もなかったので買い物でも行ったかと軽く考えていたのですが 実はその時にはおかあちゃんは2月に他界していて、お父ちゃんは脳梗塞で入院中だったそうです。 そして10月中頃おとうちゃんも他界していました。 昨日届いたニューヨークに住む娘さんからの手紙で知りました。 女房殿も落胆していて元気がありません。 人生、人の営みとは、あまりにもはかなく生きるものの淋しさと 後悔、死に行く者も生きる者も無情のようなはかなさを感じた本日でありました。 |