先日、SDメモリカードやSDHCメモリカードに代わる次世代規格に対応した「SDXCメモリカード」を世界で初めて発売することを東芝が発表しましたが、ソニーがSDXCメモリカードに対抗した「メモリースティックXC」を発表しました。
SDXCメモリカード同様、最大2TBの記録容量を実現しています。
詳細は以下から。
メモリースティック XC シリーズ | メモリースティック
ソニー内部にある「One Stop Site for Formats」運営事務局が運営している、メモリースティック対応製品を企画および開発する企業などに対する技術支援サイトによると、メモリースティックの新規格として「メモリースティックXC」という規格が策定されたそうです。
「メモリースティックXC」はSDXCメモリカード同様、ファイルシステムにexFATを採用しており、「メモリースティックPRO」シリーズを拡張することで、メモリースティックPROの最大記録容量32GBと比較して、約60倍にあたる最大2TBの記録容量を実現したとのこと。
また、メモリースティックPROシリーズ同様、著作権保護技術「マジックゲート」やアクセスコントロール機能にも対応しており、「メモリースティック XC デュオ」「メモリースティック XC-HG デュオ」「メモリースティック XC マイクロ(M2 XC)」「メモリースティック XC-HG マイクロ (M2 XC-HG)」の4種類がラインナップされています。
「メモリースティック XC デュオ」と「メモリースティック XC マイクロ」の仕様。理論上の最高転送速度は160Mbpsで最大容量は2TBです。
「メモリースティック XC-HG デュオ」と「メモリースティック XC-HG マイクロ」の理論上の最高転送速度は480Mbps。こちらも最大容量は2TB。
あくまで規格が策定されただけで、製品化の発表がまだ行われていませんが、SDXCメモリカードに対して何らかの優位性を獲得することができるのでしょうか…?